台湾紀行も、いよいよ最後になります。
29日の、4時半からはオプションツアーの九份(きゅうふん)の夜景を見に行きました。
バスに12名が乗り台北の街を抜けていきます。
どんどん山に向かって行きますが、途中から海が見えてきました。
真ん中に見える島は、女性が上を向いて寝たいるように見えるそうです。
九份は、金鉱の町でしたが、金が取れなくなりさびれた町になりましたが、1989年「非情城市」と言う映画の舞台になりました。
初めは、9家族しか住んでいなかったので、九份と呼ばれるようになったそうです。
私は、アジアの映画が好きで、20年くらい前は香港映画が大好きでした。
当時は、韓流ブームなど無く、アジアの映画は限られたDVD屋さんにしか置いてありませんでした。
この「非情城市」には、香港のトニ―・レオンが出ているので、探したのです。
日本が戦争に負け、中華民国が台北にできるまでが描かれていますが、朝行った2・28和平公園は2・28事件を記念して造られたものです。
新政府があまりにも腐敗していたので、民衆が立ち上がり、多くの知識人が殺され財産を没収された事件です。
この映画では、その2・28事件のことが描かれていますが、戒厳令が解かれて2年後に発表され世界中に事件を知らせることとなりました。
九份に住む家族のお話が中心ですが、演技派で有名な香港の俳優トニ―・レオンが起用されたのですが、彼は台湾語ができません。
そこで、侯孝賢監督は、彼に聴覚障害者の役を与えたのです。
つまりそれほどまでに、トニー・レオンの演技をかっていたのですね。
トニーの顔は、哀愁が漂う時があり魅力的な役者だと思います。
最近では「千と千尋の神隠し」の舞台になった町と言うので、有名になりました。
すっかり、台湾観光の定番地になっているので、近年再び金が出ることが分かったそうですが、それよりも観光を優先したそうです。
赤い提灯が、美しい街で、韓国映画にも出てきました。
な・なんと、ここで日本人形が売られたいたのです。
私が、日本髪の絵を描くときの参考に欲しいと思っていたあの日本人形です。
どこにもなくて、困っていたら成田空港の中で見つけましたが、買いませんでした。
そして、この台湾の田舎である九份でも、見つけたのですが、もちろん買いませんでした。
来る途中から降り出した雨も本降りになり、階段が200以上ある両サイドにお店があります。
雨のため、階段から落ちないように慎重に歩いていました。
なにしろ、半年以上前に左足を痛めてから階段の上り下りが大変だったので、行く前から心配していましたが、スムーズに歩くことができたのです。
そして、気が付いたらすっかり足がいやされたいたのです。
教会に行くのにも、階段が多いため困っていましたが、帰国してからもスムーズに上り下り出来るようになっていました。
本当に感謝ですね。
台湾旅行の最高のおみやげになりました。
TVで、韓流アーチストが受ける理由を特集していました。
踊りの完成度とファッションなどももちろん条件の一つでしたが、一番だったのが、世界を意識していると言うことでした。
これは、プロの方の意見でした。
韓流といえば新大久保ですが、そこでお姉さまたちにインタビューをすると意外にも、片言の日本ががかわいいから好きだという意見がたくさんありました。
韓国の方は「ありがとうございます。」が「ありがとうごじゃいます。」になりやすいので、そこがかわいいと言うのです。
また、別の方は、地方に行った時、方言を片言で言ってくれるのが好きな理由だと言っていました。
母性本能をくすぐり、弱い者を守ってあげたいという意識が働くからだと心理学者が語っていました。
面白い結果ですね。