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The Artist : The First & The Final Hit (#51 Rick James)

2022-07-25 10:04:45 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、来月の6日で、
没後18年になります、Rick Jamesです。

56才で亡くなったしまったんですねぇ。
存命ならば、74才。早すぎました。

Rickさん、初のチャートイン曲は、
78年の、こちらのヒット曲になるんですね。
R&Bチャートでは堂々No.1、
Hot100でも、13位まで上昇した、
"You And I"です。



同年リリースの1stアルバム
"Come Get It!"からのカット。
公式アップではなさそうなので、
Audio Onlyも貼っておきたいと思います。
アルバムバージョンは、8分超えなんですね。



そして、最後のHot100入り曲は、
85年、8枚目のアルバム
"Glow"からの1stカットでした、
"Can't Stop"です。

2ndシングルだった、”Glow”の
ミュージックビデオはあるのですが、
こちらの曲は見つかりませんでした。
作ってなかったのかな?

Hot100での最高位は50位で、
R&Bチャートでは、
10位まで上がっていたようです。



Rickさん、これ以降、
Hot100入りすることはなかったのですが、
R&Bチャートでは、88年に、
女性ラッパーのパイオニアの1人、
Roxanne Shanteをft.した曲で、
10thアルバム"Wonderful"からのカット、
"Loosey's Rap"が1位なっているんですよね。



そして、Rickさんといえば、
忘れてはならない曲が、もう1曲。

ft.アーティストのクレジットは、
無かったのですが、
曲作りにプロデュース、
バックボーカルまでやって、
ビデオにも出演していました、
Eddie Murphyの85年のNo.2ヒット
"Party All The Time"。

"Can't Stop"と同じ年ですが、
少し後だったようなので、この曲が、
最後という見方もあるかもしれません。



Rickさんといえば、あのNeil Youngさんと、
The Mynah Birdsというバンドを
60年代の終わりに組んでいて、
Motownと契約したのも、
その、The Mynah Birdsの
メンバーとしてが、最初だったことは、
けっこう、有名だと思うのですが、
アルバムデビューまで至らなかったらしく、
なかなか、その時代の音が、
以前は聴けなかったのですが、
最近は、普通にオフィシャルなものが、
聴けるんですねぇ。
いい時代になったものです。



※次回は、気になる新曲です。

Time Machine ~1994~

2022-07-23 20:11:15 | 懐かし洋楽
今回は、1994年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Toad the Wet Sprocketの
"Fall Down"です。(Pop #33)



カリフォルニア出身のバンド、
Toad the Wet Sprocketの、
同年リリースの4thアルバムからの
1stシングルでしたね。

オルタナ系バンドと
紹介されることも多いですが、
イメージ的には、もう少し、
ポップな感じが強くて、
この前のアルバム"Fear"からは、
そんな、彼ららしいナンバー、
"All I Want"と
"Walk on the Ocean"が、
91年に、ともに、Top20に入る
ヒットとなって人気になりましたが、
この"Fall Down"は、ぐっと、
ロック色が強いナンバーで、
当時のモダンロックチャートで、
堂々1位になっていたようです。

グループは、次作"Coil"を最後に、
解散してしまい、ボーカルで、
バンドの顔である、Glen Phillipsは、
ソロ活動を開始しますが、
2010年あたりから、グループも、
再結成して、昨年は、
再結成後は、2枚目、
通算では、7枚目となるアルバム
"Starting Now"をリリースしておりました。



1994年7月23日付けのビルボードHot100
です。

1位は、カントリーソングをカバーした、
あのボーカルグループの、あの名曲です。

<1994年7月23日、何があったか?>

ディズニーアニメ『ライオン・キング』が、
日本公開されたのが、この日だったようです。

https://eiga.com/movie/50445/
『ライオン・キング』(映画.com)

※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
51人目です。

reminiscing ("true one-hit wonders") #3

2022-07-22 11:34:56 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
第3回は、2001年に、最高位26位を記録した
N.Y.、ブルックリン出身の、
こちらのシンガーの、このナンバーです。



Jimmy Cozierの"She's All I Got"ですね。
R&Bチャートでは、堂々、
4位まで上昇するヒットになっていました。

当時、Arista Recordsを巨大な
レーベルに育てあげた、
Clive Davis御大が、そのAristaを離れ、
新たに立ち上げた、J Recordsから、
最初にデビューした、男性シンガーが、
このJimmy Cozierでしたね。

