神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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茶縁の週末 台北の旅2014初夏 Vol.5

2014-06-28 | 茶旅
台北滞在も残すところあと一日半、四日目の日曜日は旧友たちとの約束で埋まっていました。

お昼は「小慢」で小曼さんの美味しいお茶をいただき、午後は台北書院へ。

台北書院では季節ごとに茶会が行われていますが、この日は夏季茶会の日。
石碇で自然生態茶園を営む高定石氏のスペシャルバージョンです。
今回の台北旅行をこの日程にしたのも、この茶会に参加するためでした。

高さんとは茶会の直前に会って挨拶するくらいしか時間が取れず、
「今回一緒に牛肉麺は食べられないのか」と言われましたが、またそれは次回、ね。

四季茶会は2年前の冬季にも参加しましたが、構成はだいたい同じ。
席に着くと二種類のお茶を茶席主が淹れてくれます。
今回のお茶は2013年の高さんの紅茶と2007年の武夷岩茶でした。

私たちの茶席主は羅小姐と言う方。
彼女が着ていた白い茶服はオーダーしたものだそうで、紅楼夢に出てきそうな江南美人の雰囲気が素敵でした。
お茶もとても丁寧に美味しく淹れてくださいました。

お茶を飲んで、舞踏や演奏や京劇を楽しんで、主催の林谷芳氏の(長~い)お話を聞いて・・・3時間ほど。
今回高さんのお話も聞けるのかと思っていましたが、それはなかったのがちょっと誤算だったかな。

余裕を持って組んでいたはずのスケジュールでしたが、茶会が思いの外押したので、急いで次のアポイントの場所へ。




邵老師の茶器のお店「拾歳小玩」です。
邵老師ご夫妻のプロデュースする茶器は今、台北で一番人気と言ってもいいかもしれません。

前日の茶家十職の茶会でもVIP席でお茶を淹れていらした邵老師の本業は中国伝統音楽。
まさしく文人茶の系譜を引き継ぐ茶人と言えましょう。
とても知的でチャーミングな方です。

邵老師に別れを告げて、この日最後の目的地へ。
私の友人C小姐が去年夏に結婚し、新居でお茶サロンを開いたというのでお邪魔してきました。
旦那様とも初対面のご挨拶♪


二匹の猫ちゃんが迎えてくれました。
黒猫の黒漆漆はうらりんの膝の上が何故か気に入ってましたっけ。

C小姐が前の週に行ってきたばかりという武夷山の岩茶を飲ませてくれました。
しばらくしてその日の台北書院の茶会で茶席主を務めていたというEJが加わり、
話も盛り上がって陽明山の温泉に行こうか、なんて流れになりましたが、
さすがに旅の最終日ともなると体力が残っていません。
(留学時代、夜中に友人たちとノリで北投の川辺の温泉に行ったのを思い出しましたよ。若かった、あの頃は。)
次回連れてってね、ということでその日はお開きに。

台北初夏の旅、何だかとっても名残惜しい最後の夜でした。



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點燈の茶會 台北の旅2014初夏 Vol.4

2014-06-24 | 茶旅
うらりんさんとの台北旅行には、いつも何らかのギフトがあるような気がします。

今回は本当に偶然に夜中に私がのぞいていたFBページで
台北滞在中に李曙韻老師の主催する茶会があることを知りました。

李曙韻老師は1996年頃から台北「人澹如菊」を主宰、
3年前には活動の中心を北京に移し、
現在は北京と台北で「茶家十職」を立ち上げ茶文化交流に尽力する事茶人です。

「人澹如菊」の茶会と言えばうらりんさんの茶事の原点。
私は参加したことはなかったのですが、うらりんさんから話を伺ったり、
雑誌や李さんの本でその様子を知っていたこともあり、
かねてから機会があれば参加したいと思っていました。


