爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

建物解体現場から・・・。

2017-09-09 19:56:03 | あれこれ
現役時代の建物が壊されている




仲間から「事務所が壊されている」と電話が来て早速駆けつけた。クレーン車3台でコンクリートの壁を壊していた。


この建物は、昭和39年12月に建築されすでに53年になる。かっての3階建ての事務所はもうすでに半分以上壊れている。


この建物には当時100人以上の職員がいた。私もその一人で、建物が壊れていく姿を見ると、とてもさびしい。


われわれの時代は、就職して定年まで雇用されていた。職員住宅に住み、花見があり、旅行があり、家族ぐるみで忘年会もあった。


コミニュティーが形成され、職場が一つの大きな家族でもあった。そのコミニュテイーがいつどうして、崩壊してしまったのか。


バブルが崩壊し、コンピュターが導入され、それまで2割以下のパートが、その後の職場は非正規職員が半数以上占めていると聞かされた。


われわれの時代は遠い昔の話のようで、これから先、世の中いったいどう変わっていくのか、解体工事現場でつくづく考えさせられた。
コメント (1)
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