りとるふぁーむ~ベジ日和☆ 富山で食育を楽しもう!

富山県在住!楽しく食育活動中
氷見の事、子ども達と楽しいベジフル生活を書いています
『とやま食育ラボ』もこちらから

氷見発!ボッシーニの野望(2)*煮干しの可能性

2010-09-14 05:20:00 | 氷見情報&ランチ
煮干しや糠いわしの作り方を一通り聞いてから事務所に戻って一息。。。
出てきたのは、煮干スープ。
煮干しを水につけておいて醤油で味をつけただけのスープですが、これが美味しいの
ホッできる味でした。

煮干し作りで使っている富山の深層水も頂きました。
ミネラルっぽいような…でもまろやかな感じました。飲みやすかったです。

そして、作っていただいたのが、先ほどのスープで使った出がらしの煮干しをトッピングしたピザトースト。
これもなかなかいけましたよ
煮干しが全然気にならないんです。
これなら子供も食べてくれるかも。



おつまみに頂いたのは、「おちょぼいかの煮干し」、
「かたくちの煮干し」「まいわしの煮干し」「うるめいわしの煮干し」。
いろんな煮干しを頂きました。



そう、いわしと言ってもいろんな種類があるんですよ。
知っていましたか?

 

手のひらに乗っているそれぞれのイワシの写真もありますが、
テレビ取材の時にさかな君が書いてくれた絵の方がわかりやすいかも。

「かたくちいわし」
この魚は、背が黒いため「セグロ」「セグロイワシ」と呼ばれます。
また、口が顔の下の方にあるため、「タレ」「タレクチ」とも呼ばれています。

「まいわし」
ふつう、「イワシ」と呼んでいるのは、「真イワシ」の事です。
背が青く、側面に7つか8つの点があります。
大きさによって呼び名が変わります。
25センチくらいの大きな魚を「大羽イワシ」、10センチから20センチくらいのを「中羽イワシ」、
10センチに満たない小さな魚を「小羽イワシ」と呼んでいます。
また、「小羽イワシ」を「平子イワシ」と呼ぶ場合もあります。

「うるめいわし」
灰色がかった薄青色の魚体で、ずんぐりしています。
眼に膜がかかっており、潤んでいるようにみえます。
「ウルメイワシ」という名前は、この眼からきたようです。

ちょっと知っておくと楽しいかも♪

kakiさんから美味しいおだしの取り方を教わりました。

水10リットルに対して煮干しを頭や内蔵を取らず、そのまま10匹ほど水に浸します。
煮干しだけを取り出し、吸い物や味噌汁にすると上品な汁物ができるそうです。
ポイントは煮干しを煮立たせない事。
これだけでかなり味が違うそうです。試してみて下さいね。
そうそう、おだしは冷茶ポットに常備しておけば便利ですよ。
その場合は、作ってから2日以内に使い切って下さいね。


あたりを見回すと面白いアイテムが見られます。
『煮干のリース』でしょ~。
『煮干しのネックレス』(笑)

 

煮干しをネックレスにする人は他にはいないですね…きっと。。。
アッ!本物の煮干しじゃないですよ。
煮干しの形の箸置きを氷見のオリジナルアクセサリーのお店「eMu」さんで作ってもらったそうです。
素敵です。
他にもブローチもありましたよ。
(eMuさんは以前ブログで紹介していましたね。詳しくはこちらをどうぞ→「氷見shop ☆ eMu」


帰り際、改めて聞きました。
「ボッシーニの野望ってなんですか?」

「世界征服!」(笑)
全世界の家庭に必ず一袋常備を目指して!って。



一見クールで芯は骨太。集合体で動く。
このボッシーニを各地で見る事があるかもしれないですね。
これからの活躍が楽しみです。
目が離せないぞ~(笑)


お土産に『煮干し』と『おちょぼいか煮干し』を貰っちゃいました♪





柿太水産の6代目の日記『へなちょこ@柿太水産六代目』も楽しいですよ。
ブログから柿太水産無添加ショップに行くこともできます。
ぜひ通販もご利用下さい。

そういえば…以前、kakiさんの商品を購入した事がありましたね~。
(詳しくはこちらをどうぞ!→「ホワイトデーにみりん干し!」

kakiさん、忙しい時期にお邪魔して申し訳ありませんでした。
これからもどうぞ宜しくお願い致します♪


そうそう、事務所の外にくっついているイワシ君の名前。
かたくちいわしです。
わかりましたか?