今回の茶会は「兩岸慈善交流募款・點燈茶會」と銘打たれ、
中国大陸の生徒さんと台湾の生徒さんとの交流も兼ねており、
淹れ手は中国と台湾から半々で担当します。

また、この茶会はチャリティでもあり、
収益金は「台灣佛教慈濟基金會」を通してフィリピン台風災害への救援金に充てられます。

場所は士林の隱竹齋茶書院。
最近の李さんの台北での講座はほとんどこの場所で行われています。
永康街に最近増えている〇〇茶書院のような場所かと思いきや、
ここは高級マンションのワンフロアぶち抜きのサロンで、
セキュリティも厳しく、ふらりと立ち寄れるような場所ではありませんでした。

写真も一切禁止でしたので、雰囲気をお伝えすることは難しいのですが、
まさしくセレブリティのサロンという感じ。
(セレブリティのサロンって行ったことがないので想像です!)
うらりんさんのお友だちや、前々日にお茶屋さんで知り合った北京の人がいたので
待合での孤立は免れましたが、
私一人で行ったら確実に場違いとなるところでした。

それでも茶会が始まれば茶を囲んで雰囲気はひとつになります。
渡されたキャンドルを持って会場に入るとそこはいくつもの茶席が配され、
茶席主が静かに迎えてくれます。

ひとつ目の白茶を飲み終えると休憩が入り、お菓子と果物をいただきます。
ふたつ目のお茶では席を換え、老茶をいただきました。

うらりんさんによれば以前の茶会と比べるとカジュアルな感じだったということですが、
初体験の私にとってはこのくらいの方がなじみやすいかも?

市川孝さんの煮水器と安藤雅信さんの茶海が人気でしたね。
厦門から参加した美形の茶席主さんは安藤さんのあの使いにくそうな蓋碗(笑)をとても美しく扱っていましたっけ。

茶席は計算された流れの中に茶席主のそれぞれの茶器が配され、全体的な造形美を感じました。
茶は文化であり、分かち合うものであり、人と人をつなげるものである、そんなメッセージを受け取りました。




隱竹齋茶書院のあるマンションの裏手には「茶家十職」のショップがあります。
潮州街にあった「人澹如菊」は完全にこちらに移ったようです。
自然素材の洋服などが置いてあり、茶器は作家ものの展示会なども時折あるようです。
かわいらしい媛媛さんが新しいお店の顔ですよ。



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山荘の茶人 台北の旅2014初夏 Vol.3 

2014-06-23 | 茶旅
第三日目のランチはちょっと奮発して淡水の山上レストラン「春餘園子」に行きました。

自然豊かな庭園を望みながら目にも美しいお料理の数々。
こんなゆったりとした時間の過ごし方はなかなかできないよねえ、とうらりんさんとしばしこの贅沢なひとときに浸りました。



食事の写真はブログ「閑遊閑吟」にUPしていますので、よろしければご訪問ください。

帰りがけ、会計を済ませているとオーナーの唐さんがご挨拶に来てくださいました。
私たちが食事中、舞台の上で花を生け換えていらしたのが実はオーナーさんでした。
園内の花は皆唐オーナーが生けていらっしゃるそうです。

私が工藤先生の生徒であること、私たち二人が中国茶・台湾茶の教室に携わっていることをお話すると、
その日はお客さまが少なかったこともあるのでしょう、
唐オーナーご自身が茶室でお茶を淹れてくださることになりました。



この土地を購入したときは牧草しか生えていない荒れ地だったそうです。
8年かけて庭園を造り、これからも少しずつ手を加えていくとのこと。

細長く続く茶室の一番奥の部屋。
きっと唐オーナー専用の場所なのでしょう。
並んでいる茶筒からとっておきのお茶を淹れてくださいました。

緑に囲まれ、蝉の声を聞き、美しい蝶たちの舞いを楽しむ。
こんな素晴らしい環境の中で
唐オーナーが穏やかに丁寧に淹れてくださるお茶は何だかとても身体にしみわたりました。

今回の茶旅では図らずも各界の成功者である茶人の方々とお話し、
その暮らしぶりを垣間見る機会をいただきました。
彼らにとっての茶とは生活の美学である、そして心を豊かにするものである、そんなことを感じました。


