3月の実際の天気は不安定極まりないですが、ここ3ヵ月の映画界はどうだったでしょう。
【米オスカー】
このところやけにアクセス数が伸びているな…と思っていたのですが、そうか米オスカーについての言及を期待されてのことかな。
ごめんなさいね、何度か記してますがウィル・スミスの一件を「喧嘩両成敗、にしなかった。」ことがどうしても許せないので、授賞式そのものを取り上げることをやめています。
↑いつまでも根に持つヤツですなぁ、意外と性格悪いのかもしれない(^^;)(^^;)
受賞結果への言及はNGとしていないので軽く触れると・・・
主演女優賞に関しては、デミ・ムーアに取ってほしかった。
スライ、あるいは去年のリリー・グラッドストーンと同様、「ここで取らなかったら、どこで取るというのだ」というひとが居るわけです、尤も本人にとってはこれが失礼な表現にあたるでしょうが。。。
作品賞について。
『ANORA アノーラ』は傑作だし大好きだけれど、

カンヌのパルムドールを先に取っているし、『タクシードライバー』『地獄の黙示録』と同様に「カンヌのもの」であってほしかった、オスカーにはオスカーなりのアイデンティティを大事にしてほしい。
【メガロポリス】
オスカー前夜にラジー賞(=最低映画賞)に輝いたコッポラの新作が、未だ上陸しない。
配給会社が買い取っているのは事実なので、そろそろだとは思うが・・・?
これいうと「シネフィルだ…」とバカにされそう?なのだけれど、
この映画に関しては「面白い」「面白くない」を期待していない、そこでこの映画を測ろうとしていない向き「だけ」が上陸を待っている。
そして、そういうヤツは意外と多い気がするのだった。
【トワイライト・ウォリアーズ】
香港産のヤンチャな映画がいよいよ無視出来なくなってきたか、いくつもの雑誌で表紙を飾り始めた。

上半期最大の発見・オドロキになりそうな一本、
そして去年まで邦高洋低だった日本の映画界がウソであるかのように外国映画が元気、
『メガロポリス』を除く自分の最大の期待作は『サブスタンス』だし!!
【日本映画】
日本産が不調なわけではなく。
吉田大八による『敵』は力作であったし、
ファーストガンダム原理主義者にこそ観てほしいのは『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(=ジークアスと読みます)、

『ゆきてかえらぬ』も悪くなかった。
けれども。
いずれも一般大衆向けというより、一部へ向けての作品になっているのよね。
自分はそうした作品が大好きだが、興行面を考えればそれはまずい。
そうしたなかで孤軍奮闘しているのは『ファーストキス』でしょうね、これはたしかに老若男女が楽しめる良作だと思う。

【ブラック・ボックス・ダイアリーズ】

いま、いちばん観たい日本映画はこれですね。
性加害事件の被害者による事件の検証ドキュメンタリー。
監督としての伊藤詩織に落ち度があったのはたしかだと思う、
許諾を得ていない「法的に微妙な映像」を使っているのですから。
監督は日本公開に向けて再編集を検討中、
これを経て「なお、公開されない」という状況になったとしたら、それはもう政治的な問題が孕んでいることになる。
能年玲奈が名前を名乗れないことに似ていると思う。
そうならないように、願いたい。
※海外予告編
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『sunglasses and unwoven mask』
【米オスカー】
このところやけにアクセス数が伸びているな…と思っていたのですが、そうか米オスカーについての言及を期待されてのことかな。
ごめんなさいね、何度か記してますがウィル・スミスの一件を「喧嘩両成敗、にしなかった。」ことがどうしても許せないので、授賞式そのものを取り上げることをやめています。
↑いつまでも根に持つヤツですなぁ、意外と性格悪いのかもしれない(^^;)(^^;)
受賞結果への言及はNGとしていないので軽く触れると・・・
主演女優賞に関しては、デミ・ムーアに取ってほしかった。
スライ、あるいは去年のリリー・グラッドストーンと同様、「ここで取らなかったら、どこで取るというのだ」というひとが居るわけです、尤も本人にとってはこれが失礼な表現にあたるでしょうが。。。
作品賞について。
『ANORA アノーラ』は傑作だし大好きだけれど、

カンヌのパルムドールを先に取っているし、『タクシードライバー』『地獄の黙示録』と同様に「カンヌのもの」であってほしかった、オスカーにはオスカーなりのアイデンティティを大事にしてほしい。
【メガロポリス】
オスカー前夜にラジー賞(=最低映画賞)に輝いたコッポラの新作が、未だ上陸しない。
配給会社が買い取っているのは事実なので、そろそろだとは思うが・・・?
これいうと「シネフィルだ…」とバカにされそう?なのだけれど、
この映画に関しては「面白い」「面白くない」を期待していない、そこでこの映画を測ろうとしていない向き「だけ」が上陸を待っている。
そして、そういうヤツは意外と多い気がするのだった。
【トワイライト・ウォリアーズ】
香港産のヤンチャな映画がいよいよ無視出来なくなってきたか、いくつもの雑誌で表紙を飾り始めた。

上半期最大の発見・オドロキになりそうな一本、
そして去年まで邦高洋低だった日本の映画界がウソであるかのように外国映画が元気、
『メガロポリス』を除く自分の最大の期待作は『サブスタンス』だし!!
【日本映画】
日本産が不調なわけではなく。
吉田大八による『敵』は力作であったし、
ファーストガンダム原理主義者にこそ観てほしいのは『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(=ジークアスと読みます)、

『ゆきてかえらぬ』も悪くなかった。
けれども。
いずれも一般大衆向けというより、一部へ向けての作品になっているのよね。
自分はそうした作品が大好きだが、興行面を考えればそれはまずい。
そうしたなかで孤軍奮闘しているのは『ファーストキス』でしょうね、これはたしかに老若男女が楽しめる良作だと思う。

【ブラック・ボックス・ダイアリーズ】

いま、いちばん観たい日本映画はこれですね。
性加害事件の被害者による事件の検証ドキュメンタリー。
監督としての伊藤詩織に落ち度があったのはたしかだと思う、
許諾を得ていない「法的に微妙な映像」を使っているのですから。
監督は日本公開に向けて再編集を検討中、
これを経て「なお、公開されない」という状況になったとしたら、それはもう政治的な問題が孕んでいることになる。
能年玲奈が名前を名乗れないことに似ていると思う。
そうならないように、願いたい。
※海外予告編
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『sunglasses and unwoven mask』