これから煮干しと野菜のコラボ企画もあるかも楽しみです。
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 byりとる

氷見発!ボッシーニの野望(1)*煮干しとこんか

2010-09-14 04:30:00 | 氷見情報&ランチ
9月に入った頃、ラジオで聞こえてきたニュース。
「氷見沖の富山湾でとれたイワシを使った煮干し作りが、
江戸時代創業の水産加工会社「柿太水産」で最盛期を迎えています」

これが私とボッシーニの出会いになりました。



って、なんか面白そうでしょう

このニュースを聞いて私は思ったんです。
氷見に住んでいるのに氷見特産の煮干しについて何も知らないな~。
じゃあ、見に行こうっと♪って。
そう思いたったらすぐ行動の私。
すぐにHPを探して問い合わせしてみると、返事がすぐにきましたよ。

「いつでもOKですよ!」(文章はもう少し長かったですが省きました)

「じゃあ、行きま~す♪」(えっと…もう少し丁寧な文章で問い合わせしてますけどね

で、行ってきましたよ。
氷見浜の無添加干物を取り扱っている柿太水産さんです。
「柿太(カキタ)」の屋号は、江戸時代の初代の柿谷太助から命名されたそうですよ。
江戸時代から続くお店ってスゴイですよね。



「柿太」さんへ行くのは初めて。
ちゃんと着くかな~と心配でしたが、すぐにわかりました。
目印は事務所の外にくっついているイワシ君。
ブリキ造形作家さんが作られたブリキのイワシ君なんですよ。
素敵です♪
今はキレイですが、そのうち渋く粉がふいたようになって、そしていつかは赤錆色になっていくそうです。
イワシが煮干しになっていくんですね。。。
なんかそういうの好きだな~。

よ~く見ると、3匹とも違うイワシですよ。
わかりますか?



じゃあ、問題です!
↑このイワシは何イワシでしょうか!
答えはこの記事を見ていくとわかると思います。
なので、最後に書きますね(笑)

事務所の扉を開けると、事務員の方がいらして、柿太さんは奥にいらっしゃいました。
しばらくお待ちくださいとの事。
事務所を見渡しているとワクワクするような物が沢山♪
いろんな事を聞かなくっちゃって、本当にワクワクしちゃいました。

出て来られたのは、素敵なお姉さま「kaki」さん。

「さて…何からお話しようかな…」

で、最初に煮干しが作られるまでをお話して下さいました。

①氷見漁港で競り落とされたいわしがトラックに積まれてリフトで運ばれます。
タンクで氷詰めされたイワシが柿太さんへ運ばれます。
(この日もイワシが揚がって、入れ物+氷+イワシで200㎏が4杯が来たそうです)
②イワシを水洗いします。
③釜茹でで3~5分(天然塩のみ使用)
④茹で上がり。
⑤天日干しと冷風乾燥。
⑥乾燥させた煮干しを選別。
⑦箱詰めされた煮干し。
⑧完成!

↓これが煮干しを茹でる釜です。大きいですよぁ~。


初めて知りました!
作った次の日には煮干しが出来て店頭に並べられるそうです。

で、こちらは「糠いわし(ぬかいわし)」。
「こんかいわし」とも言いますね…
こんかいわしの「こんか」とは小糠(こぬか)…米糠のことを言うそうです。

見た事ありますか?
見た目は「ん?」って思うかもしれないですよね(苦笑)



でも、乳酸発酵された旨味とピリ辛味が絶妙なんですよ。
実家の父が好きでよく食事に出ていたのを思いだします。

糠いわしの製造工程は…
①天然塩をまぶして一週間ほど漬け込む。
②ザッと水洗いし、氷見産のコシヒカリの米ぬかをまぶす。
③方向をそろえて、隙間なく漬け樽に並べる。
④樽いっぱいまで詰めたら、米ぬかをかぶせる。
⑤樽にう重石をのせて、じっくりと熟成させる。
⑥糠いわしの出来上がり!

寒の時期に水揚げされたイワシを半年間ほど漬けます。
なので漬け上がりは6月後半…梅雨明け頃になるそうです。

1、2月に水揚げされた寒のいわしを6月にあげて、夏の暑い時に食べる。
夏って食欲がわかないですよね。
そんな時にご飯が食べたくなるように作られたのが糠いわし。
本当に塩っ辛くてご飯が進むんです。
昔の人って考えましたね~~~。

↓こちらが糠いわしが漬けてある樽。



年季があります。
樽は昔、醤油味噌屋さんが使っていた樽なので、良い菌や酵母が付いているそうです。
漬け床には氷見産のコシヒカリの米糠、麹。
そして富山湾の深層水でうまみが加わり、糠いわしが美味しいわけだよぉ~。

kakiさんは「糠いわし」を氷見のアンチョビとして紹介しています。
どうやって食べるんだろうって思っていたら、
「糠いわし」の糠をとって生で食べさせてくれました。
ん、これはこれでいける

kakiさんオススメの食べ方を紹介しますね

●ぬかをつけたまま軽く焼いてどうぞ。
(オーブントースターで2分ほど)
ご飯がすすみます。お茶漬けにしても美味。

●ぬかを落とし、さっと洗って細かく刻み、そのままどうぞ。
乳酸発酵の旨味とビリ辛がマッチして絶妙な味わいです。

●二杯酢につけるとさっぱり美味しく、日本酒と好相性です。

●オイルやハーブに漬けたものはワインに合います。

私もちょっと糠いわしを試してみたくなっちゃった

ブログは続きま~す(苦笑)



イワシってスゴイですねしみじみ…
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