自民党の総裁選挙が連日の様にワイドショーでは報じられてはいるが、TOP3は石破、高市、小泉と順に続くが、どうやら人気先行で総裁が決まる勢いである。 一方で、政治家には資質というものがあり、総裁になるには器というものがある。更に、人間としての完成度の高さも求められるし、表面上の学歴ではなく知能の高さも求められる。 特に、国家の主としての最大の武器は外交にある。この外交は、主に知能の高さに支えられる . . . 本文を読む
少しでも気に入らん事があったら、すぐに”喧嘩だ!戦(いくさ)だ!全面戦争だ!”と叫ぶ連中がいる。 私のド田舎にも、そういう条件反射系攻撃型親父が多い。そのくせ、実際に喧嘩になると、真っ先に姿をくらます。 太平洋戦争でも、アメリカと司法取引をして、戦犯を免れた陸軍上層部がどれ程いただろうか?また、そういうのに限って戦争反対を唱えれば”敵前逃亡”と喚く . . . 本文を読む
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンには、有名なある逸話がある。 少年はある日、父親が大切にしていた桜の木を折ってしまった。父親に問い詰められたジョージは、素直に”自分がやりました”と白状して謝った。それを聞いた父親は、息子を叱らず”お前の正直な言葉は千本の桜の木よりも価値がある”と、逆に息子を褒めたという。 実はこの逸話は、ある牧師が子供向け . . . 本文を読む
2021年の議会占拠事件に関与した前大統領のトランプ氏だが、米連邦最高裁は1日、トランプ氏に”免責”特権が認められるか?を争った事件を下級審に差し戻した。従って、11月の大統領選前にトランプ氏が同事件で裁かれる可能性はほぼ消滅した事になる。 一方で、”暴徒を議会に送り込んだ男は有罪となる可能性がある。これは国民への冒涜だ”と、バイデン大統領は最高裁 . . . 本文を読む
「キューバ危機」(D・A・ウェルチ他著)を読み返してたら、「失われた自由」(ハーバート・フーバー他著)という本の存在を知る。 上巻だけで700ページを超える。その時点でタダモノではない歴史書だという事が、直感でも理解できた。 第31代米大統領H・フーバーが、第2次世界大戦の過程を詳細に検証した回顧録だが、誰もが避けたいと思っていた2度目の世界大戦が起きたのは何故か? ”正義の連合国& . . . 本文を読む
オッペンハイマーは私達が研究室に入るや、”ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい”と涙ながらに謝るばかりだった。 そう語るのは、1964年に被爆者などが証言を行う為にアメリカを訪問した際、通訳として同行したタイヒラー曜子さんで、2015年に記録した映像が広島市のNPOに残されていた。 タイヒラーさんは、この時の訪問団の1人で、広島の被爆者で理論物理学者の庄野直美さんなど . . . 本文を読む
21年9月末以来の”キューバ危機”ですが、映画「13デイズ」(2000)でも描かれた様に、13日間の両大国の攻防が大きな焦点となりました。多少は脚色されてますが、米国政府の混乱と薄氷を踏む様な意思決定のプロセスを描いた作品としてはよく出来てると思った。 「決定の本質」(1971)の中で著者のグレアム・アリソンは、この本では、キューバ危機を分析する為の複数の”視 . . . 本文を読む
”彼は愛されない事が運命づけられている”との呪いのコメントは、今でも語り草になっている。 5年前の大統領選挙で73%の得票率で大勝利を収めたゼレンスキー氏に浴びせられたテレビ出演者の発言は、”彼には下り坂しかないだろう”との推測だった。 推測通り、支持率は下がった。それでもゼレンスキーは安定を望む声を背景に、自身の尽きる事のない魅力を利用し、任期を . . . 本文を読む
防衛省はアメリカの巡航ミサイル”トマホーク”について、最大で400発取得する契約を正式に結んだ。トマホークは、相手のミサイル発射基地などを攻撃する”反撃能力”の手段としてアメリカから購入するもので、当初の予定を1年前倒しし、2025年度から(現行の)1世代前のブロック4を、26年度から最新型ブロック5を合わせ、最大400発を取得。イージス艦搭載の関 . . . 本文を読む
国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン主任検察官は20日、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐる戦争犯罪容疑で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相らとイスラム組織ハマスの複数指導者らの逮捕状を請求したと発表した。ネタニヤフはこの動きを激しく非難している。 逮捕状が請求されたのは、イスラエルのネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント国防相。ハマス側では政治指導者イスマイル・ハニヤと軍事部門トップの . . . 本文を読む