春の七草
春の七草、芹(セリ)、薺(ナズナ)、菘(スズナ)仏の座(ほとけのざ)清白(すずしろ)御形(ごぎょう)、蕠蔞(はこべ)など、漢字で書くと難しくて何だかよくわからない。
地面が積雪に埋もれている北海道では、これらの実物を知るすべを知る人は案外に少ないと思う。
正月七日はこれらの若菜を入れた「七草かゆ」を食べ万病を払い健康を願うならわしが伝えられてきたが、このごろこれを食べる家庭も少なくなってきたと聞く。
しかし、セリはリュウマチや神経痛によく、ナズナのエキスは肺出血などの止血薬、ハコベは産後の浄血などに有効、すべてが薬効著しい植物である。
お正月のお節料理など、食べすぎ、飲みすぎに疲れた胃腸を癒してくれる。昔から伝えられた生活の知恵である。
わが家も今朝は昔の人の知恵にあやかって昨日スーパーで買ってきた神奈川県産の「春の七草」で「七草かゆ」を作って食べた。