書かなくなった。
年賀状もお返事だけにしてたら、だんだん減ってきたし。
文面は印刷するけど、あて名は手書きにするし、
なにかひとことでも書くようにはしてる。
字を書くのは好きなんだけど、
相手がいないし、うそを書くのもいやだし、
書くために書くのもなんか相手に悪いかなあって。
そういえば、もうなくなってしまったと思うけど、
母親の実家が特定郵便局かなにかだったはず。
NHKの「この国のかたち」でやってたけど、
郵便制度が日本でものすごい速さでできあがったのは、
特定郵便局を引き受けた地方の名主の心意気によるところらしい。
「名こそ惜しけれ」から「公の意識」
土地の所有から封建領主が生まれて、
それが民主主義につながっていくっていう流れなんだろうけど、
普通選挙さえやれば民主主義になるっていう考え方は、
どこから出てくるもんなんだろうか。
貧しさを恥じず、公に奉じる、という考えがいまも生きてるからこそ、
生活保護を受けない、という人がいるのかな。
松の木を植える武士と、それを自発的に助けた領民。
公っていう概念こそ、日本が世界に伝えていかなくてはいけないところなんだろうけど、
日本にいる異文化の人にさえ、伝えるのは難しい。
多文化共生って、こういうことを理解してもらうことでもあるはずなんだけど。
そして、日比谷焼打ちから始まった変化。
マスコミの煽動と群集の暴走。
これは今につながるものなんだろうな。
発言の一部分だけを悪意で切り取って発信するとか。
たしかによけいな発言ではあるにしても、
まともな日本語力があれば文章全体を読めば、意味は理解できるはず。
ちょっとあやうい感じはするけれど、
安保法制に反対してた人のインタビューが使われてたり、
ちゃんとバランスも取れてたと思うし、
こういう番組をまだ作れるなら、NHKにもまだ期待できるのかも。
でもこれ読んだはずなんだけど、すごく新鮮に感じるのはなんだろう。
もう一回ちゃんと読まないと。
「街道をゆく」は何冊かは読んだんだけど、
さすがに量が多くて挫折したけど、少しづつでも読まないと。
世界の名著は「天と地と」
半分くらいは脱線した話だったのに、
最後の方に急にななめ読みではなくて、
歴史小説に正面から向き合おうという熱い話になった。
なのに、締めの言葉は「女性は怖い」
なんかおもしろかった。
海音寺潮五郎は司馬遼太郎とちょっと似た雰囲気を感じて、
けっこう好きだった。
「武将列伝」はずいぶん前にになぜか3巻から6巻まで読んで、
1巻2巻はずっと買ってなかったんだけど、
だいぶたって、そういう感じの文春文庫の黒い背表紙を古本屋で見つけると、
片っぱしから買ってた。
「天と地と」は映画版をTVで見て、
あんまりよくわからなかったので買ってないはずだけど、
もしかしたらその頃に勢いで買ってたかも。
一回また倉庫を探して見ようかな。
下剋上はなかった、っていうのに、
ちょっと興味をひかれたけど、
それらしい本の感想を調べてみたら、
どうなのかなあって感じ。