TBA

(仮)

真正面からの変化球

2018-08-24 | テレビ番組

台風は過ぎていったけれど、

湿気も多いし、前の日とほとんど何も変わらない気候。


恐れてたほどには被害が出なかったことはよかったとは思うけど、

もう台風も大雨もかんべんして。





「100分de名著」見た。


「走れメロス」って、なんとなく苦手。

若松さんの解説で、新しい見方ということで、

期待してたけど、やっぱり印象は変わらなかった。


民を思ったあげくに暴君化。

「十二国記」にそういうのがあったっけ。

その物語では道を失った王は命を失うけれど、

メロスの王はどうなるんだろうか。


人の心はそう簡単には変わらないし、

王の改心がほんとうだったとして、

民の憎しみをため込んだ彼は許されるんだろうか。


そして、正義漢メロスは、元「暴虐の王」をどう扱うのか。


SNSのブロックの話があったけど、

「自分の中から他人を排斥する」のは、

自分の正義をもてあます人であったり、自分の「正義」しか認められない人。

そして、自分と異なった価値観を「許せない」人。



『善く生きようと思っていてもできない人もいる』


というのはわかるけれど、

それは自分のための言いわけにしてはいけないとも思う。



『人とともに生きていることに気づくと

 それが杖となり思わぬところに力を得る』


"人間孤独にゃやっぱ勝てない"みたいな。

この曲、ちらっと聞いたときに、

なんかつんくさんぽいなあと思ったけど、そこの繰り返しで確信した。

カップリングのほうは演歌と言われても…


あと、バスケの4人…

そのジャージや遠征費用が国民の税金からのものだとか、

応援してくれているファンのことなんかが少しでも頭にあれば。



最後の「ありがとう、友よ」っていうのも、

なんかできすぎててなあ。


熱海のエピソードを知ってしまうと、

どこまで本気で書いたのかなって気もしないでもないし、

真正面から受け止めていいのかって気もする。


古典の翻案、パロディをまじめにやりすぎた感も。

森見さんのとかも読むとなんとなくそんな感じもしてくる。


まあでも、真正面から素直を読むべきだから教科書にも載るんだろうし、

だからこそのうさんくささもあるような。


いろんな読み方ができるっていうだけでも、

すごい作品なんだろうな。
コメント
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