りとるふぁーむ~ベジ日和☆ 富山で食育を楽しもう!

富山県在住!楽しく食育活動中
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曲がる食器~高岡市の鋳物会社『能作』*夢の扉+より

2011-05-19 05:45:00 | つれづれdiary
先日、ずっと見たい!と思っていた番組の再放送を見る事ができました。
リアルタイムで見たかったのですが、見逃しちゃったんです(苦笑)

『夢の扉+』
『夢の扉+』は、大きな夢の実現を目指している未来の原石たちを紹介するTBSドキュメンタリー番組です。

その第一回に紹介されたのが、富山県高岡市戸出栄町にある株式会社・能作(のうさく)さんです。
400年の歴史がある伝統産業「高岡銅器」で有名な高岡市にある鋳物メーカーさんです。
鋳物というと花器や仏具が有名だそうです。
あと、お寺の鐘。全国にあるお寺の鐘の8割が高岡製。

今話題の『曲がる食器』はこの能作で作られました。



地方の地場産業が世界に「曲がる食器」で打ってでる!そんなお話。

世界が驚愕!曲がる食器
職人を救った逆転の発想


ある日、鋳物職人の能作さんは鋳物工場に見学に来た母子がいて、
その母が語った「勉強しないと、ここの職人さんみたいになるわよ。」の心無い言葉にショックを受けます。



自分にも聞こえたが、職人にも聞こえたはず。
この産業が消えていくと思っている人が多い。。。
その日誓った。



鋳物産業の職人の地位を取り戻す!

能作さんは、今まで作った事がない商品に目を移す。それが「食器」。
目指すは世界的に有名なアレッシィ。

そこで、錫100%の食器を考案。
でも問題続出。錫は柔らかい。
そこで、柔らかく曲がる特質を逆手に取って、自由に曲げられる食器を作る。
職人が砂と格闘して2ヶ月「TIN CRY」という商品が出来た。
「TIN CRY」(すず 泣く)。。。「曲がる食器」はこうして産声を上げた。



世界でも類を見ない「曲がる食器」。
今では有名百貨店に並ぶ人気商品です。





能作さんは職人達の期待を背負って世界にも挑戦します。
パリへ。
最初は能作さんのブースにバイヤーが立ち止まらないが、
「ニューヨーク近代美術館」「メルシー社」など大口の商談が進む。

伝統産業はまだまだ世界に通用するもの。
職人のすばらしさを世界に広めたい。


そう言って笑っていた能作社長の笑顔がとても優しくて…
感動しました。

今では小学生が工場見学に訪れる。。。

以前から気になっていた番組だったので、長男と一緒に見ていたのですが、
長男も作るという事に興味津々。。。
いつか、会社見学に行きたいねって話をしました。
そして、能作さんの食器を使ってみたいねって