コロナ感染症5類引き下げ
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新型コロナウイルス感染者が確認されてから3年を経た。今年に入って感染者は減少傾向だが、死亡者が昨年末から約1カ月で1万人と急増している。
年代別死者数は男性は80代が最も多く、それに70代、90代以上と続く。女性は80代と90代以上が多い。われわれ老人世帯は心配なことである。
高齢者の感染の多くは施設での集団感染で増加した。政府、自治体は高齢者の人々をいかに守るか、発症してもすぐに入院、治療ができるよう体制を強化してほしい。
岸田首相はコロナ感染症法の位置付けを今春から「2類」から「5類」へ引き下げる検討を指示した。今までの規制をほぼ撤廃するとどうなるか不安である。
「5類」に引き下げられると、一般の医療機関でも患者を受け入れられるようになる一方、感染者や濃厚接触者の自宅待機など、現在の行動制限などがなくなるという。
しかし、医療関係者の話を聞くと、現行の受診抑制や検査体制の改善など制度を変えない限り医療ひっ迫が続く可能性や重症化リスクの高い患者が優先的に入院することにはならないという。
さらに、マスク着用についても「5類」移行に並行してこれを見直し、症状のある人を除いて原則不要にするという。これは、G7 のサミット を意識してのことと思われる。
お互いに危機感を共有し、マスク着用、手洗い消毒、3密回避、ワクチン接種など感染防止対策の基本に沿った日常生活を過ごしたいと思う。