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第65回ノーベル生理学・医学賞 ルヴォフ・モノー・ジャコブ「酵素とウイルスの合成の遺伝的制御(オペロン説)の研究」

2017年09月06日 | サイエンスジャーナル

 分子生物学とは何か?

 分子生物学(molecular biology)とは、生命現象を分子を使って説明(理解)することを目的とする学問である。

 いわゆるDNAやRNAなどの遺伝情報を継承、発現する高分子で生命現象を説明する学問分野である。分子生物学という名称は1938年ウォーレン・ウィーバー(Warren Weaver)により提唱された。これは当時、量子力学の確立やX線回折の利用等により物質の分子構造が明らかになりつつあったことから、まだ謎に満ちていた生命現象(中でも遺伝現象)をも物質の言葉で記述したいという希望の表明であった。

 当時、遺伝の染色体説はすでに確立し、遺伝学はショウジョウバエなどを用いて目覚ましく進歩していたが、生体高分子として知られていたタンパク質と核酸のいずれが遺伝を担っているのかも、遺伝子が具体的に何を決めるのかも不明だった。

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参考 Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E5%AD%90%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6

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第65回ノーベル化学賞 ウッドワード「有機合成における業績」は、ノーベル賞3回分「20世紀最大の有機化学者」

2017年09月06日 | サイエンスジャーナル

 1965年のノーベル化学賞「有機合成における業績」

 有機合成化学とはその名の通り、有機化合物の合成を研究する分野である。さまざまな有機化合物の合成は、医薬品や産業用に用いられる物質を数多く生み出し、人類の進歩に役立っている。特に天然由来の物質を有機化学合成でつくり出す「全合成」は、貴重な物質を安価かつ大量に合成することで、経済的な利点も多い。

 例えば天然由来の有機物である、クロロフィル(R・ヴィルシュテッター1915年ノーベル化学賞)やビタミンC(ウォルター・ハース1937年ノーベル化学賞)、コレステロール(ブロッホ・リネン1964年ノーベル化学賞)などの構造が発見されると、次はこれらの有機物を人の手でつくってみたいという要求が出てくるのは自然なことであった。

 この有機合成化学において、20世紀を代表する化学者が米国のロバート・ウッドワードである。1938年マサチューセッツ工科大学で博士号を授与された後、ハーバード大学で有機化学の研究を始めた。当時は第二次世界大戦中で、南方における戦闘でマラリアに感染する兵士が続出した。その治療薬であるキニーネはキナから採れるが、主産地であったインドネシアが日本に占領されていたことなどからキニーネの人工合成が急がれた。

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参考 ワイリー・サイエンスカフェ:http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=32301

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第65回ノーベル物理学賞 朝永・シュウィンガー・ファインマン「量子電気力学分野での基礎的研究」

2017年09月06日 | サイエンスジャーナル

 量子電気力学とは何か?

 1965年のノーベル物理学賞は「量子電気力学の分野の基礎的研究」である。「量子電気力学」とは何だろう?

 「量子電気力学」とは電磁気力に関する「場の量子論」だ。場と何か? 例えば電気にはプラスとマイナスの2種類があるが、同極では反発しあう。

 しかし、なぜ離れているものの間に力が働くのか?それに答える為にいろいろな考え方が登場したが、エーテルもそのひとつだった。しかしエーテルの存在は、マイケルソン・モーレーの実験によって一応否定され、その変わりに空間そのもの(正確には時空そのもの)の性質として、力を伝達する機能があると考えられるようになった。それが「場」であり、とくに電気力の場合には「電場」がある。

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参考 国立科学博物館: http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/tour/nobel/tomonaga/p1.html

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