4月27日 燃料油脂新聞より (※青系文字がmasumi)
JX
1万548ヵ所 前月比39カ所減少 セルフ比率は26.6%
EMG
3410ヵ所 前年3月末比71ヵ所減少 セルフ比率は42%
昭和シェル
3054ヵ所 12月末比19ヵ所減(前年同月末比では124ヵ所減) セルフ比率30.9%
コスモ
3054ヵ所 12月末比16カ所減(前年3月末比では79ヵ所減) セルフ比率は33.9%
キグナス
493ヵ所 前年3月末比3か所増 セルフ比率は45.6%
太陽石油
344ヵ所 昨年12月末比3ヵ所減 セルフ比率は49.1%
週間コスト 2週連続1円超上昇
週決め仕切り改定 昭シェ 3油種1円50銭上げ
流通市場適正化なお道半ば「社説」より
需給動向に影響されることなく「系列高・業転安」が恒常化している。
仕切りの不透明感は払拭されず業転流通の実情も変わらない。
4月28日燃料油脂新聞より
系列は値上げ(JXは2円、出光は1.5円)
でも業転は、1円値下げの卸元があるようです。
http://ss.1616bbs.com/bbs/ss_topic_pr_3307.htmlより
*******
素朴な疑問に自分なりに答えを出すとすると・・・
思うに、
元売は「最終的に系列マークを掲げているのは販社と資本提携特約店、そして量販特約店だけで良い」と考えていて、
国(エネ庁・公取委)は「仕切り格差の是正とか不当廉売とか陳情されてもどうしようもないのだから、(マークを下ろして)共同購入で業転を仕入れて、“自助努力で”やってもらいたい」と考えている...。
だから、「系列高・業転安」なのでは?
(※しかし、販社や大手特約店はPBより安値看板を掲げているところもある)
元売にとって不採算で非効率な小さな1SSは元売から“恣意的な”高値仕切りのままです。
商社系PBを全国展開している当店の特約店担当者(当時の)は「過疎地への供給は我々が担うことになる」と言っていました。
あれは“直営”ということではなく、地場1SSへの“供給”という意味だったと考えれば腑に落ちます。
年々減少していく系列在籍SS数を見ても、
最終的に行きつく答えは、どう考えてもこうなってしまうのです。
だから、公取委の方針をそのまま素直に受け取らない方がいいと思います。
系列店で業転を仕入れるのであれば、“そのつもり”、にしておいた方が良いと思います。
災害時には「最後の砦」であっても、
脱化石燃料の流れは変わらない・・・・
4月26日 燃料油脂新聞より
追記
障害者差別解消法とセルフ(合理的配慮の具体例)
今はまだセルフよりフルの方が数が多いのに、わざわざセルフについて言及しているのも、近い将来フルとセルフの比率が逆転すると考えているからではないのかな?
・・・携行缶はどうするんだろ?
消防法改正?
もひとつ追記
公正取引委員会の方針について
ガソリンの取引に関するフォローアップ調査(概要)
http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h28/apr/160428.files/160428_2houdouhappyoubunbesshi.pdf
***
見解が出た時は「系列でも“出荷元が同じと証明されれば”業転OK」でした。
それがいつしか業界紙で“”の部分が省かれるようになり、(おや?)と思っていたのですが、
やはりそういうことでした。
つまり、
「ENEOSのマークを掲げている特約店や販売店でも、出光から出された業転玉を、燃料商社から仕入れてもよい」と、このように公取委は仰せです。
私には正気の沙汰とは思えないのですが、
「まだ、公正な競争(価格競争)を続けなさい」というのが決定事項なら、仕方がありませんね。
なので、元売に対して“対応を促し”、ガソリンの流通の動向を“注視”してくださるそうです。
販売数量が少ない地場業者を救う具体的な手立ては・・・
なさそうです。