神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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三女物語!?

2011-11-30 | お茶会
年に何度か打ち合わせあるいは試飲会と称して集まる、三○物語ミーティング(仮称)、
うらりんさんと、小町さんのサロンにお邪魔しました。

もう既にうらりんさんが記事をUPしてくれているので、こちらではいただいたお茶について少し。

秋ですからね、安渓鉄観音の新茶のグレード違いを二種類飲ませていただきました。

清香の安渓は本当にはっきりしています。
グレードの高いほうは水色も美しく、香りも上品、煎もきく。
グレードの低いほうは、やはり飲んだ時にちょっと引っ掛かりがあるんですよね。
他のお茶に比べると安渓は「高い=美味しい」という図式がわかりやすくなっているような気がします。

最近濃香の鉄観音の人気が復活しているのは、
清香のリーズナブルで美味しいタイプがなかなか見つからなくなっていることもあるのかもしれません。

小町さんのサロンでも中火の伝統鉄観音が大人気のようです。
これからの季節には特に火入れのあるお茶が嬉しいですね。
今年の伝統鉄観音もとてもよい出来でした。

で・・他にもプーアル茶など、いろいろいただいたのですが、
お茶の味をよーく覚えているのはこのへんまで(笑)。

小町さんの淹れてくれる美味しいお茶で気分は高揚、
例のごとく、お茶関係の話からプライベートな告白?まで、話はあちこち飛んでいき、
気がついたら次回の茶会「三○物語」の打ち合わせ、終っていませんでした!
私は・・・何のお茶を淹れるんだっけ?(笑)


コメント (4)
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貴州の緑茶、ふたたび

2011-11-22 | 緑茶(中国茶)
茶のルーツは中国の雲貴高原である、と言うのを聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

雲貴高原とは、「百科事典マイペディア」によれば
 -中国南西部,雲南省,貴州省の大部分と湖南省,四川省および広西チワン族自治区の一部に及ぶ大高原。
  標高1000~2000m。夏涼しく冬暖かく,米,麦,雑穀,ナタネ,ケシの農産がある。

さすがにルーツと言われるだけあって、
雲南省、湖南省、四川省は現在でも有数の茶産地であり、
名の知れた銘茶も数多くあります。
それに比べて、貴州省はあまり有名なお茶がないなあ、という印象でした。
私自身も今まで貴州省のお茶というのは緑茶を一種類くらい飲んだことがあるだけでした。
もちろん現地へ行けばきっとそこで作られるお茶を飲めるのでしょうが、
あまり外へは出てこないのかしら?と思っていました。

それが、今年に入って貴州省の緑茶をお土産で2回もいただきました。
どちらも北京にいらした方のお土産です。
(前回のお茶レポは「貴州の緑茶」にて)
貴州省の茶業関係者も中央へのアピールを強化し始めたということでしょうか。
地方が経済力をつけてきて、その特色を出しながら全国展開に乗り出したということかもしれません。

最近の中国でのスポット的なお茶ブーム、
例えば雲南省のプーアール茶ブーム、福建省の金駿眉ブーム、武夷岩茶ブーム、湖南省の安化黒茶ブームなどは
中国の国内消費の高まり、投機ブーム、健康志向とあいまって、
その地方の政治力というのも関係しているような気がします。
(このあたりのお話は茶農さんのブログにもちょっと触れられています。)

まあ、前置きはこのくらいにして、早速飲んでみました、「雷公山清明茶」。
見た目はボディーの強そうな感じに見えますが、
高山気があるといいましょうか、甘くてクリアな味わいです。
美味しい緑茶です。
白磁蓋碗に少量の葉をいれて、ゆっくりと抽出しながら啜りたい感じですね。
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クリスマスアレンジレッスン2011

2011-11-17 | その他のお茶
私にとって毎年恒例になっている
Bouquet of Y」のクリスマスアレンジレッスンに行ってきました。
このレッスンを受けると、ああ、そろそろクリスマスなのねーと実感が沸いてきます。

yuri先生が作りやすく見栄えのするクリスマスアレンジを考案、
用意されたキットで参加者が作成し、持ち帰ることのできるこのレッスン、
年々人気が高まっています。

とは言え、私自身は今左手の関節炎で細かい作業ができないので、
先生にお願いして作っておいていただくことにしました。
参加者の皆さんが作り終った頃にティータイムから参加。まるでズル込み!?(笑)
あ、仕上げの部分だけすこーし私も参加いたしましたよ。

今回選んだのはピンクホワイト×シャンパーニュ。
とっても可憐で優しい雰囲気のリースです(トップ写真)。

もう一つの色のチョイス、バーガンディレッド×ゴールドは
とってもクリスマスらしい色合い。
こちらもいいですね~。



レッスン後のティータイムも楽しみのひとつ。
クリスマスティーはマリアージュ・フレールのノエル、
お菓子はクグロフ型で焼いたケーキにいちごアイス。
華やかな赤がクリスマス気分を盛り上げてくれます。



これからボチボチ自宅もクリスマス仕様にしていきます。
今回持ち帰ったクリスマスアレンジもそのうち写真でお披露目しますね!

