ぜんぜん見てない。
というか、TVでも1本まるまるは見てない気がする。
映画見なくなったなあ。
なんでかわからないけど。
でも、うっすら思いあたるのは、
映画ってさびしいなあって感じること。
最近、短くなったとはいえ、
連続ドラマやアニメは3か月で11本くらい、
10時間とか30分番組でも4時間以上。
2時間とか3時間では、
掘り下げが浅いなあって思ってしまったりするし、
登場人物に親しみを感じるようになったらもう終わり。
とはいっても昔はけっこう見てた。
すごいアクションとかすごい映像っていうよりも、
ある時期のこととか、数か月の間だったり、
もっと短い何日かとか、ほんの数時間にあったできごととかを、
さらーっと描くような映画が好きだったんだけど、
そういう映画ってあんまり一般受けしないので、
よっぽどアンテナを張ってないと、
いつやってるのかもわからないし、
単館系とかで気づいた時には終わってる感じ。
梅田のスカイビルとかよく行ってた。
10年くらい前までは、
わりとそういうじみーな映画も、
NHK-BSの深夜にやってたり、
テレビ大阪とかサンテレビとかでも、
夜中にやってたりしたんだけど、
深夜アニメに変わっちゃったのかな。
まあ、それはそれでおもしろいのもあるし。
年末年始も子どものときとかは、
やったらと映画やってて、すごく楽しみにしてたもんだけど、
最近はそうでもない。
あ、「ホビットの冒険」はちょっと見たい。
でも、なんで一日で続けて放送するかな。
あと、サンテレビが変なラインアップでおもしろい。
元日の早朝からターンAガンダムとか。
そういえば「逆襲のシャア」とか、
この時間にやってたなあと思って調べてみたら、
早朝ガンダムは毎年恒例のことらしい。
だれがそんなこと思いついたんだか。
クリスマスが楽しみだったのも、遠いむかし。
ただの週末。
帰れまサンデーを寝起きでぼんやりと見てたら、
ミニファミコンでむかしのゲームをやってた。
なつかしい。
ちょっとやりたいなあと思うけど、
うまくいかなくていらいらするんだろうな。
なんか理由があると思うんだけど、
特製のメモリーカード的なもので、
次々にほかにもいろんなカセットのゲームが、
できるようにすればよかったのに。
ゲーム自体を復活させるだけなら、
バーチャルコンソールもあるし、
3DSでもカセットでまとめて出せばいいだけで、
そっちの方がリスクも少ないし。
でも、わざわざこういう形のものを出すっていうのは、
すっかりテレビから離れてしまったゲームを、
もう一回テレビの前に戻そうっていう狙いがあるのかも。
図書館で借りた本。
「村上春樹は、むずかしい」を読んだ。
うーん、なんていうか…
むずかしくしようとしすぎなような。
中国や韓国の「高度な読書人」からの
評価にこだわる意味ってなんなんだろう。
日本でもいわゆる文壇からは、
あまり高い評価を得られてなかったんだし。
学生運動の挫折で社会とのかかわりを断った作者が、
アメリカに渡ったあと、オウムや震災があって、
もう一度社会とかかわろうとしてるっていうあたりは、おもしろかった。
でも、そのへんがうまくこなれてないから、
最近の作品がわかりにくくなっているような気もする。
この人の作品を好きなのはたぶん、
「深い井戸」に自分からはまりたい人だから、
そこから出るにしてもなかなかうまくいかないんじゃないかなと。
この世界がおかしく見えるのは、
なにか大きな組織が、
この世の中をゆがめようとしているからだって考えるのは、
すごく世界を単純に考えすぎているようにも見える。
「北千住発日比谷線の乗客」たちもまた、
この世界を動かしてるものの一部なんだから。
中国人がときどき出てくるのはなんでだろうとは思ってはいたけど、
そこまで深読みするのはどうなんだろう。
最近、厚めの新書を本屋で見かけるたびに、
その内容をちらっと見て、
「イエローページ」と同じひとなのかって気になってたんだけど、
これを読んだら同じひとなんだなってわかった。
文芸評論を専門にしている人が、
国際政治を語ることは自由だけれど、
それを専門家の意見のように取り上げるのは、
なんかちがうような気がする。
日本人や日本の政治家が態度を改めることで世界が変わるのなら、
あの戦争で日本が負けたあと、とっくに世界は変わっているんじゃないかな。