神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

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梅家塢龍井

2020-06-03 | 緑茶(中国茶)
少しずつ街の活気が戻りつつありますが、
東京アラートが発動されるなど、第2波の襲来も心配されるところです。

麗茶は6月中旬から教室を再開することといたしました。
参加人数は2~3人とし、マスクやフェースシールドを使用してお茶淹れレッスンを行います。
教室に通うのが難しい方には、ご希望があれば、リモートレッスンを行います。
また、残念ですが、年内は新規の受講者募集は見合わせることといたします。

状況を見ながらのWithコロナレッスンとなりますが、
細心の注意を払いながら、少しずつ前に歩いていければと思います。

昨日、中国の春茶が届きました。
やっと、やっと、真打の登場です。
新茶上市の代名詞と言えばこれ。

気が付けばもう初夏ですが、
それでもこの状況で手に入れることができるのは
本当にありがたいことです(Sさん、謝謝!)。

梅家塢龍井 2020明前 龍井43号

春の苦味がスーッと身体に染み渡ります。
細胞が目覚めるよう。
自然の恵みに感謝しつつ、いただきます。
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蒙頂甘露

2020-05-14 | 緑茶(中国茶)
おうち生活は嫌いじゃないけれど、さすがに3か月目ともなるとちょっと気分転換が欲しくなります。
とうとうニンテンドースイッチに手を出し、「あつ森」を始めてしまいました。
私は魚釣りが下手です・・・・(笑)。

さて、例年であればもう今年の春の緑茶が手元に一通り揃う頃ですが、
今年はやっと一種類だけ入手できました。

高山手工蒙頂甘露 2020年明前 (品種 老川茶)

毎年「オーガニックプーアール」さんから届けていただいています。謝謝!

熟年茶師によって揉捻された産毛の豊富な釜炒り茶。
淹れ方によって風味がかなり変わります。
甘さを楽しみたければ、低い温度で、
上投法など、湯を直接茶葉にあてないようにじっくりゆっくり淹れてみます。
すっきりとした春の苦みがお好みであれば、
茶葉は少なめにして少し高めの温度でさっと淹れます。

四川のお茶は江南よりも早めに作られることが多いので、
毎年教室では最初に飲む春茶になるのですが、
今年は手に入った今も教室はお休みしているので
生徒の皆さんとも分かち合うことができません。
早く皆さんと春の味を楽しめるといいな・・。
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太平猴魁

2017-07-11 | 緑茶(中国茶)
久々に上質な太平猴魁をいただきました。

6月後半から7月にかけて教室で皆さんと味わっています。

こういうお茶を淹れていると、時々思います。

私が皆さんと教室で学んでいるのは
お茶に反映された「文化」なのだ、と。



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明前碧螺春を蓋碗で

2015-04-05 | 緑茶(中国茶)
今日は清明節。
中国ではとても大切な祝日のひとつです。

この日より前に摘まれた茶葉は明前茶と呼ばれます。

茶友のYさんから、貴重な洞庭碧螺春の明前茶を譲っていただきました。

一芯一葉の若芽だけを原料とする高級茶です。

上品な甘みと苦味が春の息吹を感じさせます。


今年もまた緑茶の季節がやって来ました。

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径山茶

2014-06-03 | 緑茶(中国茶)
この時期、サロンには新茶がいろいろ揃います。
5月までは緑茶が中心、6月になると台湾茶、岩茶、鉄観音などが入ってきます。

4月から9月くらいまではサロンでは毎回1種類は緑茶を飲んでいます。
コンスタントに人気があるのはやはり龍井。それから安吉白茶。
また、どこの地域の緑茶でも贈答品レベルのものが手に入ると、それはそれは美味しいです。

その年のベストと思われる緑茶は毎年様々ですが、
今年はなんと言っても径山茶かな。

浙江省杭州市余杭区で作られるこのお茶、
もともと余杭区径山鎮にある禅寺径山寺で作られていた茶がルーツで
日本への茶の伝来にも影響があったと言われています。

龍井茶よりも安いし、ある程度のレベルのものを買えば品質も安定している径山茶、
難を言えば日本では比較的手に入れにくいということでしょうか。

この径山茶は「中国茶アドバイザー・インストラクター」事務局に手配していただいたもの。
中国国際茶文化研究会とのパイプのお陰でこれだけ上質のものが手に入るのですね。

昔商社の中国向け輸出営業に携わっていた頃も実感しましたが
中国は‘関係’(いわゆるコネってやつですね)がものを言うお国柄。
本当に美味しくて上質なお茶は茶葉市場や茶荘に一見さんで行っても手に入らないというのが現実です。

台湾は自分でも何とかいいお茶を買い付けてくることはできますが、
大陸中国はいつもその達人にお願いしています。

現地に何度も足を運び、関係を作り上げ、
上質な茶葉を適正な価格で引いてきてくださるガッツあふれる女士們に感謝、です。
上海小町さん徳田さん、そして今回は事務局の碧眼猫さん

美味しく淹れないと、と身が引き締まる(実際には全然引き締まらない・・・)思いです。



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春だねっ!

