「もう来てやらんからな!」「そんなことでは潰れるぞ!」
2003年(平成15年)頃からこのような言葉を消費者から頂戴するようになりました。
私もそう思っていましたが、
大変有難いことにお客様に恵まれながら営業を続け、2021年10月20日に無事閉店の日を迎えることができました。
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全国でのセルフ比率は3割台ですが、7割を超えている地域もあります。
新設店が多い地域や、そうではない地域など・・
当商圏はニュータウン開発に伴う大手の新設店が地場店の数を上回っています。
市内のガソリンスタンドはセルフが9店、フルが7店で、合せて16店。
※2019年7月5日 市内のフルサービス店が7店から6店になりました。
それ以前の減少もあり、現在1SS 1ディーラーは当店を含めて3店舗2店舗しかありません。
※2021年7月1日 市内のフルサービス店が6店から5店になりました。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/80818c24041f1c54c2e7440c7319f34c
※2021年10月20日 市内のフルサービス店は5店から4店になりました。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/d/20211020
当市の市況は常滑より酷かったという事実。
そういう商圏で全量を正規ルートの系列仕入れでやってきた店主の妻が書いているブログです。
「発券店値付けカードは給油のみ」
ガソリンスタンドが減少する大きな要因だとして東京都石商で発券店値付けカード問題委員会が発足しています。
(※窓ふきなどのサービスをお望みの場合は発券店をご利用ください)
「発券店値付けカード問題」も卸格差が無くなれば自然消滅し、本来の目的である「相互扶助のためのカード」としてのみ使われることになると思います。
発券店値付けカードについての記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/b525d49e8d0dee569e8bf355ca972063
※次の事柄を目にして不愉快になられる方もいらっしゃるかと思います。普通に買いに来られる方に対しては申し訳ありません。
「セルフで買えたらここに来る必要はないのに」とか、高値に対しての文句だとか、Tポイントの後付けが出来ないことに対してのクレームがあるので記しています。
「車は安値のセルフ、セルフでは買えない携行缶への給油だけ」
(窓を拭いて欲しいときやタイヤの空気圧が目的など、何かをしてほしい時だけ)
全てのお客さんがそのような方ばかりなら店の営業を続けていません。
そのような方が当店を利用できるのは、高値にも関わらず常連として車の給油に来て下さる“お客様”のお蔭です。
当店が営業を続けていられるのは、高値にも関わらず常連として車の給油に来て下さる“顧客”のお蔭です。
ガソリン携行缶関係の記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/bdb33dca83491718cbd2065c52e6840f
2019年10月01日、京アニ事件を受けてこれまでの携行缶絡みの記事をまとめておくことにしました。
「Tカードは給油前に」
ポイントを貯めたい場合はご注文の際にお客様の方から「Tカードあります」と申し出て下さい。
※当店はTポイントを付けてあげるために営業を続けているわけではありません。
最初にカードを出して下さる方、「Tカードあります」と声を掛けて下さる方は良いのです。
ただ後付けが出来ないことによるクレームでこれ以上疲弊させられることはご勘弁願います。
クレジットカードでの精算時にはサインが必要です。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/1ea4f638967dbb811b0d15b51f3ad97e
※詳細は「masumiノート 発券店値付けカード」や「masumiノート Tカード Tポイント」など「masumiノート ○○」で検索して下さい。
masumiノートの目的
当店が営業を続けてこられたわけを教えましょう。
2020年05月18日 過去最高のリッターマージンです。より一部抜粋
>非常識な安売りで同業者を排除し、自社だけ生き残りを図る。
>その先、競争相手がなくなったら値上げに転じるのか。
30年掛けてそれを成し遂げたのが当市のセルフです。
今やセルフは安値店ではなく、「リッター30円以上の計量機使用料を支払って自分で給油する給油施設」
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当ブログはコストコセルフSSを応援します。
コストコ@記事一覧
※元売の統合も終了し、元号も令和になりました。
卸格差は残っていますが以前のような大きな格差はなくなりましたので今後は記事の更新頻度は減ると思いますが、このページは画像を入れ替えながらなるべくトップページにくるように更新します。
改めましてー
ご訪問有難うございます。
このブログは一人でも多くの方にガソリンスタンド業界(販売業界)のことを知って頂きたくて書いています。
