爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

近くの里山を歩く

2020-11-14 17:12:09 | つぶやき

近くの里山を歩く

木立を仰げば広葉樹の枝先が蒼穹を突く。葉の衣装を脱いだ広葉樹はこんなにも繊細な裸形だったのか、その凛としたたたずまいに今更ながら驚く。

「冬の木々は、すべて虚飾をはぎとられて本来の思想だけで立っているという趣がある。もうちょっと歳をとるとああなる。覚悟はいいか」作家の藤沢周平さんはこんなエッセイを残している。

地位や肩書などの飾りを落とせば”素の命”が残酷なまでに世にさらされる。薄っぺらな人間であってはならなという教訓だ。





コメント (1)
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