2014-04-10 | 緑茶(中国茶)
桜だ、桜だーと騒いでいるうちに清明節も過ぎてしまいました。

もう明前茶はお飲みになりましたかー?

今、手元には四川省の明前茶と(オーガニックプーアールの小野さん、ありがとうございます!)
インド、ニルギリの龍井茶(トップ写真。茶葉屋茶茶の逸見さん、ありがとうございます!)があります。
中国江南の緑茶たちもそろそろ届く予定。

このニルギリ龍井は形も味も西湖龍井とはかなり違うんだけど、
春の味というか、独特の苦みもあって、目が覚める気がします。


庭のハナミズキもだいぶ開いてきました。



春の花と春の味覚、しばらく楽しめそうですね!



★お知らせ★
セブンカルチャークラブ亀有で担当している「中国茶の楽しみ方」講座、5月から春の新講座が開講されます。
毎月第3火曜日の13:00~15:00、5月から10月まで計6回の講座です。
一日体験講座が4月15日(火)13:00~15:00に開かれますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。
お問い合せ・お申し込みは直接セブンカルチャークラブ亀有(TEL:03-3838-5511)までお願いいたします。


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狗腦貢茶

2012-05-02 | 緑茶(中国茶)
先日「春風秋月」の緑茶賞味会で淹れたお茶、狗腦貢茶(クノウコウチャ)を少しだけ分けていただいたので、
今日は教室の皆さんと一緒にいただきました。

このお茶を茶会で淹れて欲しいと店主の高さんからから頼まれたとき、
名前が似ているので、江西省の狗[牛古]脳茶(クコノウチャ)のことだと思っていました。
狗[牛古]脳茶は二回ほど飲んだことがありましたし、
茶葉辞典にも載っているだろうと鷹揚に構えていましたら、
HPにUPされた茶会のお知らせに記載されている名前がどうも違う。
狗腦貢茶?聞いたことがない!

辞典を調べても狗腦貢茶の名前は見当たらないし、
HPで検索しても何件かヒットした記事はたいてい「初めて飲んだ」というような内容。
湖南省の狗腦山で採れるお茶で、産地としてはかなり古い歴史があるようですが、
このお茶の名前が世に知られるようになったのは2000年以降のようです。

今回高さんがこのお茶を中国から持ち帰るのが茶会の直前だったので
事前に練習する時間が無く、ほとんどぶっつけ本番でした。
上品でバランス良く、渋みも出ないやさしいお茶なので、
淹れ方に手こずることはありませんでしたが、
当日の他の4種(龍井、碧螺春、恵明茶、恩施玉露)に比べると
味や香りにはっきりとした特色がないため
どのように淹れるか到達点が定めにくいと言う点は苦労しました。

そういえば工藤先生の中国茶サロンがまだ銀座にあった頃、
たくさんの種類の緑茶の中から一つ選んでその場で美味しく淹れてみる、というレッスンをかなり長い間やらされましたっけ。
中には聞いたこともないような名前の緑茶がありましたし、
ババを引くかの如く数年前の少し劣化しつつある緑茶や
スモーキーで日本人の好みではないタイプの緑茶などもありました。
そういうお茶を初見で美味しく淹れるというのはほとんど苦行に近いものがあります。
でもあの時に鍛えられたことが今生きているのかもしれないなあと思っています。
少なくとも、お茶を淹れる前に「このお茶を自分はどう淹れたいか」と言うことを考える習慣はついたと思います。

で、狗腦貢茶。
どう淹れたらいいか?
結論としては、ガラスコップにお茶を直接放り込んで、
自分で微調整しながらお湯を足して自分の好きな濃さで飲むのが一番かも?
(結局それですか・・・


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安吉白茶

2012-04-24 | 緑茶(中国茶)
週末は届いたばかりの新茶のテイスティングをしました!
緑茶のテイスティングってハードなんですよね、結構胃に来ます。
飲み込まなきゃいいんだと思いつつ、やっぱり飲んでしまう。

今期第一弾、第二弾で届いたお茶の中ではこれが一番でした。
浙江省の安吉白茶。
上海小町さんイチオシの新茶です。

びっくりするようなフラワリーな香り。
茶葉もとってもキレイ。

産地の安吉県は浙江省湖州市、太湖の西南に位置します。
白茶という名前は一般の茶葉に比べ白っぽい色をしている白茶種から作られることから。
れっきとした緑茶です。

この白茶種、通常よりもアミノ酸の含有量が2~3倍とのことで、
最近は日本でもだいぶ有名になりました。
私も10年ほど前に初めて飲んだときはなんて美味しいんだろうと思ったことを覚えています。
その後、何となく味が落ちたなあと積極的に飲まなかった時期もあるのですが、
この農家さんの安吉白茶はものすごく美味しいですね。

