masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

品確法に基づくガソリンスタンド数(28年度末)

2017年07月06日 | ガソリンスタンド3

7月5日燃料油脂新聞より


平成28年度末(29年3月末)品確法に基づく登録SS数 3万1467ヵ所 
前年度末比866ヵ所減少
緩やかながら減少の足取りは衰えていない。


系列SS数は2万4130ヵ所なので、非系列SSが7337ヵ所ということですね。 


***

20年ほど昔、

継続的な供給が約束されていないと知りながら、“利益を確保するために”安値の業転玉を選択した販売業者。

利益より“安定供給を確保するために”高値の系列玉を選択した販売業者。


消費者の知らない卸格差が長く続き、
後者の販売店の多くがこの業界を去ったことは大きな損失ではないでしょうか?















利益を確保するために選択した・・・

2017年07月06日 | ガソリンスタンド3

7月5日燃料油脂新聞より


仕切り、業転ほぼ同水準に 正常化への幕開けか 長野県



SS過疎深刻化 エネルギー問題正念場に 北海道
北海道の地元紙に「公営給油所知恵出し合って維持を」と題する社説が掲載されるほど、道内のエネルギー問題は深刻さを増している。

※「SS過疎地域」は全道の60%にあたる116市町村。





JXTG系短縮サイト インセンティブ見直し 旧東燃ゼネ石系1%前後ダウンも
特約店など落胆の声「統合したメリット見出せない」






「腑に落ちない安値ある」 残る系列内格差 秋田県



業転価格上昇を警戒 元売再編の影響注視 秋田県
「利益を確保するために選択したPBで利益が出なくなれば商流変更もやむを得ない場合が出てくると考える。しかし環境変化のなか、自由な姿勢で自立経営できる方法を模索することも経営者としての手腕」




※別記事に続きます。


洗脳@「利益は油外で」

2017年07月05日 | ガソリンスタンド3

「利益は油外で」
これは元売が言い出した言葉です。


7月5日燃料油脂新聞より


「適正ガソリンマージン必要」 低過ぎる利益率に危機感

最近は徐々に市況も落ち着きを取り戻してきたが、地場SS業者にとって系列仕切り以下の看板価格が普通に掲げられている。
全量を業転価格で仕入れているような感じだ。
でもガソリンマージンが足りない。

収益源は多角化していく必要がある。
しかしガソリン以外の収益源で利益を出していくという流れには非常に強い違和感を覚える。
まず投資コストが一番かかっているガソリンで適正利益を得るべきだ。
ガソリンだけの場合、いったいどのくらいの利益率なのか、
多くのSS業者が消費税8%にすら届かないことが過去に何度もあった。
極めて深刻だ。


**以下masumi

規制緩和以降、全量系列仕入れを貫く地場3者店は「これ以上にもこれ以下にもできない」(近隣の安値店より10円高く売っても粗利数円)という状況の中で営業を続けてきたからか、粗利に対する感覚が狂ってしまっているのかも知れない。

数年前から仕入れ値の格差はそのままなのに、安値店との販売価格差が縮まる時があって、
私が「価格差をキープして粗利を増やそう」と言っても

「今、リッターマージン10円もあるから(これで良い)」、と。

(==;

それでは再投資可能なマージンどころか、雇用(人件費)も出来ない。




最近メールを下さった他府県の同業者の方(30代)は、跡を継ぐために一流企業を退職されたそうで、
そして地下タンクの入れ替えに1500万円掛けたそうです。


今までにコメントを下さった同業者の方々の中にも
業界紙の中にも
自己資産を投入しながらという方や、ガソリンスタンドを続けるための副業や経営の多角化、という方がおられます。


「経営の多角化で燃料油以外の収益源の確保」
業界紙によく載っている言葉です。

組合やエネ庁の提言にもこれらの言葉が含まれています。



「経営の多角化で燃料油以外の収益源の確保」って、「利益は油外で」と意味同じですよね。


経営している側が言う「経営の多角化で燃料油以外の収益源の確保」には、「偉いな」「凄いな」と思えても、
組合やエネ庁の提言には「違うでしょ」「馬鹿じゃないの」と思うのです。


でもこの業界の人って、
「利益は油外で」に、既に洗脳されている人が多いみたいです。





見えない解決策@ガソリンスタンド過疎地問題

2017年07月04日 | ガソリンスタンド3

7月3日ぜんせきと7月4日燃料油脂新聞より



SS過疎地問題 見えない解決策
SSゼロ増え6町村に

畿内の卸売業は
「予想よりも少ないという印象だ。納入先といろいろ話すが、やめたがっている地場SSは多い。もっと増えてもおかしくない」
と指摘する。






ガソリン取引実態調査で判明 中小SS存続に懸念増す 東京都 

東京都産業労働局がまとめた2016年度「ガソリン取引状況等に関する調査報告書」によると、
直近決算の経常損益は
「黒字」28%
「ほぼ収支均衡」37%
「赤字」31%

都内のガソリン販売企業405社を抽出、昨年12月~今年1月に郵送で調査を実施し、135社が回答。
これによると運営SS数は1ヵ所~3か所が全体の9割を占めている。
(1ヵ所 76%   /  2ヵ所 9%   /  3か所 4% )

事業承継の方針として「廃業」の見込みも1SS企業に集中するなど、特に小規模企業の存続に対する懸念が高まる結果になった。



一方、特に中小フルサービスSSに弊害をもたらしている発券店値付けカード取引の実態については
「取扱い有り」が7割
また、2年前に比べ同カードの取扱量は「増加」64% が「減少」11%を大きく上回っているほか、
レギュラー・軽油ともに「採算が取れない」が9割弱に達した。






