象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

復讐と憎悪の先に・・〜ドラマ「ギバーテイカー」(2023)

2024年06月30日 06時32分15秒 | 映画&ドラマ
 原作では“妹が殺された刑事”の設定だったが、“娘が殺された元小学校教師”へと変更したお陰で、結構濃密でシリアスな展開となる。 「TOKYO VICE」では、”シリアスなドラマは日本人では描けない”と書いた。が、勿論、多重階層に展開する「BOSCH」と比べるべくもないが、私が理想とするドラマには近いと思えた。 いや、そう思わせ . . . 本文を読む

日米開戦の真相と虚構〜「裏切られた自由」に見る、フーバーの証言と先見性

2024年06月29日 07時06分24秒 | 戦争・歴史ドキュメント
 「キューバ危機」(D・A・ウェルチ他著)を読み返してたら、「失われた自由」(ハーバート・フーバー他著)という本の存在を知る。 上巻だけで700ページを超える。その時点でタダモノではない歴史書だという事が、直感でも理解できた。 第31代米大統領H・フーバーが、第2次世界大戦の過程を詳細に検証した回顧録だが、誰もが避けたいと思っていた2度目の世界大戦が起きたのは何故か? ”正義の連合国& . . . 本文を読む

天皇とその周りに群がるハエたち〜今の皇室なら排除した方が国民の為だろうか

2024年06月28日 04時27分09秒 | 芸能&三面記事
 こういう記事を見る度に、天皇制を長く維持している国家の民でいる事に、腹立たしさとアホ臭さを感じてしまう。まるで、皇室に群がるハエどもである。 はっきりと言うが、天皇制は潰した方が世の為であり、庶民の為でもある。もっと言えば、天皇制という虚像にはウンザリなのだ。 天皇制を養護するムラ社会の古い世代からすれば、”天皇は神様の化身だ!そんな事言う奴はケシカラン!”とお叱りを受け . . . 本文を読む

蘇る天才アーベルのアイデア”その5”〜1824年の論文と解の不可能性(中盤)

2024年06月27日 04時36分56秒 | 数学のお話
 前回「その4」では、アーベルの不可能の証明の第1段階を紹介しましたが、一気に進みすぎたので、今回はその補足として、1つ1つ解説しながら振り返りたいと思います。 前回とダブる所が多々あるとは思いますが、悪しからずです。 アーベルの証明には、”解を添加する”という言葉が最初に登場する。 これは四則演算で閉じた体をFとし、それに新しい要素γを追加した時、Fの元と&g . . . 本文を読む

今どきの中華製IH調理器〜壊れ安いのは偶然か?必然か?

2024年06月25日 04時53分50秒 | お題
 最近、IH調理器の具合がよろしくない。 昨年5月に、ヤフオクで落とした中華製のIH調理器(2018年製)だが、1700円(送料1280円込み)と安かったせいか、最初から熱検知アラームに悩まされ、調理がしばし中断していた。 一方で、壊れやすいと噂やレビューが絶えない某メーカーのIH調理器だが、しつこい焦げ付きを重曹とアルミ箔を使って除去し、一時は調子が復活してただけに残念ではある。 慢性的な熱暴走 . . . 本文を読む

オッペンハイマーの謝罪と涙が曝け出す、核抑止論の限界と矛盾

2024年06月23日 06時58分27秒 | 戦争・歴史ドキュメント
 オッペンハイマーは私達が研究室に入るや、”ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい”と涙ながらに謝るばかりだった。 そう語るのは、1964年に被爆者などが証言を行う為にアメリカを訪問した際、通訳として同行したタイヒラー曜子さんで、2015年に記録した映像が広島市のNPOに残されていた。 タイヒラーさんは、この時の訪問団の1人で、広島の被爆者で理論物理学者の庄野直美さんなど . . . 本文を読む

蘇る天才アーベルのアイデア”その4”〜1824年の論文と解の不可能性(前半)

2024年06月21日 14時35分49秒 | 数学のお話
 前回「その3」では、5次対称群と5次交代群と5次方程式の可解性との繋がりを、正12面体を使って証明しました。 ガロアが方程式のガロア群により代数的非可解性を証明したのとは対照的に、アーベルは方程式の可換性に着目し、非可解性の証明にこぎ着けました。 勿論、”可換な解の対称性”という視点では両者共に共通してますが、ガロアこそが解の置換を方程式の群として論じた最初の人物でした。 . . . 本文を読む

コロナウイルスから人食いバクテリアへ

2024年06月20日 05時05分52秒 | 健康
  こういう話を聞くと、背筋が凍りつく。 元中日で、現在は独立リーグ信濃に所属する滝野要外野手(27)が”人食いバクテリア”に感染してた事を自身の動画サイトで報告。 ”手術をまたやらないといけない。本当に危なかったが、もう一寸遅かったらどうなってた事か・・”と恐怖を綴った。 滝野は、(先月の)24日に”緊急入院、手術になりました . . . 本文を読む

世界核戦争の回避は偶然か?それとも必然か?〜”キューバ危機”その3”

2024年06月18日 07時12分17秒 | 戦争・歴史ドキュメント
 21年9月末以来の”キューバ危機”ですが、映画「13デイズ」(2000)でも描かれた様に、13日間の両大国の攻防が大きな焦点となりました。多少は脚色されてますが、米国政府の混乱と薄氷を踏む様な意思決定のプロセスを描いた作品としてはよく出来てると思った。 「決定の本質」(1971)の中で著者のグレアム・アリソンは、この本では、キューバ危機を分析する為の複数の”視 . . . 本文を読む

キャンペーン的中ならず・・・でも

2024年06月17日 02時20分28秒 | お題
 タブレットPC(NEC製)は当然ながら落選となったが、敗者復活の”選べる”デジタルギフト1000円分には当選した。 期待値で言えば、20000本が用意されてるから、1000円×(20000本/総計35000名)=571円となる。 つまり、誰でも応募さえすれば、少なくとも571円の期待値が得られると直感で計算するだろう。が、これは全くの勘違いである。確率は1/2 . . . 本文を読む