今月~来月の教室でのセンターポジションはこの安吉白茶に任せようと思います♪


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明前碧螺春

2012-04-04 | 緑茶(中国茶)
今日、2012年4月4日は二十四節気で言うところの「清明」にあたります。

二十四節気とは太陽の運行を手がかりに四季の移り変わりに名前をつけたもので、
古代中国で発明され、日本にも伝わりました。
1年のうち、春分と秋分には太陽は真東から昇り、真西に沈みます。
その春分を起点に、太陽の巡りを24等分したものです。

「清明」は「春分(3/21頃)」と「穀雨(4/20頃)」の間にある4/5頃の節気です。
日本ではお花見の季節というイメージですが、
中国では祖先のお墓にお参りし、掃除をする日であり、日本でのお盆のような年中行事になります。
また、春の訪れを楽しみ郊外を散策する日であり、中国国内の人の移動が多く、賑わいを見せる日でもあります。
(有名な清明上河図はこの日に町が賑わう様子を描いたもの。)

お茶にとっても大きな節目となる日で、
新芽で作る緑茶は清明節よりも前に摘んだものを明前茶と呼び、
日本の一番茶と同じように珍重されます。

遙か昔、唐の時代から皇帝は朝廷直轄の茶園を作り、
そこから明前茶を早馬を走らせ届けさせていたと言われています。
稀少で美味しいものを好むのは今も昔も変わりません。
経済発展とともに購買力が増大した中国の資産家たちは明前茶を求めてコネを駆使します。

このところ年々「明前西湖龍井」や「明前洞庭碧螺春」などのブランド茶は価格が上昇し、
私たち日本人にとっては末端価格がその品質的な価値と見合わなくなってきました。
その上今年は天候不順のため、茶葉の生育が遅れ、
明前の生産量が例年よりも少なくなっており、尚更価格が高騰しているとのこと。

やはり春の象徴とも言うべきお茶ですから、
麗茶の教室では毎年明前茶をお出ししています。
でも今年は雨前茶(清明から穀雨の間に摘まれたお茶)で我慢しようか・・と思っていたところ、
3月に訪中した友人の方々から龍井や碧螺春を少量いただきました。

写真の茶葉は明前西山碧螺春です。
上海小町さんが茶旅で農家を訪れたときに購入したものを譲っていただきました。
(小町さん、謝謝♪小町さんのブログではちょうど茶旅のレポートを連載中です。)

お味の方は、よく言えば上品、もうちょっとコクが欲しいかな、とは思いますが、
こんなに小さくて可愛い芽茶はそうそう手に入りません。
最近は碧螺春と言って売っていても、芽が少し大きくて、
多分四川や貴州あたりの茶葉だろうなというものも多いので、とても貴重です。

教室の皆さんと春の訪れを実感しながらありがたくいただきました。


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貴州の緑茶、ふたたび

2011-11-22 | 緑茶(中国茶)
茶のルーツは中国の雲貴高原である、と言うのを聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

雲貴高原とは、「百科事典マイペディア」によれば
 -中国南西部,雲南省,貴州省の大部分と湖南省,四川省および広西チワン族自治区の一部に及ぶ大高原。
  標高1000~2000m。夏涼しく冬暖かく,米,麦,雑穀,ナタネ,ケシの農産がある。

さすがにルーツと言われるだけあって、
雲南省、湖南省、四川省は現在でも有数の茶産地であり、
名の知れた銘茶も数多くあります。
それに比べて、貴州省はあまり有名なお茶がないなあ、という印象でした。
私自身も今まで貴州省のお茶というのは緑茶を一種類くらい飲んだことがあるだけでした。
もちろん現地へ行けばきっとそこで作られるお茶を飲めるのでしょうが、
あまり外へは出てこないのかしら?と思っていました。

それが、今年に入って貴州省の緑茶をお土産で2回もいただきました。
どちらも北京にいらした方のお土産です。
(前回のお茶レポは「貴州の緑茶」にて)
貴州省の茶業関係者も中央へのアピールを強化し始めたということでしょうか。
地方が経済力をつけてきて、その特色を出しながら全国展開に乗り出したということかもしれません。

最近の中国でのスポット的なお茶ブーム、
例えば雲南省のプーアール茶ブーム、福建省の金駿眉ブーム、武夷岩茶ブーム、湖南省の安化黒茶ブームなどは
中国の国内消費の高まり、投機ブーム、健康志向とあいまって、
その地方の政治力というのも関係しているような気がします。
(このあたりのお話は茶農さんのブログにもちょっと触れられています。)

まあ、前置きはこのくらいにして、早速飲んでみました、「雷公山清明茶」。
見た目はボディーの強そうな感じに見えますが、
高山気があるといいましょうか、甘くてクリアな味わいです。
美味しい緑茶です。
白磁蓋碗に少量の葉をいれて、ゆっくりと抽出しながら啜りたい感じですね。
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