11時2分 長崎に原爆が投下された時刻である。
出かける用事をお断りして黙祷をし犠牲者の冥福を祈った。
テレビで田上富久市長の平和宣言、被爆者代表の内田安信さんの平和への誓い、菅直人首相の挨拶を聞いた。
昭和59年発行されたー原水爆の写真と記録ー 庄野直美 編著に広島から3日後、第二の原爆が長崎に投下され、そこに再びこの世の地獄が出現しました。
爆心地南方約800mの浦上駅ホームで、一瞬の爆風で衣類が剥ぎ取られたのか裸で焼けただれた母子の写真が載っている。
無残な写真である。
いま、核保有国が所有している核兵器は広島、長崎に投下された原爆の何十万倍の威力があるのだろう、とてつもない恐ろしさと、恐怖を感じる。
唯一の被爆国は世界に向けて原爆の悲惨さを伝え「核兵器廃絶」を呼びかける責任と義務がある。
国内では65年も立つというのに、いまだ基準がどうこうと原爆症認定を待たされている人がいる。
被災者の平均年齢も76歳という、一日も早く認定してほしい。