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聞香杯

2011-11-11 | 茶道具
最近発行された「中国茶の基本 (エイムック 2276)」、なかなかいい雑誌だと思います。
写真もきれいで、説明もわかりやすく、情報が新しいので
これから中国茶を始めたいという人にはオススメです。

この本をパラパラとめくっていて、ある箇所にちょっと引っかかりました。
いや、つまらないことなんですけどね。

とある中国茶カフェのインタビュー記事で、
‘最近では、聞香杯を使わないことも増えているようですが’
香りを大切にしているので聞香杯を用意しています、とオーナーの方がお話されてました。

このお話自体は全く問題ないのですが、
編集者の方がそのことについて、
‘時代とともに変わり行く中でも’この店では‘クラシカルなスタイルを貫く。’
と〆ていたんです。

聞香杯ってクラシカルだっけかな~?とちょっと疑問に思ったわけで。

少なくとも私が台湾に住んでいた25年ほど前には聞香杯は見たこともなかったです。
もしかしたら存在はしていたのかもしれないけれど、
行きつけのお茶屋さんや訪れたことのある茶館では使っていませんでした。
普及したのは、多分、ここ十数年ほどのことだと思うんですよね。

ちょっと背の高い聞香杯と丸い飲杯のセットはとても可愛いのでブームとなりましたが、
今は茶藝以外ではあまり使われなくなっているかも。
茶杯も数が増えていくと、2つセットで揃えるのは何だか勿体無いし収納もかさばるし、
お茶も飲杯に移し変えているうちに冷めちゃったりしますよね。
聞香杯はもしかしたら将来的には淘汰されていくかもしれません。

でも、私も初心者向けの淹れ方教室では聞香杯を使っています。
香りを聞くという動作をいれることで中国茶の特徴がよりわかりやすくなると思うので。

さて、聞香杯のこれからの運命や、いかに!?
コメント (2)
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ブログ7周年♪

2011-11-02 | 自己紹介など
私事ではありますが、ブログ「神融心酔」を始めてから、
昨日でちょうど8年目に入りました。

インターネット環境も刻々と変化し、
新しいコミュニケーションツールがどんどんと出てくる中、
未だに自分のメイン発信ツールはブログだと思ってます。

mixiもTwitterもFacebookもそれなりにハマって使っていますが
記録を残すという意味ではブログがやはり一番重宝するんですよね。

ブログサービスもYahoo!、livedoor、FC2、アメブロなどいくつか試してみましたが
結局は最初に始めたこのgooブログとexciteブログに落ち着きました。
特にgooブログはスクリプトなどの自由度は低いのですが、
記事編集画面がシンプルで、画像の整理もしやすいところが気に入っています。
モノグサにはちょうどいい感じ

それほどアクセス数が多いわけでもないし、
のんびりまったりと続けているだけですが、
ブログをやっていたからこその出逢いや経験もたくさんあった7年でした。
これからもボチボチと綴っていきますので、よろしくお願いいたします


★写真は上海小町さんが扱っている景徳鎮製のフリル蓋碗です。
 大きさは二種類あり、こちらは大きいタイプ。5~6人用でしょうか。
 昨日の教室で高山茶を淹れましたが、とっても美味しく入りました。
 お問い合わせは直接小町さんのサイトからメールでお願いいたします。
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中国三大烏龍茶・・・陳茶會

2011-11-01 | お茶会
10月の最後の日曜日、「春風秋月」にて開催された
「中国三大烏龍茶・・・陳茶會」に淹れ手として参加してきました。

この秋は中国茶の茶会が毎週末のように東京のどこかで開かれ、
中国茶愛好家にとってはありがたいことではありますが、
全部出るには時間もお金も大変、どれに参加しようか?と迷うところです。
茶会を主催する側にとっても、
同じことばかりしていては飽きられてしまうし、
楽しい企画を何とか考え出さなくてはなりません。

今回の茶会は店主の高さんとも親交が深く、
私も大変お世話になっている茶農さんが企画発案、
自らも久しぶりに淹れ手として参加されると言うことで、
淹れ手にお誘いいただいた私も楽しみにしていました。

茶農さんは2006年産の武夷岩茶の奇種を山村の雰囲気で昔ながらの淹れ方(下写真右)を、
高さんは前店主時代に「春風秋月」の顔だった鉄観音の陳茶と安渓鉄観音の新茶を香港スタイル(下写真左)で。



私もお二人の席につきたかったのですが、
当日は慌しく時間に余裕がなかったので、
写真でしかお伝えできないのが残念です。


私は茶農さんプロデュースの鳳凰単[木叢]の2006~2009年産をお出ししました。
午前Aセットでは2006年と2008年の蜜蘭香の飲み比べを、
午後Bセットでは2007年の八仙と2009年の老[木叢]水仙を
潮州蓋碗を使い、工夫茶スタイルで。

茶農さんの鳳凰単[木叢]はサロンの教室や茶会でもよく淹れますが、
いつもは他の何種類かのお茶と一緒にお出しするので、
あまり強過ぎず、かつ上品な味わいとなるよう、
景徳鎮の上質な茶器を使って丁寧にお淹れしています。

今回の茶会では竹茶盤の上で茶葉もたっぷり、お湯もジャバジャバと使い、
現地のお茶奉行のオジ様方を思い出して、豪快に淹れるよう心がけました。
個々の味わいの違いもはっきりとわかるように抽出したつもりです。

この淹れ方は潮州蓋碗ならではの方法でして、他の形の蓋碗では上手くいきません。
そのあたりの違いをお客さまにもわかっていただけたようで、
潮州蓋碗を購入してお帰りになる方が多かったのは嬉しかったですね。

それぞれの茶葉もいい具合に落ち着いて、香りも味わいもよく出ていました。
特に老[木叢]水仙の熟成具合が飲み頃になっていて、美味しかった。
2年くらいしか経っていないと季節によっては機嫌が悪いことが多い老[木叢]水仙ですが、
そろそろ熟成期も過ぎ、本領を発揮しそうな感じです。
通好みと言われる所以でしょうか。


お客さまとの会話も楽しく、気持ちよくお茶淹れすることができました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
不手際な面もあったかと思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。

ご一緒した茶農さん、高さん、お世話になったスタッフの皆さんにも
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました!
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