それまで

晴れてたのに、急に暗くなった。

きのうみたいに降らないかなあと思ったら、また雷と雨。

そんなにひどくはなかったけど。





「プロフェッショナル 仕事の流儀」細田守さんの回を見る。

「宮崎駿の後継者」っていうのはどうなんだろうなあ。

たぶん向かってる方向が違うし、宮崎さんが切り開いた道をこの方が歩いてるわけじゃない。

ジブリでできなかったっていうのが、その答えのような気がする。

与えられた仕事をこなすっていう職人型ではなくて、

もっと自分の内面から出たものを大切にするタイプ、みたいな。

なんかハウルとかそのへんの話は、ネットに転がってる話とちょっと違う感じだったけど。


あと、宮崎アニメって、なんども見られるものが多いけど、

細田さんのはそんな気軽には見られない感じ。

なんていうか、ちょっと重い。

家帰ってごはん食べてふろ入ってTVつけて、やっと落ち着いてチャンネル変えたら、

あ、これまたやってる、見よう、あー、また最後まで見ちゃった。

っていうふうには見られない。

なんか、よしって決めて、夜中に電気消して見る感じ。

「サマーウォーズ」はぎりぎり見られるけど、

おばあちゃんと息子はやっぱり重いし。


ぜんぜんタイプが違うように思うから、

そういう変な持ち上げ方されると迷惑じゃないかな。


BGMに、ビリー・ジョエルの Lullabye (Goodnight, My Angel) かかってた






その前に「ジュラシックパーク」見てたんだけど、

宮崎アニメってこういう感じよね。

なんか気楽に見られるし、どっからでも何回でも見られる。

まあ、いやいやそんなにつごうよく？って思うところもあるけど。

女の子が坂本真綾さんだったのを思い出して時の流れにおどろく。

富山さん、永井さん、大塚さんあたり出ててもいつの時代かわかんないし。


ゆうべはじめて気づいたけど、

ずっと、最後にヘリから見えるペリカンがプテラノドンだってかんちがいしてた。

あんなよその島に飛んで行ってるのにどうするんだろうと思ってた。

はずかしい。人に言わないでよかった。






その前に、江戸川乱歩のやつも見てた。

おもしろかったけど、ちょっと引っかかるところが。

戦争に向かう流れの中で発禁処分になってどうこうってあったけど、

こういうのを非難する人が、逆に今同じようなことを推し進めてたりするよねえ。

こういうダブルスタンダードっておぞましくてふるえてくる。


たぶん乱歩さんって、こういうイデオロギー的なものに利用されるのって、

あまり好きじゃない人なような気がするんだけどな。


「時をかける少女」が軍国アニメだって言ってるおかしな人もいるみたいだし、

まあ、どんな意見を言うのも許されるいい国だわ、日本は。


ただ、発言するなら、自分の意見には責任を持つべきだと思う。

もし自分が「有識者」だったり「著名人」で、

自分の発言に影響力があると思うなら、なおさら。


安保法案とは何か、なぜいまなのか、強行採決ってどういうことか、

徴兵制ってどういうものか、集団的自衛権ってなんなのか、

自分の言葉で説明できるくらい理解してから、発言した方がいいのでは？


専門的知識に自信がないのなら、核心的なことは言わないのが賢明だと思う。

なにが正しいのかまちがってるのかなんて、なかなかわからないんだし。