なんていうか、本当に脚本はすごく丁寧ですね。
小さな村の狭い世界で生きて来たルージが外の世界へ出る。ディガルドに占領された街の現状を見て、何とか助けたいと思う。それは当然の感情。
しかし現実には、それは決して簡単なことではない。
ルージ以外のメンバーは、皆その厳しさを知っている。そしてルージも今回、その現実の厳しさと、己の甘さを思い知らされることとなる……。
メンバーたちそれぞれの立場を再確認しつつ、ルージに正論を語ったロンと、それでも納得できないルージに、実際に町長に会わせる(結果的に失敗させる)ことで教えたガラガ。
ガラガはルージに、かつての自分自身の姿を重ねたのかも知れません。
そして何よりラ・カンが今回印象的でした。ルージに責められても反論しなかったのは、自分がかつて無抵抗でディガルドに領地を明け渡したことに関して、未だに迷いがあることを感じさせます。
ディガルドに抗戦して死んだゼ・ルフト守備隊に対する「だが、彼らは戦ったのだ」という台詞の意味が、今週になって重いです。
ああいう犠牲を出したくなかったから、無血でディガルドに領地を明け渡した。その結果、領民に苦難をもたらすこととなった。あの判断は本当に正しかったのか? あの時徹底抗戦の道を選ぶことも出来たのでは?
そんなこんなで何も言えないおじ様の代わりに怒りをぶつけるレ・ミィの気持ちもよく分かりましたしね。
ルージとは対照的に、幼い頃から修羅場を見て育ったんだろうし。
それにしてもゲオルグは恐い。
街の守備をがら空きにした上、後発隊の戦力まで召集するなんて、この人戦略的には無能だなと一瞬思いかけたのですが。
「味方にいくら損害が出ようと構わん」
ひええ。
この人の座右の銘は、多分「徹底!」。留守の隙を突かれてゼ・ルフトや後発部隊が襲われることもやむなしと思っていそうだ。敵に回したくはないけど、味方にもいて欲しくない……。
ザイリンさんが嫌がっていた理由が分かりますね。
小さな村の狭い世界で生きて来たルージが外の世界へ出る。ディガルドに占領された街の現状を見て、何とか助けたいと思う。それは当然の感情。
しかし現実には、それは決して簡単なことではない。
ルージ以外のメンバーは、皆その厳しさを知っている。そしてルージも今回、その現実の厳しさと、己の甘さを思い知らされることとなる……。
メンバーたちそれぞれの立場を再確認しつつ、ルージに正論を語ったロンと、それでも納得できないルージに、実際に町長に会わせる(結果的に失敗させる)ことで教えたガラガ。
ガラガはルージに、かつての自分自身の姿を重ねたのかも知れません。
そして何よりラ・カンが今回印象的でした。ルージに責められても反論しなかったのは、自分がかつて無抵抗でディガルドに領地を明け渡したことに関して、未だに迷いがあることを感じさせます。
ディガルドに抗戦して死んだゼ・ルフト守備隊に対する「だが、彼らは戦ったのだ」という台詞の意味が、今週になって重いです。
ああいう犠牲を出したくなかったから、無血でディガルドに領地を明け渡した。その結果、領民に苦難をもたらすこととなった。あの判断は本当に正しかったのか? あの時徹底抗戦の道を選ぶことも出来たのでは?
そんなこんなで何も言えないおじ様の代わりに怒りをぶつけるレ・ミィの気持ちもよく分かりましたしね。
ルージとは対照的に、幼い頃から修羅場を見て育ったんだろうし。
それにしてもゲオルグは恐い。
街の守備をがら空きにした上、後発隊の戦力まで召集するなんて、この人戦略的には無能だなと一瞬思いかけたのですが。
「味方にいくら損害が出ようと構わん」
ひええ。
この人の座右の銘は、多分「徹底!」。留守の隙を突かれてゼ・ルフトや後発部隊が襲われることもやむなしと思っていそうだ。敵に回したくはないけど、味方にもいて欲しくない……。
ザイリンさんが嫌がっていた理由が分かりますね。