危険物保安技術協会のガソリン携行缶の正しい使い方には購入についてこう書かれてあります。
セルフスタンドでは利用者が自らガソリンを容器に入れることは出来ません。
消防法令の基準に適合した容器でガソリンスタンドにて購入してください
・・・???
セルフスタンドもガソリンスタンドですよね?
確か消防法ではセルフスタンドであってもスタッフに給油してもらうことはOKのハズで、それを実施しているお店もあると思います。
ただ効率化と採算性を考えてセルフにした店側からすると、それは“勘弁してくれよ”となるので断ることにしているセルフのガソリンスタンドが多いのだと思います。
逆にセルフのガソリンスタンドの中には利用者が容器に給油することを黙認しているところもあるようです。
ただそういうところも近年の事故の多さからか・・・?
「今まで入れさせてくれよってんけどな、さっき行ったら出て来てアカンて言いよるねん」と言って当店に来られるお客さんがチラホラと・・・(苦笑)
そしてこれも福知山の花火大会の事故後業界紙で読んだのですが、「容器への販売を取り止めた」(セルフではない)フルのガソリンスタンドもあるようです。
消防法適合携行缶を持参しているのなら販売してあげれば良いのに・・・と思いましたが気持ちも分かります。
販売店側に責任がないとしても何か事が起きた時には面倒なことになるでしょうから。
大阪のパチンコ店放火事件のあとには、「容器へ販売する際には住所氏名使用目的を記入してもらい、免許証も確認すること」みたいな話も浮上しました。
古い灯油の引き取り処分のハナシの時のそうですが、その時もmasumiさんは「フルの店はそういった負担ばかり押し付けられて面白くないなぁ」と思いました。
(masumiさんは自発的にするのは良いのですが上から押し付けられてするのは嫌なのです)
先日はこんな話がありました。
お客さんとこうちゃんの会話
(携行缶に給油してもらえるのかと尋ねられて・・・)
「はい、入れますよ。 これは良い缶ですね、値段、高かったんとちゃいますか?」
「そやろ、自衛隊で使っているヤツと一緒やからな、頑丈やで」
「そうですか」
「○○市のガソリンスタンドでな、これに入れてくれって言ったら断られたんや」
「ああ、セルフでは断られますね」
「ちゃうちゃう。セルフちゃうで。普通のスタンドや」
「へ、何でやろ?」
「そやろ。赤い缶しかアカンって言いよるんや」
「あぁ、ホームセンターなんかで売ってるやつやね」
「そうやろうな、でもこれの方がええやつやで?自衛隊でも使ってるやつやって言ってんけどな、絶対に赤い缶でないと売ったらアカンって言われてるんで、って」
「アハハ、会社にそう言われてるんやろうね」
「やろな、そんでもホンマけったいなハナシやで」
::::::::::
笑い話でしょ(笑)
それでその日のこうちゃんとmasumiさんの会話
「なぁなぁ、こうちゃん、ベストプライスっていうとこなんか単車はリッターあたり10円もプラスしてるねんで、
うちらかて携行缶だけのお客さんにはそういうことしてもええんちゃうの?」
「またアホなこと」
「だってさぁ、車とかいつも給油してくれて・・・っていうか、それが基本、でのサービスみたいなもんやんか。
なんていうの、トータルの中でこそ、って言うか、トータルやからこそ、小口配達とか、そういう非効率で不採算なことも可能なわけやん。
だからいつも車に給油してくれてる人はおまけでしてあげれても、車はセルフ、灯油はホームセンター、みたいに使い分けしてる人にはこっちも区別して手数料っていうか、割増料金を頂いても良いんちゃうかなぁ?」
「そらそうかも知れんけど、やっぱりそんなこと出来へん」
「何でー、だってみんなが缶だけのお客やってみ?農業機械だけ、缶だけ、小口配達だけ、そんなお客さんだけやったら、今の粗利のままでは店、続けられへんやん」
「・・・・」
「ふっ(笑)そうやんな・・・出来へんわな。
でもホンマ、使い分けしてる人に言いたいわ。
うちで高いガソリンを買ってくれてる人がいるから、セルフでは買われへん携行缶でのガソリンを買えるんやで~、って」
「元売子会社の販社とか大手広域業者とかにも言いたいわ。
セルフにして一部の消費者を切り捨てて、大口の配達先だけ地場から奪って・・・・
美味しいとこ取りだけすんなー!、って」