「あの頃の事を思えば今は天国だね」って、昨日もこうちゃんと話した。
安値を好むお客さんは既に安値の他店へ移り、残ってくれたお客さんは何も言わずに利用してくれるなか、
一見さんで来店されるかたの9割方から「ここはいくらや(いくらなの)」と値段を訊かれ、答えるとほぼ100%、こちらのモチベーションが下がる反応が返って来た。
中には、「たっかー!!」「何その値段!?」「ウッソー?!」と、まるで天地がひっくり返るかのように大袈裟に叫ばれた。
常連のお客さんが振り返るくらいの大声で。
そういうことが何年も続いてー
「ここはいくらや(いくらなの)」と訊かれたら、即答で「安いのが良いのでしたらこの先にセルフがありますからそこへどうぞ!!」と言うようになった。
お財布と相談しようとして単純に値段を訊かれていた方がいたとしたら申し訳なかったけど、
それくらいにもうこちらの神経がやられていた。
(ガソリンスタンドの廃業の原因はここらへんにもあると思う)
利益は無くても、常連のお客さんだけで営業を続けていくことが可能な状態なのだから、
利益もないのに、こちらを不快にさせる消費者を受け入れる必要はない。
マスコミの「ガソリンスタンド2月危機」で単価を訊かれることは殆どなくなった。
公取委の見解が日経に載ったことで「仕切り格差」を店頭に貼り出すことができた。
あの頃を思えば、今は天国のようです。
「ガソリンスタンドでクレジット払いをすると現金で支払うより高い」
こう聞くと驚かれる消費者も多いと思います。
(逆に安い店もあるようですが)
当店も、この業界で価格競争が始まり、適正マージンが取れなくなったことで現金価格より1円高く設定するようになりました。
以下はYahoo知恵袋から拾ったものです。
他の回答者様の言われる通り、クレジットカードが利用されると、利用額の数%がガソリンスタンド経営会社からクレジットカード会社に手数料として支払われますが、ガソリンスタンド経営会社がその手数料を客に転嫁しているためです。
ちなみに、通常は、現金で支払う客とクレジットカードで支払う客とを差別しない旨の内容の契約を、加盟店(この場合、ガソリンスタンド経営会社)とクレジットカード会社間で結んでいるはずですので、厳密にいうと契約違反のはずですが、ガソリンスタンド業界では、現金で支払う場合、「現金特別価格」としてクレジットカードで支払う客と差別化している例が多いですね。
こういうのもありました。
クレジットカードで入れたら単価上がる店は抗議しましょう。客が不快な思いをしていますよ。どこのコンビニでもクレジットカード又は電子マネーが使える時代ですよ。現金払い強要されてもうれしくありませんと言いましょう。
私はそのような手数料取るスタンドは行きませんけど。不快だから。
*次は薄利多売とはどのくらいのことを言うのか?という質問への回答です。
小規模の小売業の粗利率は30~35%です。
コンビニの粗利率は28%です。
スーパーの粗利率は23~25%です。
ディスカウントストアの粗利率は18~20%です。
そこから見て、薄利多売というのは、粗利率25以下と思われます。
*****
ガソリンスタンドの粗利率は5%程度です。
またガソリンの粗利は「1リッター当たり、いくら」という計算です。
昔は15円から20円あったそうですが、今は10円に届かない店が多いようです。
市況にもよりますが激戦地域では3円から5円なんていうところもあるようです。
クレジットカードの手数料は1リッターいくら、ではなく、売上高×何%という計算です。
ガソリンの単価が高ければ逆ザヤになることもあり得ます。
手数料は1円では到底納まりません。
>私はそのような手数料取るスタンドは行きませんけど。不快だから。
消費者には店を選ぶ権利がありますから「ご自由にどうぞ」ですが、全ての消費者が皆このような方ばかりなら世の中のガソリンスタンドは店を畳むでしょうね。
粗利率5%で、クレジットで数%の手数料を引かれたら、もう経費すら出ないですから。
(※大規模経営のガソリンスタンドが多額の負債を抱えて倒産に至る原因の1つかも知れません)
元売のカードは手数料が安いので解りますが、普通のクレジットカードの単価を安く設定しているガソリンスタンドのことが不思議なのですが・・・
連結決算の販社とかマージン保証されている大手特約店なんかは可能なのかも知れませんね。
ガソリンスタンドがガソリンを買えない