神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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今日からお茶をおいしく楽しむ本

2009-09-30 | 茶にまつわる文化・芸術
先日、久しぶりにお茶関係の新刊本を探そうと、
地元の紀伊国屋書店に立ち寄りました。

ドリンク関連のコーナーを見ていて
ちょっとショックだったのは、
中国茶関係の本が一冊も置いてなかったこと。
地域的なこともあるかもしれませんが、
一冊もないと言うのは初めてです。
(日本茶・紅茶・中国茶というくくりの本はあるんですけどね)
ブームが過ぎ去ったとは言え、これはちょっと寂しすぎます

気を取り直して何冊か手に取った本の中から、
三冊ほど買ってみましたが、その中の一冊が
日本茶ソムリエ・和多田喜の今日からお茶をおいしく楽しむ本

表参道の日本茶専門カフェ「茶茶の間」の日本茶ソムリエ、和多田さんの本です。
写真が多く、平易な文章で読みやすく、
どちらかと言えば日本茶に興味を持ち始めた人用という感じですが、
秀逸なのは第一章の煎茶の多彩な淹れ方についての記事でしょう。

多くのお茶に関する本では
淹れ方はたいてい一種類の茶葉に対して一種類の淹れ方だけが記載されます。
煎茶ならこう、玉露ならこう、という風に。

この本では、煎茶の淹れ方について、まず基本の淹れ方を押さえた上で、
甘みを楽しむ場合、香りを楽しむ場合、
茶葉を愛でる場合、バランスを考えた場合などの数種類の淹れ方を
茶葉の量、お湯の量、お湯の温度、浸出時間により
わかりやすく説明しています。

もちろんお茶好きなら、既に知っていることも多いのではありますが、
こういうことって初心者のうちはなかなかわからないもの。
日本茶のバリエーションを楽しむにはとても親切な本だと思います。
コメント (2)
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緑観音の老茶

2009-09-29 | 烏龍茶(台湾茶)
このところプライベートでいろいろな出来事があって、
何だか胸の辺りがざわざわすると言うか、
地に足がつかないと言うか、肝が据わらない。

まあ、10年に一回はこんな時期もあるかな、と
今はじっと嵐が通り過ぎるのを待っている状態。

特別な時以外はあまりケーキなどは買って来ないのだけれど、
妙に甘い洋菓子が食べたくなって、
地元のケーキ屋さんでカボチャのプリンを購入、
もうすっかりハロウィン仕様になっている。

何を飲もうかとお茶箱をさぐっていて、
6月の台北旅行で持ち帰って来てまだ開けていなかった包みを取り出す。
九壺堂茶荘のZ老師がお土産にくれたものである。

名前は緑観音。
製造時期は78年春と書いてあるが、
多分民国78年だろうから、1989年ということかな。
何気に老茶じゃないですか。

20年の隔たりを感じさせない爽やかな口当たり。
少しだけ酸味を感じるのが、老茶である証しであろうか。
軽焙煎の鉄観音を保存中も焙煎せずに置いたものだと思うのだけれど、
出来立ての頃はきっと青々としていたのだろう。
今は少し枯れた色を帯び、円熟味のあるつやを持っている。

今のように少し疲れた時には、そっと寄り添うようなこんな味わいが嬉しい。

マイミクさんから先日台北でZ老師のお茶をいただいたと言う話を伺い、
私もまたお会いしたくなった。
この緑観音の出自もちゃんと聞かなくちゃ。
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台湾紅茶が美味しい♪

2009-09-22 | 紅茶(中国茶)
一昨年くらいまでは、紅茶と言えばやっぱりダージリンのクオリティシーズン!
と思っていて、かなりの種類を購入していましたし、
お茶会にもたまにお出ししたりしていました。

それが、この頃は中国紅茶が結構お気に入り。
お菓子にも合うし、入れ方によって甘くもなるし、すっきり飲むこともできます。
宜興紅茶や九曲紅梅などのクセのないタイプが好きです。

最近は台湾紅茶も頑張っています。
今年の台北旅行では美味しい紅茶を二種類ほど手に入れてきました。
今、来月のお茶会ではどちらをどうやって飲もうか研究中。

一つは台東地方で作られたアッサム種のもの。
もう一つは石碇で青心烏龍種を中心に作られたもの。
今勢いをつけている台湾紅玉(台茶18号)も美味しいですが、
それよりも華やかな戻り香があると思います。

どちらもお菓子に合う、コクと甘さのある紅茶です。
でも、生かすも殺すも入れ方次第という難しさもあるので、
静かに試験中であります。
どちらをお茶会でお出しするかは後ほどご報告を♪
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風月茶会@茶ZEN

2009-09-12 | お茶会
お茶の美味しい季節になってきて、外にお出かけするのも楽しみなこの頃。

先日はうらりんさんのお誘いを受けて、
Iさん主宰のサロン「茶ZEN」の風月茶会に伺ってきました。

Iさんとは面識はなかったものの、
一昨年だったか、某所での茶藝表演でその麗しいお姿を拝見したことがあります。
私自身は茶藝表演(お客様の前で茶藝を披露すること)というものは
専門ではありませんし、目指すところとは違うのですが、
Iさんのお手前にはある完成型が見える気がして惹かれるものがありました。

都心の一室、隠れ家的なサロンには中国茶独特の神秘的な空気が流れています。
そこではおもてなしの心を大切にした、
Iさんの中国茶に対するぶれない意思を感じました。



爽やかだけれど力強い台湾茶数種とオリジナルのデザートをいただきながら
Iさんと台湾茶との出会い、ミャオ族のお話などを楽しく伺いました。

お茶を囲んでこの場に同席する三人は
アプローチの仕方は違えども、中国茶・台湾茶をこよなく愛する気持ちは一緒。
それぞれの立場からのお話をすることができて、とても有意義なひとときでした。

うらりんさん、お誘いありがとうございました!
Iさん、美味しいお茶をご馳走様でした♪
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美人会って何の会?

