《腐った死体よりも、生きてる人間の方が悍ましい》 今日は、元監察医の上野正彦氏の『死体は語る』です。ま、これはベストセラーなので、皆も一度は目にした事があるかと思います。私もずっと昔読んだ記憶があったんですが、ある方のブログを読んで気になったので、もう一度読み返しました。図書館で二冊借りたんですが、『東京検死官』(山崎光夫)も気になってた本です。 "生きてる人間を扱うよりか、死体の方が遥 . . . 本文を読む
『ハンズオブストーン』全くそのままのタイトルですが。 ボクシング好きにはもう震えが止まらないですね。私の大ファンであるあの"石の拳"のロベルトデュランが、とうとう映画になったんです。作品の出来はともかく、非常に懐かしく映った。流石に、ガキの頃に馬を殴り倒したという神の拳には触れてなかったが。初の世界タイトルを獲得したブキャナン戦、レナードとの激闘に、復活の . . . 本文を読む
全く笑えない漫画の様な、それでいて怖くなる様なお話で・・・ 日本が、NSA(アメリカ国家安全保障局)の契約社員如きに(と言っては失礼か)、丸裸にされてたとは。スノーデンがどうのと言うより、こっちの方が辛いし、悲しい。 スノーデンもアメリカも、相手を丸裸にしたつもりが、自分達が丸裸にされてたとは、全く笑うに笑えない話。NSAは違法となる米国人の通信までをも傍受してたのだ。"安全に暮らした . . . 本文を読む
『女神 マリリン・モンロー』何を今更モンローですが。今日は、性の歪みに支配されたオンナの悲劇についてです。NHKでケネディ暗殺の番組があってたので、この本を思い出します。 モンローに関するこの暴露本は長すぎて、辛辣過ぎて、タイト過ぎて、でも最高ですね。英国人ジャーナリスト、アンソニー•サマーズが2年以上の歳月をかけ、600人以上の関係者から取材し、数々の新証言を得た上、これまで隠されてい . . . 本文を読む
『全体主義の起源』の著書で有名なハンナアーレントです。 "考える事をやめる時、凡庸な悪に囚われる"というサブタイトルに、お手上げですな。全く、"考える事をやめる時、凡人は悪になる"のでしょうか。 戦争の一番厄介なものは、こういった"絶対多数の最大悪"というか。大衆の数だけ悪が蔓延り、その絶対悪に染まった大衆が戦争の犠牲になるかもです。 アイヒマンを怪物的な悪の権化ではなく、思考の欠如し . . . 本文を読む