2019年9月19日
静岡県富士宮市大鹿窪
随分前から行ってみたかった秘境と紹介されていた自然派フレンチレストラン。どうにもアクセスが悪くて以前静岡の駅近くにある系列店のカフェに新幹線の乗り換え時間を利用して伺ったことがある。山羊や牛を飼い野菜をオーナ自らレストランの周りで作っている。料理が運ばれる度にシェフがテーブルから見えるハーブ園へ行き新鮮な摘み立てハーブを料理に飾る。それはとても香りがよくてこの上もない新鮮なハーブ。自家製パンも焼く前に丸い胡麻パンとパテ型で焼くローズマリーが香るフォカッチャを今から焼きますよとテーブルの客に見せてくれる。長谷川さんのマッシュルームはラングドシャの様な生地にマッシュルームのクリームを詰めて、セミドライトマトのタルトレットはトマトの甘みと酸味が濃厚。生のオクラにニジマスのムースを詰めて、タルタルにしたニジマスはタルトの上に。サンオレンジのムースはスープの様にガスパチョをソースの様にかけて。富士の鶏の卵は採れたてピーナッツをグリルしたところにハーブを添えて。メインは御殿地鶏のまるごと1羽のローストに茄子のフリットに海老のソース。デザートはモンブランのシュー。エスプレッソとミルクコーヒーを頂いて、焼き菓子は山椒が効いたミルクチョコとマドレーヌ。わざわざここへ来るために旅行する。そんな価値のあるお店でした。
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