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1100年の秘祭公開 京都・石清水八幡宮「御神楽」

2010年09月16日 | ニュースから一言二言
1100年の秘祭公開 京都・石清水八幡宮「御神楽」…18日、国立文楽劇場
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100916-OYO1T00429.htm?from=top
(2010年9月16日 読売新聞)

平安中期から約1100年にわたって門外不出とされてきた、京都・石清水八幡宮(八幡市)に伝わる歌舞「御(み)神楽(かぐら)」が18日、大阪・国立文楽劇場で初めて一般公開される。これまで、学術目的に限ってごく一部の研究者だけが目にしたことのある“秘祭”。専門家は「日本の伝統芸能の源流に触れる、極めて貴重な機会」としている。

 神に歌や舞を奉納する神楽は各地にあるが、御神楽は特に宮中で行われたものを指す。社伝によると、同神社の御神楽は914年に始まり、戦国時代と明治維新後の一時期をのぞき、年に2回、祭神・応神天皇の生誕日とされる12月14日の夜などに行われてきた。

 楽人の長がサカキを手に舞う「人長舞(にんじょうまい)」など数種類の曲があり、笛や琴など雅楽の調べに合わせて歌うのが特徴。宮内庁に伝わる御神楽のルーツとされている。

 860年創建の同八幡宮は、伊勢神宮(三重県)に次ぐ格式の高い神社として信仰を集めてきた。9月の石清水祭は京都の葵祭、奈良の春日祭と並び「三大勅祭」と呼ばれる。鎮座1150年の今年を記念し、御神楽の公開に踏み切った。

 舞台で解説を担当する上田正昭・京都大名誉教授は「御神楽を伝承しているのは宮内庁などだけで、公開は極めて貴重。日本の芸能の原点を考えるうえで参考になる」と話している。