masumiノート

何を書こうかな?
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エネ庁も

2013年09月25日 | ガソリンスタンド2

9月25日の燃料油脂新聞です。

エネ庁も元売りに“特約店が業転玉仕入れても大目に見てやれ”みたいな、ピントのずれた通知を行っていたという記事です。


ガソリンスタンドの数が減って1店舗当たりのガソリンの販売量は増えても過当競争が続いている、そして業転格差が大きい現状のままでは系列地場SSは更に減って空洞化は免れないという記事です。


系列玉と業転の狭間で揺れる

地場フルサービスSSの仕切りと同等の看板・実売価格が横行しており、底値に引きずられる格好で地場フルサービスSS業者のマージンもじわじわと下がり続けている。
「業転玉を仕入れなければ食べていくことが出来ない」という悲鳴があがる背景だ。

その一方、系列サインポールを掲げながら業転玉を購入することに抵抗感があることも否めないようだ。

「創業以来、業転を一滴も取っていない」―。観光地で営業している地場フルサービス業者はそう言い切った。

しかしSS経営は苦しさを増している。
平成10年くらいまではガソリンボリュームは伸び続けた。ところが周辺にセルフSSがオープンして状況は一変した。
看板・実売価格は一気に下降し、価格追随しなかったため(※)現金客の流失に加えて法人客もセルフSSに向かっている。

「系列仕切り価格では価格追随することはできない。
それでも業転玉は取りたくない。
お客さまに嘘をついているような―」。

 

業転玉を積極的に利用している地場フルサービスSSでも、
「本来なら系列玉100%を貫きたい。
しかし市況をみてほしい。
セルフSSの看板・実売価格はわれわれの系列仕切り以下の場合も少なくない。
わたしには納得できない。」と複雑な心境を露呈した。

10月から最大手元売りが仕切り格差を是正すべく実質的にブランド料を引き下げる。
地場フルサービスSS業者は期待していいのか。

ブランド料とはいったい何なのか。
もう片方で普通に流通している業転玉がそう問いかけている。

*****

※ブランド料が1円安くなったからって何も変わらないと思う。

ブランド料が1円安くなったからって格差が縮まるとは限らない。
今日この時も業転玉はどんどん値下がりしているそうです。

消費者はいくらの差なら納得するのだろうか?
メーカーのマークのあるガソリンスタンドとないガソリンスタンドと。
セルフとフルと。


分析表や保証を必要としない個人消費者であれば、品質に問題がないのなら1円でも安い方が良いに決まっている。
元売りの保証を必要とする法人はいくらの差まで認めてくれるのだろうか?
同じガソリンに・・・

*****

それよりも私は、
系列でも業転OKを後押しするかのような自民党の石油流通問題議連と公取委とエネ庁に心底ガッカリしています。

大丈夫か?
と思う。


無印さんとかブランドさんとかUnknownさんとか?
喜ぶ人もいるみたいだけど、

大丈夫か?
と思う。



ここで
先日の記事、全石連経営部会の中村彰一郎部会長の言葉を再掲。

「部会としては業転格差を縮めてほしいというスタンス。
販売業者の多くは業転玉を買いたいと思っているわけではない」と指摘し、格差が1円程度に縮小することを強く求めた。


ホントにもう、
自民党のナンチャラとか公取委とかエネ庁とかの見解とか通告とか、それって、
「お客様に嘘をついているような」っていう思いで、理不尽な思いにも耐えて、苦しくても系列100%仕入れを貫いてきた、そういう真っ当に商売をしてきた人間の行いを否定するようなものじゃないのかな。

おかしいよね?

いや、もしも世界中の人が「おかしくない」って言ったとしてもmasumiさんは「おかしい」と思う。

ほんとうに腹が立つ。





 


ガソリン携行缶の正しい使い方

2013年09月25日 | ガソリンスタンド2

福知山花火大会の事故を受けて、危険物保安技術協会による「ガソリン携行缶の正しい使い方」というチラシが制作されました。

2010年03月20日のmasumiノート、「ガソリン携行缶」
この記事に書いたように当店は2003年の秋から容器への販売は消防法適合ガソリン携行缶のみとしており、当時は公的機関のそういったポスター類もありませんでしたので手作りの「取扱い上の注意」をお渡ししていたのですが、行き渡った頃にそれは止めました。

最近、近隣のフルスタンドがセルフに改装したからか新たに“容器のみのお客さん”が来店されるようになりました。
(10年前の2003年に、「なら、他の店に行くわ!」と捨て台詞を吐かれた方も含まれます^^;)

今は立派な公的チラシがあるので助かります。



因みに「ガソリン携行缶」の記事に頂いたコメントのやり取りの中の“手作りの「取扱い上の注意(書)」”はこういう文章です。

*****

ご注意ください。
ガソリンは危険物です!!

事故事例

◆乗用車でポリ容器にガソリンを入れて運搬中、運転者がタバコに火をつけて灰皿に置いたところ、容器の口から漏れ出たガソリン蒸気に引火し火災になった。
◆金属缶でガソリンを購入し自宅で他の容器に小分けしていたところ静電気で引火した。など・・・

☆ガソリンは液体そのものが燃えるのではなく可燃性蒸気が発生して引火します。又、揮発性が高く常温で気体になります。
☆そして引火点は約マイナス40℃と非常に低いです。


ガソリンの運搬・保管・取扱いには十二分にご注意ください!!

*****


・・“ガス抜き”については、携行缶購入時に付帯している「取扱説明書」に書いてあるのだけど、それも書いておけば良かったかなぁ・・・(^_^;