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色彩の競演 台北の旅2014初夏 Vol.2

2014-06-21 | 茶旅
第二日目のメインイベントは鄭惠中氏のアトリエ兼ショップを訪問すること。
鄭さんの服は日本の台湾茶好きの間にも茶席で着る服としてとても人気があります。

今までは正直言うと、皆が着ていて、まるで台湾茶会の制服みたいな感じがして
中高時代からOL時代もほとんど制服を経験していない自分にとっては
何となく積極的に着ようと言う気が起こりませんでした。

でも一昨年くらいから台北での茶会に参加することが増えて、考え方が少し変わりました。

台北書院の茶会では演奏者の皆さんが鄭さんの服を着用、
配色や着こなしを一人一人工夫して個性を出していたのが印象的でした。

小曼さんの茶会では鄭さんが特別にデザインした茶服を皆さん着ていました。
茶会の雰囲気にもよく合い、淹れ手という存在に徹してお茶と茶席を際立たせる奥ゆかしさが感じられました。
そして統一された中でも髪型やストールで変化をつけ、それが全体の風景に溶け込んでいたのです。


要はどんな服でも着る人によって生かされるかどうかは決まるわけで、
鄭さんの服は自由度が高く、着こなしやセンスで雰囲気が変わります。
ラフな日常着にもなれば、上品でハイクラスなハレの装いにもなるのです。
皆同じように見えて実はそうではない着方ができるのだとわかるのにずいぶん時間がかかってしまいました。


そんなわけで今回は中和市にある『惠中布衣文創工作室』初訪問。

2階のデスクで笑顔で迎えてくださった鄭さん、
デスクにたっぷり作り置いてあるプーアル茶を淹れてくださいました。

直接お話するのも初めてです。
敬虔な仏教徒でいらっしゃる鄭さん、穏やかな表情の中に揺るぎない信念を感じます。
服の話になるとスイッチが入ったようにきりりとした表情になるのはカリスマデザイナーの顔。
ご本人にお会いして、ますます鄭さんの服のファンになりました。


棚に並ぶ色のグラデーションの数々、
自由に見ていいと言われ、テンションMAXでうらりんさんと2階3階を何度も往復しました。

今回は春夏ものだけだったので、今度は秋冬ものが並ぶ季節に来たいなあ。
茶服だけでなく、日常着としても着こなしたいですね。



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至福の空間 台北の旅2014初夏 Vol.1

2014-06-18 | 茶旅
週末をはさんで、うらりんさんと台北旅行に行ってきました。
梅雨のこの時期に渡台することは多いのですが、珍しく今回はほとんど雨に降られませんでした。

今回は少しゆったり贅沢気分を味わう旅。
お茶屋さんのハシゴはできるだけしないで、少し余裕を持ってスケジュールを組みました。
私たちももう時間に追われる旅はできないお年頃よねーなんてうらりんさんと言いながら(笑)。


まずブログでご報告したいのは、ここ、「小慢 ゲストハウス」です!
4泊のうち、前半2泊をこちらで過ごしました。

空港からゲストハウスに直行し、足を踏み入れた瞬間、
ああ、全泊ここにすればよかった、と後悔しました。
ワンフロアー貸し切り、緑豊かな住宅地、至福の空間がそこにありました。

