もはや「想定外」では許されない
今週8月29日(水)、内閣府より「南海トラフ巨大地震」の最大被害想定が発表になった。
この「最大被害想定」とは…最も在宅率が高いとされる「冬の深夜」に発生した場合を想定している。
そこに東日本大震災並みのM(マグニチュード)9クラスの巨大地震が発生し、
駿河湾から紀伊半島沖を中心に大津波が生じるケースでは、
関東以西の30都府県で津波などの死者が約32万3千人と想定され、
その中で最も死者の数が多いとされる静岡県のみでおよそ11万人にものぼる。
きょう9月1日は「防災の日」。
実家がある伊豆の下田で暮らしていた頃は、
2学期の始業日に東海地震を想定した「避難訓練」が行われていた。
始業式の後、教室で待機しているとお約束の「地震発生」の校内放送が入り、
地震が一旦収まったと想定されるまで各自机の下に潜って次の指示を待つ。
小学校では、椅子に備えている防災頭巾兼用の座布団をかぶって運動場に避難し、
保護者の役員随行でそのまま集団下校。
中学校では、教室から上履きのままグラウンドに避難して整列するまで、
どのクラスが最も所要時間が短く、態度が良かったか先生方が審査していた。
高校では、全校生徒が靴を履いて校舎前広場にクラスごとに整列、校長先生らの話を聞く。
生徒は「何か頭を守るものを持て」が超簡略化した「下敷き」や「ノート」を頭に乗せ、
それをあえて注意する先生もいない、気だるい避難訓練だったと記憶している。
そんな安穏とした避難訓練も今は昔(30年以上前の話ですので)。
下田では津波高の最大値が33メートル(下田港外の西方にある狼煙崎(のろしざき)付近)(沿岸部の平均は15メートル)と県内最高の最大津波高が想定され、
かつて懸念されていた東海地震どころではない厳しい状況を想定した減災対策に取り組まねばならなくなった。
ちなみに…最悪の場合、海辺にある実家は防波堤を易々と越える津波に呑み込まれて壊滅するだろう。
あまり悲観的になるのもよくないが、最悪の場合を想定しておく心の準備は必要かもしれない。
昨夜は首都圏直下地震と富士山噴火の特集をやってた…(@_@)
今週8月29日(水)、内閣府より「南海トラフ巨大地震」の最大被害想定が発表になった。
この「最大被害想定」とは…最も在宅率が高いとされる「冬の深夜」に発生した場合を想定している。
そこに東日本大震災並みのM(マグニチュード)9クラスの巨大地震が発生し、
駿河湾から紀伊半島沖を中心に大津波が生じるケースでは、
関東以西の30都府県で津波などの死者が約32万3千人と想定され、
その中で最も死者の数が多いとされる静岡県のみでおよそ11万人にものぼる。
きょう9月1日は「防災の日」。
実家がある伊豆の下田で暮らしていた頃は、
2学期の始業日に東海地震を想定した「避難訓練」が行われていた。
始業式の後、教室で待機しているとお約束の「地震発生」の校内放送が入り、
地震が一旦収まったと想定されるまで各自机の下に潜って次の指示を待つ。
小学校では、椅子に備えている防災頭巾兼用の座布団をかぶって運動場に避難し、
保護者の役員随行でそのまま集団下校。
中学校では、教室から上履きのままグラウンドに避難して整列するまで、
どのクラスが最も所要時間が短く、態度が良かったか先生方が審査していた。
高校では、全校生徒が靴を履いて校舎前広場にクラスごとに整列、校長先生らの話を聞く。
生徒は「何か頭を守るものを持て」が超簡略化した「下敷き」や「ノート」を頭に乗せ、
それをあえて注意する先生もいない、気だるい避難訓練だったと記憶している。
そんな安穏とした避難訓練も今は昔(30年以上前の話ですので)。
下田では津波高の最大値が33メートル(下田港外の西方にある狼煙崎(のろしざき)付近)(沿岸部の平均は15メートル)と県内最高の最大津波高が想定され、
かつて懸念されていた東海地震どころではない厳しい状況を想定した減災対策に取り組まねばならなくなった。
ちなみに…最悪の場合、海辺にある実家は防波堤を易々と越える津波に呑み込まれて壊滅するだろう。
あまり悲観的になるのもよくないが、最悪の場合を想定しておく心の準備は必要かもしれない。
昨夜は首都圏直下地震と富士山噴火の特集をやってた…(@_@)