(写真提供:丸山陶李先生)
井戸茶碗という存在を意識したのは恥ずかしながらそんなに昔ではなかったと思う。
『へうげもの』という戦国武将古田織部を主人公とした漫画を読んで千利休にどっぷりハマり、
手あたり次第利休関連の本や小説やムックを集めたことがある。
その時手にした千利休が愛した茶道具の写真集の中で、
一番心を奪われたのは黒樂でも竹花入でもなく、古井戸茶碗だった。
その後柳宗悦の『茶と美』を読んで、ますます井戸茶碗へのあこがれを強くし、
2013年に根津美術館で開催された井戸茶碗特別展でその佇まいを実際に目にした。
縁あってある方ご愛蔵の井戸茶碗を持たせていただき、枇杷色を愛でたのは最近のことである。
井戸茶碗や伊羅保茶碗のように少しひしゃげた茶碗に魅せられるのは日本の独特な美意識であり
私もそのDNAを受け継いでいるということだろうか。
とにかく、井戸茶碗、である。
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その井戸茶碗を作り続けていらっしゃる
丸山陶李先生のお話を
やや興奮気味にしてくれたうらりんさん。
(先生の工房に伺った時のお話はブログ記事→
☆で読むことができます)
私たちも是非丸山先生からお話を伺う機会を持ちたいと
先生にお願いをして、麗香茶課で8月26日に特別講座を開催する運びとなりました。
このような機会はそうそうありません。
日本人の美意識、茶の湯の心、うつわ観賞の神髄に触れることのできる素晴らしい時間になると思います。
麗香茶課 夏休み特別講座
『井戸茶碗の魅力から探る、日本人の美意識 ~心に響く茶のうつわとは~』
■講師:丸山陶李氏
■開催日時:8月26日(土)10時~12時
■講座料 4,000円 中国茶2種とお茶菓子付
■定員 30名
■場所:スタジオビブロス アカサカ (赤坂または赤坂見附駅より徒歩5分)
申し込み方法など、詳しくはFBイベントページ→
☆をご参照ください。
皆さまのご参加をお待ち申し上げております。