象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

ゴッホとゴーギャン〜「ひまわり」がもたらした希望と挫折、そして未来

2020年11月30日 04時21分01秒 | お題
 映画「永遠の門〜ゴッホの見た未来」を見た。感動的な作品でもあったが、史実とは多少かけ離れてたみたいで、ウ~ンという所もあった。しかし、ゴッホの視点で忠実に描かれてたのは嬉しくもある。 ゴッホに関しては、”アルルの寝室”でもブログにしたが、ゴッホを語るにはそれだけで足りるものではない。モネを語るにはマネが必要な様に、ゴッホを語るにはゴーギャンの存在が不可欠なのだ。 という事 . . . 本文を読む

エリートが暴走する時、大衆は凶器と変わる〜「大衆の反逆」と大衆が生み出す権力

2020年11月28日 05時20分56秒 | 読書
 ”誹謗中傷と権力批判は別もん”に寄せられたコメントに”大衆の反逆”というのがあった。人と違ってるという事が誹謗中傷のネタになり、”大衆の反逆”を生み出すとしたら? ”強者が強者に敗れ去る時、屈辱は憐れみに変わる”でも書いたが、”大衆の反逆”が古い権力を打ち砕くとしたら?そして、 . . . 本文を読む

強者の幻影に狂わされた栄光の巨人〜強者が強者に敗れ去る時、屈辱は憐れみに変わる

2020年11月27日 04時12分28秒 | スポーツドキュメント
 別に、ソフトバンクのファンでもないが、勿論巨人のファンでもない。 今年の日本シリーズには、栄光の巨人軍の”本気度”を見たかった。いや、日本プロ野球の新旧盟主対決という”素手の殴り合い”が見れる筈だった。 しかし蓋を開ければ、結果論だがソフバンと読売との戦力の差は明らかな様に思えた。それ以上に、コーチ陣のヘッドの差が歴然としていた。 故に、昨年よりも . . . 本文を読む

筑後弁と”くさ”と、ツィートの”草”と”w”

2020年11月25日 15時06分27秒 | 独り言&愚痴
 最近は、コメントの末尾に”草”を付けるツィートが多いように思う。 気になって調べてみると、最初はツィートの末尾に”笑”をつけてたらしいが、wに代わり、wwwが草に似てるから、ツィートの最後に”草”が付けられる様になったとされる。 しかし本当にそうだろうか? 昨日も日本シリーズの第3戦を見てたら、SBの長谷川選手が1塁まで全力 . . . 本文を読む

誹謗中傷と権力批判は別もんだ〜ネット上の批判は誰が為にある?

2020年11月24日 07時31分40秒 | ブログ系
”巨人のV9なんて八百長よ” 多くの弁護士は、書いてる事に公平性(或いは公共性)と中立性と真実性があれば、違法ではないと言うが、それでも相手を傷つける強力な凶器となる事は多々ある。 真実と言う名の凶器を、誹謗中傷とみなすかは別問題として、物事の真相は何時の世も大きな物議を醸すものだ。 ”巨人のV9なんて八百長よ”と、死んだ兄は口癖の様に言っていた。  . . . 本文を読む

だから探偵モノはやめられない〜「ナイブズアウト」に見る、アガサ・クリスティー系サスペンスの王道とは

2020年11月22日 02時47分39秒 | 映画&ドラマ
 若い頃はよく映画を観たもんだ。しかし、歳を取るにつれ、映画を見るのが億劫になった。そして今や、苦痛になった。 昨晩見た映画は、古き良き時代の英国の探偵モノを眺めてるようだった。 中盤までは、「Wの悲劇」を見てるようで、エンディングも同じ感じになるのかなと、少し冷めた視点で眺めていた。 主役はダニエル・クレイグ演じる探偵ブランと、アナ・デ・アルマス演じる看護師マルタ。見るからに渋くてしつこそうなブ . . . 本文を読む

悲しいけど、昔の歌ってやっぱり素晴らしい〜「悲しい色やね」に見る、意外性が生んだ世紀のヒット曲

2020年11月19日 07時47分06秒 | 芸能&三面記事
今の歌が詰まらない訳でもない。昔の歌が凄かった筈もない。歌謡曲は所詮、歌謡曲なのだ。 しかし、一昔前の歌を聞くと、不思議と心が洗われる様な気になるのは、気のせいだろうか。まるで人生という名の泥沼を洗い流してくれる様な気分になるのは、何故だろう? 別に、”音楽のある風景”のセールスでもないが(笑)、特にバブル末期の昭和の歌は生意気にも映る。しかしそこには、今の歌にはないある種 . . . 本文を読む

愚かな暴力が生み出す悲しみ〜「テン・カウント」に見る破壊と破滅の物語

2020年11月18日 04時14分37秒 | 読書
 ”テンカウント”を聞いた筈のトランプが、リング上で仁王立ちになり、”オレこそが勝者だ、判定は間違ってる”と喚き散らす。 ボクシングでは、試合後の判定にイチャモンがつく事がある。最近では、明らかにおかしい判定には再試合が義務付けられる事もある。 昔はレフェリーが裁定してたが、負担を考慮してか、今では3人のジャッジメントが行う様になった。故に、際どい判 . . . 本文を読む

虚数に憑かれた男たち〜「素数の音楽」に見る、リーマンとルイ•コーシーの意外な関係

2020年11月17日 01時13分52秒 | 数学のお話
 ゲッチンゲン大学に留学したリーマンが一番没頭したのは、ガウスでもディリクレでもヤコビでもなく、”数学の革命児”ルイ・コーシーの論文であった。 ”リーマンの謎、3の1”でも書いた様に、リーマンの謎を語るには、コーシーの複素関数論を抜きには語れない。 リーマンに”複素解析”という最終兵器がなかったら、リーマン予想(1859)はお . . . 本文を読む

お前らこそが詐欺だ〜”アメリカの一番長い日”に見る共和党の腹黒さと憂鬱と

2020年11月16日 06時15分01秒 | 芸能&三面記事
 ”このリングには勝者が2人いる。こんな事が許されるのか!” 1990年2月、東京ドームで行われたマイク・タイソンvsジェームス・ダグラスの試合後に、ドン・キングが放った言葉だ。 確かに、ダグラスのダウンは10カウントを超えていた。しかし、試合はそのまま続行され、逆にタイソンが10カウントを聞き、キャリア初の敗北を喫した。 当然、訴訟になると思ったが、ダグラスの勝利は覆らな . . . 本文を読む