芸事やスポーツの世界で
「覚醒する」「化ける」という言葉が使われることがあります。
ある時期に急激に成長し、変化を遂げること、
何らかの気付きによって一皮むけたようにいい状態になること。
とは言え、パッと覚醒したり、一夜で化けるわけではありません。
それまでコツコツと積み重ねてきたことが花開く、そんな感じだと思います。
例えれば、階段を上を見ながら一段一段ゆっくりと登り、
ふとした瞬間に振り返ると眼前に素晴らしい景色が拡がっていた、というような。
何を以て「覚醒した」のか「化けた」のか定義するのは難しいことです。
一般的には成績として結果を出したり、周囲の評価が上がるといったことが判断基準になるのでしょう。
茶の世界においては、自分の立ち位置が定まり、覚悟が決まった時がそうなのではないかと思っています。
足るを知り、感謝を知り、自分が今為すべき事を為す。
その道を進む先に光がある。
その光を得た先に「覚醒」がある。
そう信じて今も一歩一歩進んでいます。
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