一人で店番。
店頭が混んでいて電話が鳴る。
お客さんが「電話やで~」と教えてくれるも店頭優先でいると・・・
「ごめん。何言ってはるか分からへん」と、さっき「電話やで~」と教えてくれた女性客。
?
「何かユアツ何とかって言ってはるねんけど?」
アッ、電話に出てくれはったん!?(汗)
・・・そら油圧作動油とか、一般のお客さんには分からへんわなー(^▽^;
車に給油中、バイク客来店。
バイク客に「ごめんね、ちょっと待っててね~」と声を掛けて車の方を先に済ませる。
お釣りを渡して、(バイクの方に行くから)「気を付けて出てね」でバイクに給油開始・・・
ん?...ヘルメット被ったままで、車の“送り出し”をしてくれているじゃあ、あ~りませんか!(笑)
「○○さんが送り出ししてくれたん?(笑)」
「他に誰もおらへんねんから、ワシがしたらなしゃーない」
(笑)
ありがとう!!
(*^▽^*)
コメ、酒など、かつて地域に根ざして多くが存在し、地域社会の原単位の主要構成員だった小売専業者の多くがその原型を殆ど留めていない。
そんな中で堅牢な構造物と広い面積を必要とする「重厚長大型」小売業であったSSは、その参入コストの大きさから、辛うじて専業者が多数残っている。
しかも、その大半が中小企業であり、生業者も多い。
実行から四世紀半を経ようとしている石油の規制緩和以降、SS業界に向かって多くの黒船が到来し、そして去っていった。
当時の国内の小売流通の雄であったダイエー。
現在でもスーパーメジャーの地位にあるBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)。
直接投資資本の多くを引き上げたエクソンモービルも実質的にこの範疇に入る。
いずれも相対的な事業採算性が平均以下であったから、特に前出の2社は参入からごく短期間のうちに撤退方向に向かったのであろう。
自ら有する経営資源の方向性に加えて、地域性を加味した多様なSS経営の実態が、超特大の企業の参入に耐えることを可能にさせたのであろうが、その本質が国際的な見地でも、国内の小売全体の平均的な見地でも、極めて低い事業採算性にあったとしたらむしろ悲劇である。
多くのSSがガソリン粗利の圧縮に苦しんでいる。
採算割れで赤字を余儀なくされている。
卸市場では相変わらず日本固有の不透明さと大きな格差があり、
その高い、安いがそのまま経営の優劣につながる構造だ。
しかも大勢の「高い」犠牲の上に、少数の「安い」が出現する。
<略>
国内小売業が当たり前に得ている水準の収益がある。
それに遠く届かないレベルに低迷し、過去の投資に見合わないばかりか、地下タンク周辺の過去責務さえ賄えない。
そんな低粗利と決別したSS業の未来のために、現在の仕切制度改革が必要だ。
*****
※お客さんから野菜のお裾分けを貰って、それを包もうと倉庫にあった新聞を取ったらこの記事が目に入りました。
これは2年前の平成24年7月30日の「ぜんせき」の論説です。