田安門の先には武道館の屋根が見えています。
武道館の周辺。開演1時間前、すでに観客がたくさん集まっていました。
▼たしかに“玉ねぎ”だっ
今日は16:00~開演の甲斐バンドのコンサートを見に来ました(おつきあいで)。甲斐バンド BEATNIK TOUR 08-09 -THE ONE NIGHT STAND- TOUR FINALです。
まだまだすごい集客力ですね。1万人だっけ
甲斐バンドとしてはこれが最後のコンサートになる、とのことです。ホントかなぁ
館内は写真撮影禁止のため、写真はここまでとなります
つきあいとはいえ、せっかく久しぶりにコンサートに来たのですから、しっかり見て帰るマス
甲斐バンドを初めて知ったのは、中1の夏のことです。わたしは学校行事のキャンプで「歌集係」になりました。歌集係とはその名の通り、バスの中やキャンプファイア時に生徒各自が使う歌集を作るのです。「もえろよもえろ」「遠き山に日は落ちて」などといったキャンプの定番曲、音楽の時間に習った曲のほかに、歌謡曲で好きな曲を事前に学年アンケートを取って集計し、ベスト10に入った人気の曲を載せることにしました。イラストの上手い子に表紙絵や挿絵を入れてもらうことにし、歌は係内で分担してカーボン紙に手書きで書いて印刷しました。準備は着々と進み、あとは綴じるばかりになって積んであった頃、隣のクラスのYくんが不機嫌そうにクレームをいいにきたのです。Yくんといえば、入学式で新入生代表の挨拶をするほか、学級委員もしており、メガネをかけたマジメで落ち着いた優等生という印象を持っていたので、何事が起こったのかと思いました。
Yくん「おい、歌集に甲斐バンドの“漂流者(アウトロー)”が入ってねーじゃんかよ今から入んないの」
ままたろう「(甲斐バンド、漂流者(アウトロー)、なんだそれと思いつつ)票が少なかった曲は入れてないよ。だいたい、もう綴じるだけになってるんだから。」
Yくん「マジかよなんでだよ、漂流者(アウトロー)入れろよぉ」
ままたろう「多数決なんだからしょうがないでしょ。諦めなよ。」
Yくん「いいよ、俺、漂流者(アウトロー)入れてくれるまで言うもんね」
ままたろう「」
…そしてYくんの粘着体質を思い知った歌集係は、相談の結果、密かに歌集を4ページ増やし(中綴じの性質上そうなる)、あと3曲はサザエさんのOPテーマソングなどの無難な曲を入れてキャンプ歌集を無事完成させたのでした。
その因縁の「漂流者(アウトロー)」は今日のコンサートでは16曲目に歌われていました…。
甲斐バンドファンの年齢層は、見たところ45歳~が大多数のようでした。Yくんにはお兄さんがいたのでその影響を受けていたとか、内面はちょっとおマセな男の子だったのかもしれません。が、なんであれほど、「漂流者(アウトロー)」にこだわっていたのかはいまだに謎です。よほど13才当時の彼の琴線に触れる曲だったのでしょう。
甲斐バンドはその後も多くのヒット曲が出たので、何曲かは知っています。今日は2度のアンコールを含めた全25曲中、3分の1ぐらいは知っている曲でした。でも一番好きな「フェアリー(完全犯罪)」が入ってなかったのは残念。早々4曲目に歌われた「シーズン」は二番目に好きです。わたしは学生時代に2年間、ロックバンドでドラムを担当していたことがあり、知らない曲のときはドラムの音を拾って遊んでいました。
▼ちなみに今日の全曲目はこの通りです。
甲斐バンド
BEATNIK TOUR 08-09
- THE ONE NIGHT STAND -
日本武道館ツアーファイナル
01,きんぽうげ
02,感触(タッチ)
03,ガラスの動物園のテーマ~らせん階段
04,ナイト・ウェイヴ
05,シーズン
06,ビューティフル・エネルギー
07,カーテン
08,シネマクラブ
09,裏切りの街角
10,かりそめのスウィング
11,安奈
12,嵐の季節
13,地下室のメロディー
14,氷のくちびる
15,ポップコーンをほおばって
16,翼あるもの
17,漂泊者(アウトロー)
18,LADY(レディー)
19,HERO(ヒーローになる時、それは今)
-アンコール1-
20,25時の追跡(大森信和の映像)
21,胸いっぱいの愛
22,テレフォンノイローゼ
23,観覧車'82
-アンコール2-
24,破れたハートを売り物に
25,ラヴ・マイナス・ゼロ
26,100万$ナイト
それから、甲斐バンドファンって若いなぁと感心しました。若いっていうと通常年齢の少なさや人生経験の浅さなんかを指しますが、この場合の若いなぁ、は「元気」という意味です。ずっと立ちっぱで拳振り上げてる人もたくさんいました。それからすると、わたしはおばあちゃんだなぁ…と思いました。もしかすると、もう晩年に入ってるんじゃないか、と。(前の人がずっと座ってるのをこれ幸いに終始座りっぱだったもんね。)たとえば、かつて最もよくCDを聞いたと思われるロックバンド「マルコシアス・ヴァンプ」が再結成(いまどうなっているかわからないが…)したとして…。コンサートをやることになりチケットを購入します。いざ、コンサートホールでマルコシの曲に何曲ノれるだろうと想像したとき、4~5曲ぐらいが限界のような気がしたのです。なんかダメポ…。甲斐バンドのメンバーはメタボ。まぁ、それはよいとして、とにかくすごく熱気のある大人の、いいコンサートでした。
甲斐よしひろさんMC「ヘンなことブログに書くなよ。逮捕されるゾ(笑)。」に
観衆…
ご本人はどんなことを書かれても全然平気なんだとか。カリスマ健在。器が違う。