2016年度末(17年3月)の元売系列SS数 2万4130ヵ所 前年同期比577ヵ所減






























**以下masumi


赤字でも、
やめたくても、

使命感で、

自己資産を食い潰しながら、
或は
経営の多角化で、

ガソリンスタンドの運営を続けてくれた事業者、
続けてくれている事業者があるから、


行政は助かっている。



元売販社や大手広域特約店等が、非効率で不採算だとして切り捨てた、地域への小口配達。
その小口配達を担っている地場中小零細店を、20年ほど前に「早期撤退型」(ガソリンスタンド2万店計画)などという枠組みの中に押しやった経産省(現)。

早期撤退させるための、恣意的な仕入れ値の格差。

20年という長きに渡って疲弊した身には、「やれるところまでやる」ことしか出来ない。


早期撤退型?

全く以て、愚策でした。


孫に上げられ下げられしたこうちゃん

2017年07月03日 | ガソリンスタンドでの出来事

先週土曜日、Rちゃん一家とMちゃん一家が遊びに来た。
目的はオタマジャクシすくい^^


Rちゃん一家はHくんのスイミングがあるとかで、おたまじゃくし2匹と先に帰って行きました。


♪ お~たまじゃくしはカエルの子、ナマズの孫ではないわいな ♪

♪ そーれがなにより証拠には、やがーて手が出る、足が出る ♪




Mちゃんがガードレールで車を擦ったらしく、「お父さん、見て」、と。

こうちゃんはコンパウンドを手にウエスでゴシゴシ。

Mちゃん「スゴーイ♪、っていうかガソリンスタンドってこんなこともしてくれるんや~w」



そういえばそうでした。

価格競争が始まる前はサービスの競争みたいなものだったから、
お客さんからの要望や相談に応えることは当然で、
こんなふうに「ちょっと見てくれへん?」みたいなコトにも全力で無料サービスしていたなぁ・・・(^^;
過当競争が始まってからも暫くは必死でソレをやってたなぁ・・・・(--;
そして今じゃ要望があっても応えられない体質に....。



こうちゃんゴシゴシ。

Mちゃん「わあ!キレイになった~☆」

masumiさん「昔は磨きとかコーティングとかやってたから、アレやったらもっとキレイになるねんけどな」

Mちゃん「へーそうなんや。でも私はもうこれで十分^^」
そして横にいるFちゃん(3才)に、
「な、おじいちゃん凄いな!」

Fちゃんに「おじいちゃんすごーい」を連呼され、まんざらでもないこうちゃん(笑)

しかし次の瞬間、Fちゃんの兄のSくん(6才)が放ったひと言に、こうちゃんの笑顔は引き攣った(笑)

Sくん、コンパウンドを指さし、「これが凄い」。

・・・

一同 「確かに~(笑)」



スクスクと育つ孫たちの成長に目を細めるじぃじとばぁばなのでありましたとさ^^。


ガソリンスタンド店頭でのトラブルある9割

2017年07月01日 | ガソリンスタンド3

6月28日ぜんせきより (※青系文字がmasumi)



17年3月末 JA-SS数 2619ヵ所 セルフ率34.7%へ
前年比56ヵ所減(セルフ数は26か所増で910ヵ所)


商社系販社SS 系列マークで安値攻勢 千葉
「商社系のSSでも系列マークを上げていないのなら納得できるが、系列のサインポールを掲げての極端な安値には違和感がある。あの価格で採算が合うとすれば、仕切りが違うのか、仕入れが違うのかに限定される」






2016年度 ハイオクレシオ10.4%
20年間で半減、収益悪化顕著


ハイオクのための地下タンク&計量機も、レギュラーと同じように維持管理費が掛かる。
費用対効果で考えたら、これももう“サービス商品”みたいなものなのかも...(^^;



全農エネ廉売で要請 山口
公取委菅久部長「問題意識持っている」

質疑で山口県石商
我々の仕入価格よりも安く売っており周辺は非常に疲弊している。
全農周辺の地場SSはこの4年間で10カ所以上閉鎖、運営者交代している。
一度価格競争についていけないとお客が離れて、これで採算が取れなくなったら商売は諦めざるを得ない。
死刑執行の日を待つのではないが、それくらいの中で商売をしている状況。



元売マークを掲げていようがいまいが、近隣に自店の仕入れ値同然の安売りをする店が現れたら、同じ。
不当廉売に当たるか当たらないかも関係ない。近隣に自店の販売価格より安売りをする店が現れたら同じです。

安値が好まれるのは当然。

昔、系列店でありながら他社買いした人たちがよく言っていた、あのセリフです。

「水は低きに流れる」





ぜんせきwebアンケート(※販売店に対してのアンケート)
SS店頭におけるトラブルについて
“トラブルある” 9割 原因は多岐
具体的な声としては「オイル交換後のオイル漏れ」「ゴミ捨てを行っていないことへの言いがかり」「セルフ洗車におけるアンテナ破損」だった。



当店はそれほどトラブルは多くないです。

このブログを読まれている方の中には「えっ?うそぉー!と思った人もいるでしょうけど(笑)
このブログに書いていること以外には無いので、実際には少ないのです(^^)。

だって、
水は低きに流れて

「もう良いお客さんしか残っていない」、ですから。


(* ̄σー ̄)ゞエヘヘ♪