2009-09-07 | お茶会
去年から恒例となりつつある、東方美人を飲む会(去年の様子はコチラ
今年も碧眼猫さんとTeaさんが主催してくださいました♪

場所は白金台福祉会館の和室にて。
午後からボチボチと集まり始め、総勢11名。

集まったお菓子も食べきれないほど。
(小町さんが香港から持ち帰ったスタバの月餅がフォトジェニック!
 碧眼猫さんお手製の猫クッキーもラブリー♪)

もちろん皆が持ち寄った東方美人も全部飲みきれないくらいの種類が集まり、
結局時間内に回せたのは14、5種類ほどでした。

今回は地域別(=品種別≒仕入先別?)の飲み比べもできて、
とても勉強になりました。
皆さんのコメントも参考になりましたしね~。
こうやってワイワイおしゃべりしながら同じ種類のお茶を飲むってのも面白いものですね。
皆が入れ手で皆が参加者と言うお茶会もいいものです。

それにしても、これが入り口に置いてあると、何だか入りにくいのは私だけ?

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重陽 - 菊の節句

2009-09-06 | 花茶・工芸茶(中国茶)
日本には節句が5つあるのをご存知ですか?
 人日 1月7日 七草の節句
 上巳 3月3日 桃の節句
 端午 5月5日 菖蒲の節句
 七夕 7月7日 笹の節句
 重陽 9月9日 菊の節句

五節句については「日本文化いろは事典」のこちらのページが詳しいようです。

中国でも重陽には香気の強い茱萸(かわはじかみ)を身につけ
小高い丘に登って邪気をはらい、
菊花酒を飲んで延命長寿を祈る
という風習が漢代からあったそうです。

五節句の中でもひとつだけ忘れられつつあるのがこの重陽。
菊の節句と言っても、新暦9月9日では菊にはまだ早いからでしょうか。

昔から一年の節目として祝ってきた節句、
この機会にもう一度見直してみませんか?

重陽と中国茶、といえばやはり菊花茶!

…実は私は菊花茶のお味がちょっと苦手です
なので、まずはブレンドをご提案♪

緑茶、プーアル茶、紅茶で試してみました。



私が一番気に入ったのは紅茶とのブレンドかな。

菊花は眼の疲れなどにも効くそうですから、
パソコンを使いながら菊花茶というのもいいかも!

今年の重陽(9月9日)には菊花ブレンド茶をいただきましょう♪
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岩茶、あれこれ

2009-09-03 | 烏龍茶(中国茶)
朝晩の冷え込みが増し、秋を肌で感じるようになると
途端に飲みたくなるのが岩茶です。
ちょうどこの時期に新茶が手に入ると言うこともあるのだけれど。

今年も8月に武夷山に行った友人からお裾分けがありました。
上海小町さんから譲っていただいた新茶も届いています。
さぁ~岩茶三昧だ~♪


折りしもBS朝日の番組「中国神秘紀行」で「福建 皇帝献上の幻の烏龍茶」を放送していましたね。
(9月3日夜にも再放送あり)
武夷山には行ったことがなく、写真でしか見たことがなかったので、
美しい風景を堪能しました。
「Coyote」の中国茶葉街道特集にも載っていた下梅村も登場していました。
全工程手工の500グラムで1000元の極上烏龍茶、
お味のほうはどうなんでしょう?


昨日のサロンのマンスリーコースでは、今年の岩茶をいただきました。

小町さんにいただいた肉桂の荒茶、
完成品とずい分違う形状に生徒さんたちもびっくり。
茎を取る作業も、飲んでみてそのビミョーな味に戸惑うことも初めての体験です。
でも、完成品の肉桂ではあまり感じたことのなかった
ニッキ(=肉桂)のような清涼感があることにもちょっと驚きました。

その後出来立ての新茶の肉桂をいただきました。
(Oさん、多謝♪)
生徒さんたちに蓋碗と茶壷の二通りの入れ方でいれてもらいます。
出来たてで火入れがまだ落ち着いていないということもあるのかもしれませんが、
全員一致の意見では茶壷でいれたほうがまろやかで飲みやすくて美味しい。
蓋碗でいれたものも単独で飲めば十分美味しいのですが、
比べてみるとみんな茶壷でいれたほうを選ぶと言う意見でした。

家ではほとんど蓋碗しか使わないという生徒さんも、
この冬は茶壷を出して使ってみます、とのことでした
茶壷でまったり岩茶、今から楽しみです
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