神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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5月のANOMAミニ茶会

2006-05-28 | お茶会
ANOMAの月例ミニ茶会、今回は日本茶がテーマと言うことで、
なかなか自分ではいただくことのできない日本茶との出会いを期待して参加してきました。

茶譜は

紅ふうき (静岡) 釜炒り
香寿 (静岡) 釜炒り
桜の香りのするお茶 釜炒り
茶花の入ったお茶 深蒸し
無農薬有機栽培の紅茶 (狭山)
包種茶二種 (狭山)
阿波番茶 (徳島)
コンテスト茶 (狭山) 浅蒸し

お茶の説明と写真はともっっちさんのブログに詳しいのでそちらにお任せ。
(ともっっちさん、感謝!です)

「香寿」はデラウェアの香りがして、美味しかった!
今回は釜炒りの日本茶を数種類いただきましたが、
それぞれ個性のある素敵な香りが楽しめました。

狭山の紅茶も気に入りました。茶壷で淹れたのですが、
時間を置きすぎても全く渋くなることなく、
煎を重ねてもずっと甘さが続いていました。

コンテスト茶(写真左が淹れる前の茶葉、右は二煎目を淹れた後の茶葉)は
さすがの旨味、茶葉の美しさが秀逸でした。
二煎目以降少し高めの温度で淹れると、
また味わいが変わって、違った風味を楽しめました。

お茶請けもいつものように美味しくて、
お腹いっぱい、大満足でお開きとなりました。
中でも瀬戸内海のしらす、チリ産のほおずきは皆の話題の中心に。
星川さん、いつもありがとうございます
コメント (8)
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7581文革磚@世逢

2006-05-26 | 茶旅
台北に行ったらプーアル茶を買ってみよう、と思っていた。
恥ずかしながら店頭でプーアル茶を買うのは初めて。
興味を持ち出してからまだ2年にならないし、
通販でしか買ったことがなかったから。
当然普洱茶譜に載っているような高価なヴィンテージ固形茶は
まだ買ったことがありません。

台北旅行3日目、友人が皆帰国して一人残ったので意を決して行ってみることにする。
建国南路と信義路の交差点に程近い場所にある「世逢」。

迪化街で買い物して足ツボマッサージを終え、タクシーに乗る。
司機先生、番地を見せてもどのへんだかよくわからなかったようでちょっと焦る。
週末の建国花市をやっていたこともあって、反対側の道にある店も見えず
いちかばちかUターンしたその目の前に「世逢」があった。
司機先生とガッツポーズをして降りる。


店に入ると小姐が「台湾茶?普洱茶?」と聞いてきたので
「我要普洱茶」と返すとニッコリして席に座るよう薦められる。
話しかけてくれた小姐とそっくりなちょっと年上の小姐(お姉さん?)が座ってお茶を淹れていた。

台湾のお客さんが二人座っていて、既に二種類のプーアル散茶を飲んでいたので、
それをまず試飲させてもらう。
ひとつは水色が真っ黒で穀物系の味がするタイプ。
もうひとつは水色が赤褐色で透明感があり、味もキリッとして奥に甘さのあるタイプ。
後者がいい、と言うと「もう一回ゆっくり飲んでみて」と後者の散茶を淹れなおしてくれた。

隣に座っていた台湾の女性は前者のほうがいいと言う。
「好みは違う。どちらがいい、というわけではない」とお姉さんが語る。
どうやら座っていた台湾人のお客さんは買いに来たわけではなく、
別件の仕事で来訪していたようだった。

「やっぱりこれが美味しい。他に何かお勧めある?」と聞くと
今まで買ったことのある餅茶の値段を聞かれた。
通販で買ったことのある値段を言うと、
棚から磚茶を出してきてくれた。

「これは30年くらいたってる」と言って、目の前で二つに割って崩してくれる。
おお、美味しい。

横に座っていた男性が「文革か?」と聞く。
「そう。どれが美味しかった?」とお姉さん。
「どれも美味しくない。プーアルは嫌い」と答えるオジサン(笑)。
それにしては飲んで銘柄を当てるとは詳しいじゃないか。

「こっちは今飲んでいる磚茶の倍の値段はする。飲んでみる?」
とタッパーに入って崩してある茶葉を取り出して淹れてくれる。
タッパーには「73厚磚」と書いてある。ほほぅ。
当然美味しい。こちらのほうが甘みが強い。でも高いよ・・。

