「7年の夜」(2018) アマゾンレビューは3.5/5程だが、典型の見る者を選ぶ映画に思えた。 因みに、私はこうしたシンプルな展開だが、色々と考えさせるシリアスなサスペンスが大好きである。更に、贔屓のチャン・ドンゴンのサイコぶりは、実にハマってていた。 救いようのない最低の悪人なのに、イケメンの次元を超えたカッコよさが、見る者を泥沼の世界へと一気に引き摺り込んでいく。 それに、娘役のイ・レがやけに . . . 本文を読む
”クズを入力すると、クズが出力される” この言葉は、主人公ジム・ブロディの親友でロス市警の警部補であるフランク・レンナの言葉である。 この言葉が何を意味するか?は、576頁にも及ぶ分厚いハードボイルド、いや超巨編ミステリーを読んで理解して頂く他ない。 結局、悪と闇いう大きな権力は僅か一人の白人によってあっさりと崩れ落ちる訳だが、そこに到達するまでに、どれ程の犠牲と試練と危 . . . 本文を読む
才能があるから成功するのか?成功したから才能があったのか? 人よりも努力すれば成功するのか?努力したから成功できたのか? 成功の法則とは異常なまでに抽象的だ。エジソンが言う様に、”1%の閃きがなければ99%の努力は無に終わる”のだろうか。 私が思うに、成功するには才能は勿論、環境と努力と運の4つが必要だと思う。環境と努力をセットと考えれば、才能と環境と運の3つであろうか。 . . . 本文を読む
「前半」以来、昨年の11月ぶりですが、大まかに振り返ってみます。 「ラッセルのパラドクス」では、命題(初期条件)を真か偽で判断した場合、どっちつかずの矛盾が発生する。つまり、条件を野放しに定義すると、素朴集合論の中に”ラッセルの矛盾”が生じる。有名な例としては、”床屋のパラドクス”や”ゼウスのパラドクス”等がある。 この矛盾 . . . 本文を読む
最近は殆ど夢を見なくなった。 いや、見てはいるのだろうが、印象が薄すぎて殆ど思い出せない。 しかし、今回見た夢は非常に鮮明に覚えている。 夢の舞台は、とあるバーだった。 私はある旧友と待ち合わせをしていた。 その男は、今ではそこそこ事業に成功してるらしく、下から上までブランド品で飾られていた。 それに比べ、私は愛妻に先立たれたばかりで、1人モン状態である。 小柄だが恰幅のいい男は、昔とちっとも変 . . . 本文を読む
人は、余計をする生き物である。余計に余計が群がり、更に多くの余計を生む。 入場料7500円の万博という(空騒ぎの)宴の後は、大阪市民や府民の税金(全国民も含む)がこうした余計に更に注ぎ込まれる。 ”今、恥を偲んで辞めたら1000億ほどで済む”との声も多い。 事実、昨年は自民党と公明党が東京五輪をネタに公金(税金)を支持者に配り、今度は維新が万博をネタに公金を使う。&rdq . . . 本文を読む
アジア大会のサッカーが熱い! ラグビーワールドカップも凄い! バレーボール最終予選も熱すぎる。 バスケットのワールドカップも思わず見入ってしまった。 かつては大の野球ファンだった私だが、シーズン末の消化試合を見てると、野球もメジャーも時代の波に乗り遅れた”斜陽のスポーツ”に、寂しいものを感じてしまう。 そんな中、日本人にとって唯一救いなのが、大谷の日本人初のメジャーHR王 . . . 本文を読む
ジャニーズとズブの関係にあるNHKだが、記者会見場で質問拒否”リスト”を敢えて公表し、ジャニーズ事務所の内部告発(みたいな事)をしたのに対し、そのNHKは”自社の内部調査はしない”という。 まさに、ジャニーズの”罪”とNHKの”泥”の擦り合い的な様相を見せ始めてはいるが、こういう時は相手の出方を冷静に . . . 本文を読む
数学の世界には、背理法というものがある。 仮に、ある物事の全ての要素を否定し、その仮定の下で矛盾がない事が解れば、全ては問題なく排除できる。但し、厳密に言えば、”無矛盾性”と”正しい”は必ずしも同義ではなから、明らかに単純な物事の矛盾を証明する際に多く用いられる。 例えば、NHKの全ての要素を否定してみる。その仮定の下で矛盾や不満は起きるのだろうか . . . 本文を読む
米ペンシルベニア大学のカタリン・カリコ氏と同大学のドリュー・ワイスマン氏が2023年のノーベル生理学・医学賞を獲得した。 メッセンジャーRNA(mRNA)技術を開発し、”開発には少なくとも数年かかる”といわれた新型コロナワクチンを短期間で実用化に導き、結果として多くの命を救った業績が評価された。 mRNAとは、たんぱく質の遺伝情報である設計図(メッセージ)だ。つまり、mR . . . 本文を読む