ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

世界一周 Part2 11日目

2013年07月21日 | 新しい世界一周 2013
今日は観光するのだ。
まず、地下鉄のアラーニャ・ヤーノシュ駅で72時間乗り放題券を買う。
ブダペストのメトロのチェックは非常に厳しい。
入り口で絶対見逃すかと、厳つい男がチケットのチェックを怠りない。
時には車内で制服を着ずに、騙し討ちみたいに検札する。
いちいちチケットを買っていたのでは面倒なのだ。
多分割高だろうが、葵の御紋みたいに72時間券をかざせば、
「ははぁっ」とは言わないがすんなりと通れるので楽なのだ。

まず、乗り始めはモスクワ広場まで。ここから王宮広場には近い。
王宮広場は、ドナウ川を挟んで、ブダ側の丘の上にある。
くさり橋を渡って、歩いて登るのは非常にしんどいのだ。
モスクワ広場からも登りだが、ここはそれほどではない。


マチューシャ教会前の像

さて、ウィーン門からマチューシャ教会へ徒歩を進め、ブラブラと景色を眺めながら、歩いて坂を下りる。
登ってくる観光客は、ハアハア息を切らしている。しんどいでしょう。


王宮の丘から見るくさり橋。ドナウ川の向こうはペスト側

くさり橋を渡って、聖イシュトバーン教会の正面に出る。


聖イシュトバーン教会

圧倒的な教会の大きさ。しばし見ほれながら、横の道をオペラ座の方に行こうとしたとき、
イタリア人の旅行者だが道を教えて欲しいと言ってきた。
王宮の方を地図で説明しようとするが、きょろきょろしてあまり人の言うことを聞いていない。
何か変なやつだなぁと思っていたら、前方から身分証明書のようなものをかざして、
「アイアム ポリス」と別の男が行って来た。
なんだそんなことだったのか、うぶな旅行者じゃあるまいし、そんな詐欺には引っかからないよ。
「ノー、ノー」と大声で言いながら彼らから離れた。
今回はいろいろあるなぁ。油断してるわけじゃないのに。

宿の近くの「ありがとう」という日本食レストランで昼食。
そこの日本人の女将さんと、先ほどの詐欺の話で盛り上がる。
実際に出会った人の話を聞くのは初めてということだった。

宿に帰り少し休んでから、メトロで英雄広場に行く。


英雄広場


美術館


ロートレックの絵。日本と違って、金さえ積めば写真OKなのだ。

ここには西洋史美術館があって、ゴヤやロートレックの絵がある。
宗教画が非常に多くて、少し疲れてしまった。
帰りに、近くのスーパーでハム、チーズ、パンを買って帰り、昨夜買った白ワインで夕食とする。
名物のフォアグラは明日食べよっと。
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世界一周 Part2 9,10日目

2013年07月21日 | 新しい世界一周 2013
ダルエスサラームを夜9時過ぎに出て、チューリヒ経由でブダペストに入る。
随分早めに空港に行くが、チェックインが早いというので、空港の建物自体に入れてくれないのだ。
何てひどい空港だろう。こんなとこは初めてである。

スイスエアーのナイロビ経由チューリヒ行きのビジネスは大満足。
きれいなお姉さんと、フルフラットのシート。
ナイロビを出てすぐ食事が出て、それからは朝食を断ってひたすら寝る。
6時前に起きて外を見ると、アルプスの山々が朝日に映えている。

チューリヒはスルーのためトランジットなのだが、パスポートコントロールを通過しなければならず、にスタンプを押される。
その代わり、ハンガリーに入るときはノーチェックである。
スイスエアーの乗り継ぎでブダペストに到着。
バゲッジクレイムで待っているとき、日本人男性の60歳くらいの2人連れに会う。
話していると、市内まではミニバスのシャトルがいいと言われ、
荷物が重い関係で,市バスと地下鉄乗り継ぎは諦めミニバスにする。


ブダペストのオペラ座。宿はこのすぐそば。メトロの便利は非常にいいところだった。

午後3時半過ぎ、ミニバスのドライバーは寸分狂わず日本人宿のルームオペラの前に着けてくれた。
降りると、オーナーの榎本さんの旦那であるマーシュが「ヨシカワさん」と声を掛けてくれた。
ホッと安心したものだ。
榎本さんは15分ほどで来るからと、マーシュは英語で鍵の扱い方やいろいろ説明してくれる。
アパートを改築した宿で、榎本さんの心遣いが行き届いた、非常に清潔な居心地のいい宿である。
やがて来た彼女から少し詳しい説明を受け、一人暮らしが始まる。
日本人宿なのだが、宿泊客が自分一人なのだ。
いささか当てが外れたが、やっかいな同宿者がいるよりかましだろう。
今日は長い長い移動で疲れたので、休息日とする。観光なし。
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世界一周 Part2 8日目

2013年07月21日 | 新しい世界一周 2013
11時頃から国立博物館を、尋ね尋ねて行き着く。
しかし、まったく見るものとてない展示。
人もほとんどいない。お粗末きわまりない。

日曜日で人通りがほとんどなくて、少し嫌な予感はあったのだが、
それなりに広い通りの向こうから、すごくみすぼらしい若い男がやってくる。
嫌な予感のまま、大きく横に避けると、手を差し出したまま寄ってきて、
すれ違いざまデイバッグを後ろから引ったくってきた。
ある程度予想していたので、左に身体をひねって、右手で払いのけ、走って離れた。
追ってくることはなかったが、通りにいた現地の人間は素知らぬ顔。
やはり噂通りの治安の悪さである。
土日の人通りの少ないときはなるべく人の多い通りを歩かないと危ない。

カフェで一息ついて、帰りがてらインディラ通りにあるローカル食堂に入る。
ここにはウガリのメニューがあったのだ。
ウガリは、主にトウモロコシの粉をお湯で練って、これを魚や肉のスープにつけて食べる。
手でちぎって食べるのが洒落た食べ方で、決してスプーンなど使ってはならない。
この写真の量で、約2,500シリング。150円くらいである。


ウガリとニャマ(肉)のスープ、それに豆スープ

もちろん完食できるはずもない。半分が精一杯である。

ひったくり騒動でいささか疲れたので、午後は休養に充てた。
と言うより行くところも特になかったのだ。


退屈しのぎに宿の前で知恵の輪遊びをする

夕食は、ムシカキ屋の近くの中華料理店に行った。
キノコスープと、エビのカレー炒め、チャーハンの3皿だったが、その量の多いこと。
3人で食べて丁度いいくらいか。大半残してしまった。
キノコスープは絶品で、これだけはほぼ完食したが。
今日は、ダルエスサラームの治安を実感する日になったが、
昔に比べると決してサラームな街ではなくなったと言うことなのだろう。
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