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「おしん」再放送終わる

2020年03月22日 15時58分21秒 | 📺ウォッチング
去年から1983(昭和58年)度のNHK連続テレビ小説「おしん」の再放送を延々観続けていました。
「おしんブーム」にもなった超有名なこの作品はもちろん知っていましたが、リアルタイムで放送されていた当時、私は高校1年生。
自宅にはまだテレビ番組を録画できるビデオ機器もなく(仮にあったとしても録画までしなさそう)、祝日や夏休みなどに断片的にちょっと観たことがあったかもしれない程度。
全体的なストーリーや、なぜ平均視聴率52.6%(最高視聴率は62.9%)もの、近年では考えられないような高視聴率をたたき出したのか、さらには世界68か国や地域で放送されるほど人気だったのかを知りたかったのです。

毎週土曜日の深夜に1週間分まとめて再放送されるのを自室のDVDで録画して、
翌日曜日にひとりでマジ見すること数ヶ月…
ついに昨日、再放送の最終回を迎えました。
当時の朝ドラは1作品1年間という長丁場…全297話見切った感ハンパないです。
それで思ったことは、これはもうNHKの「大河ドラマ」に匹敵する濃く深いストーリーだということ、そして脚本家・橋田壽賀子先生の才能の凄さ。

しかしながら、田中裕子さんが演じていたうち、試練編で佐賀の義母との関係をこじらせたあたりのおしんの壮絶な人生ドラマを、❝朝から❞テレビで観ていた主に主婦のみなさん…これから1日が始まるという時間帯に、鉛のように重苦しい気持ちにならなかったのでしょうかね😅 

それから、おしんの「しん」は辛抱のしん。なんて言われたりもしていたので、
辛抱強い女性の苦労話のイメージが強かったし、もちろんそれもあるのですが、
実はおしんはただ辛抱ばかりしているだけではないんですね。
信念に基づいて猛烈に自己主張するし、創意工夫もすれば、もう無理!となったら逃げだしもする。そして新天地で自分の運命を切り開いていく強さ、逞しさにも惹きつけられました。
いまとは時代背景がまったく異なるものの、「おしん」というドラマから混沌として生きづらい現代に生きる私たちを下支えしてくれるような心強さをもらったような気がします。

最後に、全297話の多彩な登場人物の中で、私が最も好きだったのは…
加賀屋の大奥様「八代くに」(演:長岡輝子さん)です。
幼少時~おしんの理解者かつ大恩人であり、「くに」なくして後のおしんはあり得ない…懐の深い立派な大奥様でした。
「くに」の死後の加賀屋の人々の末路を思うと、なんともいたたまれない気持ちになりますが、希望の光はお加代の忘れ形見、希望(のぞみ)の息子・圭(けい)。
再び掲げた「加賀屋」の暖簾をいまも守り続けていると信じたい。










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