中国茶にハマって良かったな、と思うことのひとつに
世代の違う方々と茶縁を結ぶことができるということがある。
外でのお勤めをしていない私の生活の基本は一応‘中学生の母’なので
新しい交友関係の拡がりは母友だちに限られていた時期もあったが、
中国茶を始めてからは若い年代の方々とも知り合う機会が増えた。
世代を超え、年齢や経験、地位などに関係なくお付き合いさせてもらえるのは嬉しい。
特に30代の女性たちはエネルギッシュである。
団塊ジュニア~ポスト団塊ジュニアと呼ばれる彼女たちであるが
既成概念に囚われずグローバルかつ独立心旺盛な人が多く、
そんな彼女らと話しているととても刺激になる。
恵比寿で
Private Tea Salon『yu:yu』を主宰する
上海小町さんもその一人。
6年半の上海滞在(そのうち2年は中国茶ショップ『TEAsia』の店長を経験)を活かして
中国から直接仕入れた中国茶を紹介し、中国茶の魅力を伝えていらっしゃる。
この連休、関西に転居した友人のともっっちさんが久しぶりに上京すると言うので
チャンスとばかりにルチアさんと三人で『yu:yu』にお邪魔してきた。
(ご紹介いただいた碧眼猫さん、Thanks!
連休中なのに予約をいれてくださった小町さん、多謝!)
小町さんとは初対面。
実は小町さんは知らなかったと思うけど、上海で一度行き違いになっていた。
上海旅行をした時、『プーアール茶.com』の店長ふじもとさんが小町さんを紹介してくれようとしていたのだが、
ちょうど小町さんが帰国中でお会いできなかったのだ。
なので、私にとっては二年越しのお見合い待ち?みたいな感覚だったわけ。
ということで幾分緊張気味ではあったが
サロンに一歩足を踏み入れると、そこはハロウィーン仕様、
「カワイイ!」洗礼を受けて、私たちの気持ちは一気にほぐれてしまった。
サロンは豊富なメニューの中から二種類の中国茶を選ぶのが基本システム。
大陸の中国茶が中心で、緑茶、岩茶、鳳凰単欉、鉄観音など種類がたくさん。
どれも美味しかったので、全種類制覇したくなるが、それはまた追々。
テーブルには季節のデザートがあらかじめ用意されていた。
小町さんのお母様特製の栗。柔らかくて美味しい!
梨のムースもふわふわ。
お茶請け第二弾の焼き菓子。
甘さを抑えてあって、お茶の味を邪魔しないよう配慮されている。
(特にブラウニーは雲南紅茶との相性がバツグン!)
今回一番気に入ったのは雲南紅茶。
碧眼猫さんのお奨めでもある。
プーアル茶ブームの煽りでここ数年は美味しい雲南紅茶に出会っていなかったから
尚更ホッとする美味しさだ。
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場所よし、お茶よし、お茶請けよし。
停滞気味の中国茶業界に風穴を開けてくれそうな雰囲気