和洋中すべてをうまくミックスした小慢さんのセンスに脱帽。
どこを切り取っても絵になります。

かやのつるされた畳部屋。
ふかふかのタオル。
鄭惠中老師の服をパジャマに着る贅沢。



寝室は2部屋。定員は4人まで。
うらりんさんと贅沢に一部屋ずつ使わせていただきました。

テレビはありません。
朝は心地よい鳥の声で目覚めます。
静かなゆったりとした滞在型の旅を楽しむことができます。

宿泊者には茶藝館「小慢」での茶藝体験もついています。



小曼さんが先日行ってらした潮州のお話をあれこれ伺いながら、美味しくお茶をいただきました。


料理教室や花藝教室にも使用している場所なので、宿泊可能日は聞いてみてくださいね。
お問い合わせ、ご予約は直接「小慢」までお願いいたします。



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ラサの中国茶をみんなで飲みましょう会

2014-06-18 | お茶会
もう10日ほど前のことになりますが、
二子玉川のマニアックな中国茶館「ラサ」さんに久しぶりに行ってきました。

茶友Iさんが会を企画してくださって、お茶好きが集まって賑やかな午後となりました。

ラサさんのお茶はとてもスペシャル!
自分では手に入らないような極上品から希少品まで、
店主石川さんが惜しみない豪快な入れ方で楽しませてくださいます。

■茶譜■
黄山毛峰 2014明前/2013 (トップ写真)
蜜香緑茶 花蓮瑞穂 大葉烏龍種 2014年4月
奇莱山蜜香冬片 2014年1月
凍頂烏龍 中焙 2012年
黒葉単そう 烏トン山 2013年6月 (自家焙煎)
八仙百年単そう 烏トン山 2013年7月 (自家焙煎)
黄枝香単そう (自家焙煎)
明前祁門 2014年4月
てん紅経典
佛手 儒昌茶行・王氏
石古坪烏龍 2013




この日の差し入れは皆の持ち寄りお菓子の他、
れいなさんのちんすこう(写真右)とHちゃんのルパーブのタルト(写真左)と豪華。

たっぷり堪能しました!

石川さんは今台湾に行ってらっしゃるはず。
しばらくしたら、また美味しい東方美人をいただきに伺うといたしましょう。

石川さん、企画してくださったIさん、ご一緒した皆さま、ありがとうございました♪


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気仙茶を守り継ぐプロジェクト

2014-06-09 | 茶にまつわる文化・芸術
焙茶工房しゃおしゃん」の前田千香子さんに会いに盛岡に行ったのはかれこれ7年まえのこと。
その時にプーアールや紅茶、単そうと一緒に飲ませていただいたのが気仙茶の緑茶と烏龍茶でした。

前田さんは台湾で焙煎を学ばれ、岩手に工房を構え、自然に近い茶葉を探し焙煎するというこだわりの姿勢を貫いていらっしゃいます。
その活動の中で出会ったのが地元岩手の気仙茶だったそうです。
製茶工場を持つ茶産地としては北限である気仙茶、その伝統を守る活動を前田さんは10年前から続けていらっしゃいます。

その気仙茶の生産地区である陸前高田や大船渡、気仙沼が東日本大震災で大きな被害を受けました。
2012年11月6日、有志による「北限の茶を守る気仙茶の会」が設立されたそうです。

そして今回、その活動をさらに一歩進めるため、気仙茶再生プロジェクトが発足したことを前田さんのFBで知りました。

手入れができなくなったお茶の木を再生し、これまで受け継がれてきた知識や知恵をまとめた冊子300部を発行するために
クラウドファンディング「READYFOR?」のサイトで資金を募るというものです。

私も、前田さんの真摯ながんばりと気仙茶のおいしさと力強さを知っている者として、微力ながら応援させていただくことにしました。


陸前高田や大船渡の伝統ある”気仙茶”を後世に守り継ぎたい!
https://readyfor.jp/projects/kesencha

まずは↑のページをお読みになってください。
そこからご自身の判断で賛同いただけるかどうかを決めていただければと思います。

購入型の支援で、支援金の額に応じて引換券の内容が変わっていきます。
サイトの新着情報では生産現場の様子も知ることができますよ。

謝謝!

