会期が12月11日(日)に迫った東京国立博物館の
特別展「平安の秘仏」(1000円)
ずっと気になっていたが、ついに昨日11月30日(水)に行ってきた。
滋賀・櫟野寺(らくやじ)の大観音とみほとけたち。
重要文化財では日本最大の十一面観音菩薩坐像は寺外初公開の秘仏。
ほか重要文化財の全20体出陳。
よくぞここまで…
滋賀県甲賀(こうか)市の空気までまとっているかのような
癒しのみほとけたちの優しいお顔…またとない貴重な機会かもしれないけれど、
できればいつか櫟野寺(らくやじ)で再会したい。
また、東洋館地下1階ミュージアムシアターで12月23日(金・祝)まで開催中の
金碧障壁画(きんぺきしょうへきが)を巡るVRツアー
「安土城から檜図、そして二条城へ」
(500円・ミュージアムシアター入口で支払い)を鑑賞。
ナビゲーターのこうのさんのよどみなく美しいナレーションと解説が素晴らしかった。
余談…私は信長が好きなので、ひそかに安土城天主からの当時の眺望にも痺れていた。
完成からわずか3年で焼け落ちてしまった安土城だけど、
武将たちが目を見張り脳裏に焼き付けた5層・6層の金碧画は、
檜図(秀吉)、そして二条城(家康)へと継承されていくのだった。
権力者の威光を表現する「金(きん)」の力の凄さよ。