きょうも急に汗かいたり、
急に寒くなってみたり、なんだこれは。
まだ本調子ではないらしい。
ゆうべはひさしぶりに、
「ふしぎ発見」と「美の巨人たち」をちゃんと見た。
でんちゃん、と呼ばれてる女の子、誰だろう。
あとで調べて、そういう枠があるんだろうなあ、と。
どっかにいってしまった女優さんがよく出てたとこだし。
若いのによくしゃべる頭の良さそうなおもしろい人だったのに。
最近、いろいろあってあんまりイメージはよくないけど、
景色はやっぱりスケールが違う。
こういうところで暮らしてる人と考え方が違うのはあたりまえ。
簡単に「理解しあえる」とか考えるのは甘く見すぎ。
ずれが大きくなっていつか爆発するのもわかるし、
強いものがえらい、みたいなところだけ、
妙に一致してしまうのが良くないところのかも。
まあ、メインは八代亜紀さんだったのだけど。
「美の巨人たち」もおもしろかった。
大浦天主堂、修学旅行で行ったことあるようなないような。
作ってみろって言われたら、
とりあえずなんとか形にしてみせる、日本の職人魂がすごい。
蒸気船とか見ただけで作ってしまうような人たちだから、
あれくらいはどうにでもなったのかも。
寝る前に、ぼんやりチャンネルを変えてたら、
「100分de名著」のフランケンシュタインの回の再放送。
途中から見始めたら寝られなくなった。
はじめから見ればよかった。
というか、一回見てるはずなんだけど。
まだ、偏りがひどく出てなかったころの番組。
伊集院さんはこれくらいのほうが福々しくていいと思う。
最後の解釈は蛇足かなあと思ったけれど、
ヴィクターはもっと自分の仕事に信頼を置くべきだったっていう、
伊集院さんの言葉は深い。
大学と軍事研究でもめてるのを見ても思う。
『本学における研究活動は、社会の安寧と人類の幸福、
平和へ貢献することを目的とするもの』
軍事の研究とどうやったら完全に線がひけるんだろうか。
科学者ならどこからお金が出てようが、
少なくとも『平和へ貢献することを目的』と掲げるなら、
二度と戦争が起こせなくなるようなものを発明してやるっていう気概がほしいな。
で、そうやって内部でぐちぐち言ってるあいだに、
野蛮な他国に占領されてしまったら、
その人たちはもう研究は一切やめてしまうんだろうか。
税金から研究資金が出てくるということは、
国民に対して責任を負うことでもあるのだと思う。
なら、国民の生活を守ることも科学者の務めでもあるのでは。
というか、戦争は人間同士ですると決まったわけでもないのだし。
宇宙は地球人にとって「やさしい場所」とはかぎらないのだから。
そして、おもわくに『なぜそんな悪が生み出されたのか?』
『悪を生み出さないためには何が必要なのか?』を考え続ける、とあるけれど、
いちばん大事なのはそこで「思考停止」にならずに
「悪を生み出してしまったらどうするか?」を考えることではないかな。
日本が「戦争を起こさないために」手足をもいでしまう前に、
戦争が起きてしまったとしても日本の国民が生き残ることが大事なのと同じ。
戦争を起こすのが日本だけと決まっているわけではないのに。
この物語のテーマもそこでしょう?
ヴィクターが「怪物」とどう向き合えばよかったのか…