(トップ写真:「北限の茶を守る気仙茶の会」提供)



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コラボ茶会「三寶物語」プレインフォメーション

2014-06-04 | お茶会
一年に一回、お茶仲間のうらりんさ上海小町さんと三人で開いている「三〇物語」茶会の打ち合わせをしてきました。
今回はうらりんさん宅にて持ち寄りのランチプレートをつつきながら・・・。


今年は「三都」「三山」「三岩」「三古」に続いて5回目。
もうそろそろお客さまにも飽きられてしまうかも・・・?との危惧を覚えつつ、
ちょっと大仰に打って出ることにいたしました(笑)。

テーマは「寶(たから)」。
席主にとっての宝物をモチーフにした茶席を考えています。
またまた三人三様となりますか・・・?
しつらえには統一した裏テーマもありますので、遊び心も楽しんでいただけると思います。
一昨年から定番になっているパティシェールH.さんのお茶請けもお楽しみに。

日程は8月30日(土)です。
10:30~12:00、13:00~14:30、15:00~16:30の三部制となります。
場所はおなじみ稲荷町の「江戸からかみ 東京松屋」さんにて。

参加者募集は7月19日(土)24時からメールにて受け付け開始予定です。

まだちょっと先ですが、お時間を空けておいていただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたします。



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径山茶

2014-06-03 | 緑茶(中国茶)
この時期、サロンには新茶がいろいろ揃います。
5月までは緑茶が中心、6月になると台湾茶、岩茶、鉄観音などが入ってきます。

4月から9月くらいまではサロンでは毎回1種類は緑茶を飲んでいます。
コンスタントに人気があるのはやはり龍井。それから安吉白茶。
また、どこの地域の緑茶でも贈答品レベルのものが手に入ると、それはそれは美味しいです。

その年のベストと思われる緑茶は毎年様々ですが、
今年はなんと言っても径山茶かな。

浙江省杭州市余杭区で作られるこのお茶、
もともと余杭区径山鎮にある禅寺径山寺で作られていた茶がルーツで
日本への茶の伝来にも影響があったと言われています。

龍井茶よりも安いし、ある程度のレベルのものを買えば品質も安定している径山茶、
難を言えば日本では比較的手に入れにくいということでしょうか。

この径山茶は「中国茶アドバイザー・インストラクター」事務局に手配していただいたもの。
中国国際茶文化研究会とのパイプのお陰でこれだけ上質のものが手に入るのですね。

昔商社の中国向け輸出営業に携わっていた頃も実感しましたが
中国は‘関係’(いわゆるコネってやつですね)がものを言うお国柄。
本当に美味しくて上質なお茶は茶葉市場や茶荘に一見さんで行っても手に入らないというのが現実です。

台湾は自分でも何とかいいお茶を買い付けてくることはできますが、
大陸中国はいつもその達人にお願いしています。

現地に何度も足を運び、関係を作り上げ、
上質な茶葉を適正な価格で引いてきてくださるガッツあふれる女士們に感謝、です。
上海小町さん徳田さん、そして今回は事務局の碧眼猫さん

美味しく淹れないと、と身が引き締まる(実際には全然引き締まらない・・・)思いです。



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煎茶のお茶会@和楽会

2014-06-02 | お茶会
日本の煎茶道は中国明・清代の文人茶に影響を受けていると言われ、
そしてまた逆に現代の中国・台湾茶藝は日本の煎茶道を参考にしている面もあります。

お道具や背景にある思想など、共通点も多く、
機会があれば煎茶の世界も体験してみたいと思っていました。

そんな時、友人のK子さんからお茶会のご案内をいただき、うらりんさんをお誘いして参加しました。

主催は「和楽会」。
K子さんも師事する斎藤芳和先生の門下生の皆さんが立ち上げた社中で、
お煎茶を広く楽しんでもらえるような茶会やイベントを開催しています。

今回の会場はホテルオークラ東京の茶室「聴松庵」。
日本庭園の見える茶室はやはり中国茶イベントに比べると何となく格式高い気がします。

お茶席は玉露席と煎茶立礼席の2席。

遊び心の利いたお道具はもちろん、
自然を生かしてあつらえた茶花、
季節感あふれる茶菓子。
先生とお正客を中心としたその場の会話もとても和やかで
とても刺激になった時間でした。

和楽会の皆さま、ご同席の皆さま、ありがとうございました!


和楽会の次回の茶会は8月23日(土)「涼風茶会」だそうです。
場所は芝大門の「懐席 桝ざき」。
お茶席と昼食の会になるようです。



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