何だかまったり二種類の磚茶をいただく。
途中からもう一人台湾語でしかしゃべってくれないオジサンが加わって
皆あまりプーアルには興味が無さそうだった(笑)。

かなり日も傾いてきたのでそろそろ腰を上げることにする。
文革磚を50g。
ゴメンナサイ、ケチ臭くて。
100g買おうと思ったんだけど、最後の日の夕方だったし、
財布に台湾ドルがもうあまり残っていなかった。
というか、予算もこのくらいのつもりだったのよ。
磚茶を崩してくれるとは思わなかったもんだから・・。
お姉さんには「カードもきくよ。次来たときは同じものはもっと高くなってるかも」
とまで言われたんですけどね。
いや、ホント、今回は予算オーバーになるから。


家に帰ってきて淹れてみる。
美味しい!
朝鮮人参の香りを感じる。
やっぱり100g買えば良かった
コメント (11)
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龍井茶@寶田荘

2006-05-25 | 緑茶(中国茶)
この時期、昼間はほとんど毎日緑茶を飲んでいます。
それでも毎年自分ひとりで消費するのは半斤もないくらいかな。
(家人は作り置きの麦茶ばかり飲んでいる)

普段飲みの緑茶、今年はどこから買おうかと迷っているところに
プーアール茶.comで龍井を買えると言うので注文してみました。

現在は既に完売ですが、店長のふじもとさんが率直な感想を聞かせてほしいとのことでしたのでエントリーします。

悪くはないけれども「好!」と言えるほどではなかった、
というのが正直なところ、でしょうか。

香りを立てようと少し高めの温度(80~85℃)で淹れると
香りは上手く立たずに渋さが出てしまう。
お茶自体にはパワーがあるので、
低温にしてじっくり淹れると甘さが出て美味しかった。
高温で淹れる場合でも、グラスにほんのひとつまみの
少な目かな?と思うくらいの量でいただくと
落ち着いた味わいが出て美味しいです。

やはり龍井には香り立ちと甘さを両立させることを期待してしまうので
その点はいまひとつ、という感じでした。
コストパフォーマンスとしては日本で購入できる同価格帯の龍井と比べても
味はいいほうだと思うので、
(本当はあともう少し安くしてほしいのが本音)
普段飲みにはいいのではないでしょうか。

・・・と言うのが私の個人的な感想でした。
コメント (2)
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冶堂

2006-05-24 | 茶旅
今回の旅行では、前から行きたいと思っていた「冶堂(イエタン)」を訪れることができました。

最近人気のスポット、永康街を進み、「回留」の角を曲がっていくと住宅街の並びに「冶堂」はあります。
一歩入ると、アンティークでしつらえた、別世界のような空間が広がります。
片隅に千両茶や古い固形茶も置かれています。

店主の何さんは寡黙で知的な雰囲気の方。
初めに高山烏龍茶を淹れていただきましたが、
木柵鉄観音が飲んでみたいと伝えると、
日本語の上手なお店の女性の方が
「私も鉄観音が一番好きです。
日本のお客さんは高山茶の好きな人が多いので、
鉄観音に興味があると聞くと嬉しいです」
とおっしゃってくださいました。

何さんが丁寧に淹れてくださって、
茶杯が運ばれてきた瞬間から香ばしさがただよいます。
美味しい!
試飲したメンバーは全員購入を即決。

メンバーの中には去年の夏にもここを訪れた方がいらしたのですが、
そのときは木柵鉄観音の春茶の出来がよくなかったので
売りに出ていなかったそうです。
今年は自信作なのでしょう。本当に美味しい♪


早速家でいただいてみました。
ふくよかな甘い香りにとても癒されます。
噂には聞いていましたが、焙煎の具合が絶妙。
何度も茶杯の残り香を楽しみたくなる芳しさでした。
コメント (4)
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暁芳窯訪問

2006-05-23 | 茶旅
去年の3月に訪れて以来、ずっと憧れていた唐子のセット。
ついに一式揃えてしまいました。

今回はそのセットを受け取りにいくために訪台。
行きはほとんど空っぽのスーツケースに大き目のスポーツバッグを詰め込んで、
帰りは一式ハンドキャリーで持ち帰ってきました。
肩こりも何のその!