で、女性シンガーが、
のちに、G-Unitに移ったりする、
Oliviaという人と、あの
Alicia Keysだったわけですが、
とくに、Aliciaとは、
デュエットナンバー"Mr. Man"を
お互いのデビューアルバムに
収録するなどして、
距離が近かったようなのですが、その後、
大きな差がついてしまったのは、
誰もが知るところであります。

Hot100では、この曲のみでも、
R&Bチャートには、何曲か、
入っていたのでは?と思って、
今回調べてみたのですが、
Adult R&Bチャートには、
このあとのカットだった
"So Much To Lose"という曲が、
入っていたようなのですが、
メインのチャートには、
1曲も入ってなかったみたいですね。

↓こちらで確認できます。
https://www.billboard.com/artist/jimmy-cozier/

Jimmyさん、結局、J Recordsからは、
アルバムを1枚出したのみで、
去らなければならなかったようですが、
そのあと、2010年と16年に、
自主レーベルから、アルバムを
リリースしているみたいで、
現在までのところの最新曲は、
2018年に発表された、↓こちらの
"Love Her"というナンバーになるようです。

ダンスホールレゲエ方向に
行っているみたいですね。



※次回は、Time Machineです。

あのアルバム、この一曲。(31)

2022-07-21 10:15:24 | 懐かし洋楽
シングルカットはされなかったけど、
これは名曲では?と思うナンバーを
ジャンルに関係なく、
あげていく、このコーナー、
今回は、シングルにはなっていませんが、
R&B、Hip-Hopの
定番サンプリングソースとして、
有名でもあります、
こちらのナンバーです。



DeBargeの1983年リリースの
3rdアルバム(DeBarge名義では2枚目)
"In A Special Way"の中の1曲、
"A Dream"ですね。
アルバムの9曲目、
ラストを飾るナンバーで、
レコードだと、B面5曲目でしたね。

DeBargeのナンバーは、
圧倒的に、グループの顔でした、
El DeBargeがリードをとる曲が、
多いのですが、この曲は、
作者の一人でもある、
Elさんの6つ上のお姐さん、
Bunny DeBargeさんが、
メインボーカルの楽曲でありました。

アルバムからは、"Time Will Reveal"と、
"Love Me In A Special Way"の
2曲が、シングルカットされて、
とくに、"Time Will Reveal"は、
グループにとっての、初の
R&BチャートNo.1となり、
Hot100でも、18位まで上昇する、
好成績を収めて、代表曲の1曲に
なっておりますね。

でも、もしかしたら、
"Time Will Reveal"以上に、
R&Bファンにとっては、
有名かもしれないのが、
この"A Dream"と、もう1曲、
The Notorious B.I.G.の
"One More Chance"や、
Ashantiの"Foolish"など、
やはり、多くの曲で、
ネタ使いされている、
"Stay With Me"なのではないかと
思うのですが、今回は、その
"Stay With Me"ほどは、
ポピュラーではない気がする、
"A Dream"のほうにいたしました。

"A Dream"のネタ使いの中では、
↓こちらの、Blackstreetの、
97年のヒット"Don't Laeve Me"が、
一番有名でしょうかね。




・In A Special Way - DeBarge

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第3回です。

今週の気になる新曲2曲。

2022-07-19 20:00:17 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートに、
入ってくるかもしれない、
新しい人と新しくない人(笑)の
新曲、そんな2曲です。

まずは、フロリダ出身のシンガーで、
2020年に、プロテストソング
"It's OK To Be Black"という曲で、
デビューしたというシンガー、
Jac Rossの"So Into You"です。



最近、ちょくちょく、
名前を見るようになりました、
"Call Me D-Nice"の、D-Niceを
ft.したナンバーで、Tamiaの
98年のヒット曲のカバーですね。

子どものころから、教会で歌っていて、
その歌声に、Rodney Jerkinsが
惚れ込んでいるらしく、この曲も、
プロデュース陣に、そのDarkchildが、
名を連ねているようです。

そして、もう1曲は、
ベテランのほうです。
Meli’sa Morganの新曲、
4月に発表になっていたんですね。
"Footprints Of An Angel"です。



ちょこちょこと、曲を出していて、
2018年には、今のところ、
最新作となるアルバム"Love Demands"を
リリースしているので、そんなに、
久々感はありませんが、
80年代にデビューした人が、
新曲を出してくれると、やはりうれしいですね。
思い切り、クラシックなムードの新曲です。

今回、wikiで調べたら、
Meli’saさん、64年生まれなんですねぇ。
殿下の"Do Me Baby"を歌っていた時、
21才くらいだったとは、
ちょっとびっくり。

※次回は、シングルカットされなかった名曲、
第31回です。