映画「ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断」のDVDを見終わりました。
第二次世界大戦の時の連合軍最高司令部の総司令官アイゼンハワーが、総司令官になって1944年6月6日(D・Day)に連合軍をノルマンディーに上陸させるまでのお話でした。
この中で、彼は、上陸作戦の日を酒に酔った勢いで漏らしてしまった司令官を本国に送還させます。
その友人や、他のことで問題を起こした司令官も、強制送還される不名誉を許してほしいと頼みますが、自分のしたことの重要性を分かっていないのです。
不用意な発言で、多くの命が失われるかもしれないということに対してアイゼンハワーは「権力は、決定する力ではない。決定は夕食の席でもできる。細かいことが大切だ。100万の命を賭けるのは簡単だが、一人の気持ちが分からなければならない。そして、守らなければ失格だ。人間としても。」と言います。
6月5日に上陸する予定が、低気圧が3つ来て、雨が降ってきたので、1日伸ばしますが、天候の予測と、正確な決断が必要でした。
神の戦いにも、秘密厳守と、小さいことに対する忠実さと、人の命を尊重する人格とが要求されます。
それと、正確な情報と、神の御心をとらえた正しい決断が要求されるのです。
最後のほうで、アイゼンハワーは、死を覚悟して飛び立とうとする空挺師団のメンバーを励まし送り出します。
そんな中に、マーリン・キャロザースさんもいたのです。
そして戦後、連合軍の最高司令官アイゼンハワーの護衛をしたのです。
記録写真の中にマーリンさんがいないか見ていましたが、分かりませんでした。
この、アイゼンハワーは、後にアメリカの大統領になるのです。
昨日は、図書館で映画を見た後、家で「「クィーン オブ エジプト」と「聖衣」のDVDを見ました。
「「クィーン オブ エジプト」は、ソロモンとシバの女王の恋愛映画です。
ほとんど脚色ですが、面白かったのは、列王記10:11に「オフィルから金を積んできたヒラムの船団」とありますが、映画ではオフィルは、廃墟となっていてそこからシバの女王が金を発見して持ってきたことになっていました。
ソロモン王の顔が庶民的すぎると文句を言いながら見ていましたが、衣装にばかり目が行っていました。
この時代銀は価値がなく、ソロモン王の所には1年間に金が666タラント入ってきたと聖書にはありますが、666は、反キリストつまりサタンの数なのです。
金や銀は人の目をくらまし、惑わすことがあるので、サタンと同じ数と言うのも面白いですね。
図書館で、電子楽器のテルミンを作ったテルミンの生涯をドキュメンタリーで見ましたが、天才だったと言うことがよく分かりました。
テルミンと言うのは、真空管やコイルの入った箱にアンテナのような棒が右に縦についていて、左にU字型の取っ手のような物が横向きについています。
その間の空間を指で動かすと、幽霊のようなヒューヒューと言う音が出てくるので、オカルト映画などに使われています。
まんが「のだめカンタービレ」にも出てきますが、効果音として用いるのではなくちゃんとした音楽を奏でることができます。
それと、監獄の囚人が逃げ出そうとすると、壁のそばに来ただけで音が出て知らせる装置なども作りました。
テルミンは、ロシア人でアメリカで活躍していましたが、天才故に拉致され、ソ連で25年間、盗聴器などの発明の強制労働をさせられました。
死んだことにされていましたが、偶然会ったNYタイムズの記事に生きていることが載ったため、アメリカ人の黒人のダンサーだった奥さんは謎の死を遂げ、本人は、発明した楽器を全部壊されてしまいます。
94歳になってアメリカにやってきて表彰され、テルミン演奏家の女性と再会したところで終わります。
まだ、白黒のTVも無かったような時代にカラーの映像の映る箱を発明したり、楽器のテルミンに影響された若者がシンセサイザーを作るようになり、現在の音楽に大きな影響を与えました。
あのまま拉致されずに、アメリカにいたら電子楽器の発明に、もっと大きく貢献できたに違いありません。
人生は、自分の思いを超えたことが沢山起こりますが、そんな激動の人生をプラスにして乗り切って行くために必要なことは、すべてのことを感謝することです。
感謝して行く時、その後にある神様のご計画が現れ、すべてのことが益に変えられて行きます。
この対応は、思索を守り行動を守り、むなしい人生から解放されるのです。