もう世界ではマスクなしで生活するのが常識になっているのに、日本では店という店でビニールシートでレジと客は隔離され、いまだにお金のやり取りはトレイのみという処もあったり、よくやるなあと思います。
海外から来る人に、素晴らしいオモテナシ。
3月13日より、政府から、今までも任意だったマスク着用が、個人の任意になるとアナウンスがありました。不思議な任意もあったものです。事実上の強制みたいな、でも強制って言ってないからね、あくまで国民の自由意思でマスクしてますよね、というグレーな状況に比べたら改善されました。ワクチンも同じ、あなたの意志でしょって事です。以前から続く自己責任が、こういう生活全般にかかっていた3年間。
そんな中、自分は任意でマスクなし生活を送ってます。この前まで花粉症で一ヵ月間ほどマスクしてました。一回風邪ひきましたが・・・マスクしてたのに(笑)。
今は、都内の電車など、海外からの観光客もマスクなしで電車に乗り込んできます。東京駅とか凄い外人率高い。日本人も、今までに比べてノーマスクの人は増えてきた。で、今回それに抵抗しようと必死な人に遭遇しました。ちょっと異様な感じでした。経験してみて、色々感じたり、分かった事があり、それは勉強になりました。
事の発端は、あるJRの社内、満員電車ではない状況。普通につり革もって立っていたら、少し斜め前にいた人が、ちらちら見るのは分かっていたのですが、おもむろにビニール傘を開きました。最初は、傘が壊れたかなにか、様子でもみているのか?としか思いませんでしたが、こっちが何も動じないでいたら、開いた傘をこちらに向けてきました。そういう事かと、ここで納得。
ただ、普通に考えて迷惑行為でしかありません。当然、自分とその人以外にも人はいる。そんなのお構いなし。ただ、そんな事、車内で起こるはずもないし想像もしてないので、流石に困惑しました。予測してない出来事のうち、理解不能な事が起こると、上手く行動はできませんね。(それにしても、ギャンのシールドかと思いましたよ。)
その傘を開いて防御態勢を取って近寄るなと言わんばかり。チラチラこちらを伺って、さらに傘を押し当ててくる始末。考えられる事はマスクのみ。でも何かを言ってくる訳でもない。マスクをしろとか強制してくるなら、出るとこに出るとか逃げるとか、お願いされれば、そうですかと聞くくらいの柔軟性くらい持ってます。ただ、あくまで任意の世界ですから、その任意をどう発動するかの選択肢は自分にあるという認識です。
でも呆気にとられてしまったのが一番でした。自分はそこに、大したことないでは済まされない社会の病を見た思いです。
とはいえ、その時頭の中をグルグル回った考えは、そんなにコワイならヘルメットに防護服でも着ればいいのに。今や海外からの旅行者がマスクせず堂々と電車にも乗ってくるこの日常を知らないのか?と思ってました。これから嫌と言うほど旅行者は増えるし、いちいちそんな対応するのかな?しかも田舎でなく都内でです・・・
まあ、マスクしない人がもっと当たり前になれば、ちょっと恥ずかしいかもって・・・なると少し期待しておきます。それよりも、自分みたいに思考するタイプの人間でなければ、車内トラブルに発展しますよ。あの人にとっても危険な行為のはずですが、その認識はないらしい。
自分は怖いんだっていう思いは分からなくもないですが、反応が子供じみています。関わり合いになりたくないタイプと認識しました。なので徹底的に無視。その位置から少し横にずれて、距離を保ちました。
でも、その人はこちらを見ていなくて気付いていないのか、ずっと傘で防御したまま。ちょっかいを出してこないなら、もういいやと無視。心中穏やかではありませんが、出来るだけ考えないようにしていました。
でも相手が子供や女性だったら、場所にも依るかもしれませんが、注意しにくる行為になっていたかも知れませんね。或いはもっと過激になっていたとか。こういうのは高齢者がやるのかと思ったら、高齢者じゃなかった。
まあ、あの人の心の中ではこっちが悪人なのだろうし(後で述べるつもり)、まあ何も言う事はありませんね。何か自分で体験して悟るのを待つしかない。その先の駅で、傘を畳んだ音がして、降りていきました。降りる時様子をみたら、こっちみて、なにかしてやったりみたいな顔をしていたので、ムカつきましたが、まあ居なくなるので良しとしました。関わり合いになりたくないし。(こっちら矢吹丈みたいな人間でなくてよかったね)
しかし、なるほど、これだけでも結構ショックでしたが。折角なので、いろんな意味で。感じた事を色々整理してみました。
一つ目は、露骨に差別されたと感じたこと これが一番先に来た。
二つ目は、メンタルの問題、そして正義マン問題。
三つ目は、そのとき周囲の人で、どの位の人があの異様な行動をみて賛同してるのか、反対するのか、それが不安になったことと、思いやりについて。
四つ目は、正直、色々と怒りの感情しか沸かなかったこと
長くなったので、一旦ここまでにします。
つづく