自由からの逃走を以前出しましたが、
エーリッヒ・フロムといえば、愛についてが有名で、
確か、もうスゴイ昔に読んだ気がします。
でも内容はすっぱり忘れました。
もう一冊、有名なものが、悪についてです。
歴史的にはつい最近、1964年の本なのですが、古典といって差し支えない。
この冒頭部分で、こんな事を書いています。
人間は暗示にかかりやすく、半分しか目覚めていない子供みたいで、
脅しや甘言を使う人に簡単に意志を委ねる。
現実には大衆の反対に負けずに声を上げられる人は例外で、
数世紀の経って称賛されても、今の世の中では嘲笑されてしまう。
まさに、今、これですよ。
本当の事が、デマになり、
大衆はテレビの報道に流され、権威主義が幅をきかせ、
専門家、政治家、政府、メディアは情勢を煽りまくり、
人を不安にさせ、分断させる事に躍起になっている。
常識が非常識になり、新しい常識が登場し、
それに従わないと非国民になる。
本当の悪人は何処にいる?
本当の悪人は誰だ?
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