象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

高木貞治とその時代”その3”(更新)〜クンマーからデデキント、そしてクロネッカーからヒルベルトへ

2024年08月06日 11時30分43秒 | 数学のお話
 前回「その2」では、初回の補足を兼ねたおさらいと、類体論の元となる代数的整数論の歴史(前半)を述べました。 そこでまずは、代数的整数論の基本の基について簡単に復習します。 代数的整数αを有理数体Qに添加して得られる体をQ(α)で表すが、代数的整数とは通常の整数(有理整数)とは異なり、有理整数を係数とする代数方程式で最高次の項の係数が1となる様な方程式の解となる複素数(実数 . . . 本文を読む