蔡先生のギャラリーには垂涎モノの茶器がずらり。
唐子柄はいろいろなバージョンが増えていました。


この唐子たちで今回買ってきた高山茶を淹れたいなーと思います。
またそのご報告は日を改めて。
コメント (4)
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台北から帰国

2006-05-22 | 茶旅
3泊4日で台北に行ってきました。

今回の目的はこれ↑。

追い追いレポートいたしますが、とりあえずちょっとだけ自慢(笑)。
コメント (10)
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7582青餅94年プーアル茶

2006-05-15 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.com5月のお試し茶を飲みました。
先月は早期の「7582青餅」をいただきましたが、今回は1994年に再生産されたものだそうです。

陳年茶葉が配合されているからか、これまでの保存状態が良かったのか、
12年モノの生茶としてはとても飲みやすく育っていると思います。
まだ渋さや酸味も感じられますが、
バランスもよく、これから甘さが出てくるとかなり期待できそうな味です。
「8892後期紅印」にも似た力強さがあります。

今すぐ飲むならやはり早期「7582青餅」のほうが文句なく美味しいです。
当然お値段のほうも桁違いなんですが・・・

「7582青餅94年」を美味しく飲むには少し工夫が必要かも。
私は少なめの茶葉で浸出時間も短めで淹れました。

とは言え、煎を重ねていくと、その若さがかえって魅力になっていくから不思議。
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春のお楽しみ☆F/F

2006-05-10 | 紅茶(中国以外の地域)
この時期ワクワクしてしまうのがダージリンのファースト・フラッシュ。
中国緑茶と共に春のお楽しみになっている。

今年はリーフルダージリンハウスから購入。
本当は紅茶教室「2006ファーストフラッシュを楽しむ会」に出たかったのだけれど
すぐに満員になってしまうので断念。

今回買ったのは

 オカイティ農園DJ-1
 タルボ農園ティッピークローナル DJ-11
 マーガレットホープ農園チャイナ DJ-5

リーフルさんからタムサン農園DJ-7と
プッシンビン農園DJ-1のサンプルは送っていただいていて、
タムサンはわりと気に入ったのだけれど25g包装がなかったし、
プッシンビンはちょっと好みと違ったので、
定番ともいえる上の三種を頼んでみた。

今日飲んだのはタルボのティッピークローナル(写真右)。
茶葉を見ただけでも若々しくイキイキとしていて期待大。
ティーポットを使ってゴールデンルールで淹れる。
ティーカップに注いでいる時からグリーニッシュでそれでいて果実のような芳しさ。
飲んでみると、甘い!コクのある濃厚な味わい。後味の爽やかさにも驚く。
いいね、これ。
次は蓋碗で淹れてみよう!
コメント (17)
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本のこと

2006-05-02 | 茶にまつわる文化・芸術
最近ちょっと調べものが多くて中国茶関係の蔵書をひっくり返しています。
そのついでと言っては何だけど、お気に入りの本をメモっておこうかな、と。
(私の個人的な好みなのであまり参考にならないかも、と一応断っておきましょう)

本の保有数は数えてみたら去年の初めは35冊ほどだったのが、今は47冊に増えていました。
最近は中国語の本も買っているので増殖するばかり。

さて、好きな本ですが、やはりお茶紀行とも言うべき旅に関した本が好き。
愛読しているのが
 
 「中国 名茶紀行」  布目潮渢著(新潮選書)

  いつかはこの本をたどって旅したい、と思わせる魅力たっぷり。
  
 「中国茶と茶館の旅」 平野久美子著(新潮社)

  写真がデカイし、有名どころの茶館を押さえてあるガイド本かと思いきや、
  書いてあることはなかなかマニアックで面白く、深い。 

 「中国茶めぐりの旅」 工藤佳治著(文春文庫)
 
  この本の日程どおりに回るのは絶対無理があるでしょーと思っていたが、
  先生と旅行に行ったら本当に回らされた(笑)。

中国茶を知りたい人のための本としては

 「中国茶入門」  菊地和男著(講談社)

  とにかく写真が素晴らしい。中国の美しさを余すところなく伝えている、と思う。
  (もしかしたら実物よりずっと綺麗に撮れちゃっているかもしれません)

 「中国茶の本」  平田公一監修(永岡書店)

  初心者向け、ということではこの本が今のところ一番のような気がします。
  いや、初心者ではなくてもとても見やすくて、ずっと使える本でしょう。

 「中国茶の魅力」 谷本陽蔵著(柴田書店)

  中級者以上向けかもしれませんが、私などが今更言うまでもなく、とてもしっかりした本だと思います。
  (今は絶版なのでしょうか・・?)

最近読んだ本で良かったもの

 「極める台湾茶」 池上麻由子著(グリーンキャット)

  去年上園茶荘にお邪魔した時、林先生がもうすぐ本を出す、とおっしゃっていたのがこの本。
  台湾茶について、歴史から製茶方法、楽しみ方まで愛を感じる一冊です。

ちょっと前までは中国茶に関するムックもたくさん出ていたのに最近見ませんね。
やっぱりちょっとブームは落ち着いちゃったのかな?
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