武道館の周辺。開演1時間前、すでに観客がたくさん集まっていました。
▼たしかに“玉ねぎ”だっ
今日は16:00~開演の甲斐バンドのコンサートを見に来ました(おつきあいで)。甲斐バンド BEATNIK TOUR 08-09 -THE ONE NIGHT STAND- TOUR FINALです。
まだまだすごい集客力ですね。1万人だっけ
甲斐バンドとしてはこれが最後のコンサートになる、とのことです。ホントかなぁ
館内は写真撮影禁止のため、写真はここまでとなります
つきあいとはいえ、せっかく久しぶりにコンサートに来たのですから、しっかり見て帰るマス
甲斐バンドを初めて知ったのは、中1の夏のことです。わたしは学校行事のキャンプで「歌集係」になりました。歌集係とはその名の通り、バスの中やキャンプファイア時に生徒各自が使う歌集を作るのです。「もえろよもえろ」「遠き山に日は落ちて」などといったキャンプの定番曲、音楽の時間に習った曲のほかに、歌謡曲で好きな曲を事前に学年アンケートを取って集計し、ベスト10に入った人気の曲を載せることにしました。イラストの上手い子に表紙絵や挿絵を入れてもらうことにし、歌は係内で分担してカーボン紙に手書きで書いて印刷しました。準備は着々と進み、あとは綴じるばかりになって積んであった頃、隣のクラスのYくんが不機嫌そうにクレームをいいにきたのです。Yくんといえば、入学式で新入生代表の挨拶をするほか、学級委員もしており、メガネをかけたマジメで落ち着いた優等生という印象を持っていたので、何事が起こったのかと思いました。
Yくん「おい、歌集に甲斐バンドの“漂流者(アウトロー)”が入ってねーじゃんかよ今から入んないの」
ままたろう「(甲斐バンド、漂流者(アウトロー)、なんだそれと思いつつ)票が少なかった曲は入れてないよ。だいたい、もう綴じるだけになってるんだから。」
Yくん「マジかよなんでだよ、漂流者(アウトロー)入れろよぉ」
ままたろう「多数決なんだからしょうがないでしょ。諦めなよ。」
Yくん「いいよ、俺、漂流者(アウトロー)入れてくれるまで言うもんね」
ままたろう「」
…そしてYくんの粘着体質を思い知った歌集係は、相談の結果、密かに歌集を4ページ増やし(中綴じの性質上そうなる)、あと3曲はサザエさんのOPテーマソングなどの無難な曲を入れてキャンプ歌集を無事完成させたのでした。
その因縁の「漂流者(アウトロー)」は今日のコンサートでは16曲目に歌われていました…。
甲斐バンドファンの年齢層は、見たところ45歳~が大多数のようでした。Yくんにはお兄さんがいたのでその影響を受けていたとか、内面はちょっとおマセな男の子だったのかもしれません。が、なんであれほど、「漂流者(アウトロー)」にこだわっていたのかはいまだに謎です。よほど13才当時の彼の琴線に触れる曲だったのでしょう。
甲斐バンドはその後も多くのヒット曲が出たので、何曲かは知っています。今日は2度のアンコールを含めた全25曲中、3分の1ぐらいは知っている曲でした。でも一番好きな「フェアリー(完全犯罪)」が入ってなかったのは残念。早々4曲目に歌われた「シーズン」は二番目に好きです。わたしは学生時代に2年間、ロックバンドでドラムを担当していたことがあり、知らない曲のときはドラムの音を拾って遊んでいました。
▼ちなみに今日の全曲目はこの通りです。
甲斐バンド
BEATNIK TOUR 08-09
- THE ONE NIGHT STAND -
日本武道館ツアーファイナル
01,きんぽうげ
02,感触(タッチ)
03,ガラスの動物園のテーマ~らせん階段
04,ナイト・ウェイヴ
05,シーズン
06,ビューティフル・エネルギー
07,カーテン
08,シネマクラブ
09,裏切りの街角
10,かりそめのスウィング
11,安奈
12,嵐の季節
13,地下室のメロディー
14,氷のくちびる
15,ポップコーンをほおばって
16,翼あるもの
17,漂泊者(アウトロー)
18,LADY(レディー)
19,HERO(ヒーローになる時、それは今)
-アンコール1-
20,25時の追跡(大森信和の映像)
21,胸いっぱいの愛
22,テレフォンノイローゼ
23,観覧車'82
-アンコール2-
24,破れたハートを売り物に
25,ラヴ・マイナス・ゼロ
26,100万$ナイト
それから、甲斐バンドファンって若いなぁと感心しました。若いっていうと通常年齢の少なさや人生経験の浅さなんかを指しますが、この場合の若いなぁ、は「元気」という意味です。ずっと立ちっぱで拳振り上げてる人もたくさんいました。それからすると、わたしはおばあちゃんだなぁ…と思いました。もしかすると、もう晩年に入ってるんじゃないか、と。(前の人がずっと座ってるのをこれ幸いに終始座りっぱだったもんね。)たとえば、かつて最もよくCDを聞いたと思われるロックバンド「マルコシアス・ヴァンプ」が再結成(いまどうなっているかわからないが…)したとして…。コンサートをやることになりチケットを購入します。いざ、コンサートホールでマルコシの曲に何曲ノれるだろうと想像したとき、4~5曲ぐらいが限界のような気がしたのです。なんかダメポ…。甲斐バンドのメンバーはメタボ。まぁ、それはよいとして、とにかくすごく熱気のある大人の、いいコンサートでした。
甲斐よしひろさんMC「ヘンなことブログに書くなよ。逮捕されるゾ(笑)。」に
観衆…
ご本人はどんなことを書かれても全然平気なんだとか。カリスマ健在。器が違う。