需要減・後継者不在・過当競争...そして地下タンク問題。
ガソリンスタンド減少の原因が、同じ条件下でのそれなら、このブログを書く事はなかったでしょう。
約20年前から毎年1000ヵ所~2000ヵ所もガソリンスタンドが減少した大元の原因は、仕入れ値に10円前後もの大き過ぎる格差があることです。
この事実を一人でも多くの方に知って頂きたくて書いています。
地場店は、サービスも愛想も悪くなってでも、店を続けて行かなきゃいけない。
安値が支持されている大手セルフの多くは元売から“経営支援”を受けています。
そして全国的にセルフ比率は年々上昇。
しかし大手セルフの多くは、ポリ容器1つ2つの灯油や工業用の潤滑剤など小口の配達は不採算だとして行いません。
昔ながらの地場店は差別的な高値の仕入による高値販売で顧客(販売数量)を減少させ、経営困難になりながらも小口配達(地域への燃料供給)を担い続けて来ました。
※商圏(地域)によって状況は違います。
東日本大震災で「最後の砦」と認識され、「これ以上の減少はインフラ崩壊」と危惧されるガソリンスタンドですが、大きな価格差が解消されない限り(解消されても)、減少は止まらないだろうと思います。
それでも出来る限り供給責任を果たそうと苦しみながらも店の営業を続けている地場店は全国にあります。
「知らなかった!」「そうだったの?」と思われましたら、是非周りの方にもお話下さい。
どうぞ宜しくお願いします。
m(_ _)m
以下は読んで頂きたい過去記事です。
(一応URLも載せておきます)
経営実態調査@販売業者の「声」
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9e9cd43e3d06052a1d005cec28fab9e0
ガソリンスタンドが廃業・減少している理由
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/4b6f03b57f30672c3d78798fc2d17d87
倒産件数と負債額
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/404b0923618754aafd9a9aaee5ab5e6e
青写真を描いた官僚
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e8a4c5cd585d8db9145f2cc5536fc0ab
愚策でした。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/dd0649f9a38649bfffb338c362e7d911
果たすべきサービスは燃料油を安定的に供給すること。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/7295f535e8920088b59d0c1ffd2d5598
地域住民への供給は当然です。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f7e9d1f020a0d150c23464e8fa253d9d
地域住民への供給は当然でしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ba937db423b59d146cb2a875966b3651
そのガソリンスタンドが無くなった理由は、
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/dcc8a10016f2128322b830857b62de74
同業者の方へ
私は安値競争していたSSには今後も永久に安値競争をしていてもらいたいと思っているくらいです。
ずーーーっと当店より10円安値で売り続ければいいのに、と思っているくらいです。
そして当商圏へのコストコセルフSSの出店を望んでもいるくらいです。
だけど、
高値(安値店と比べて)は「自店の顧客に対して申し訳ない」という思い、
全ての消費者のためにも卸格差は是正されるべきだと思うので、
こうして業界の事をブログに書いているのです。
(※2021年10月20日にガソリンスタンドを閉店し、業界紙の購読もなくなりますのでガソリンスタンドカテゴリーの記事を更新することはありません)
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“一行”に囚われないでください。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/fe5ab59ec3151a9f7d8414c590868f1b
直近の同業者からの啓蒙&批判コメント
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f82d9a2ffe404afa893c4910bd550916
コメントへのお返事はさせて頂くこともありますし拝読させて頂くだけのこともありますのでご了承ください。
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ごはんまだ~?