オウム特別手配犯・高橋克也容疑者、ついに逮捕

正午のＮＨＫニュースより。

地下鉄サリン事件などで警察庁から特別手配を受け、川崎市の潜伏先から逃走していたオウム真理教の元信者、高橋克也容疑者（54）。
きょう15日（金）の朝、東京都大田区西蒲田の漫画喫茶で発見され、警視庁は高橋容疑者と確認し殺人容疑などで逮捕した。
オウム関連事件での特別手配者の逮捕は今年に入って、1月の平田信被告（47）、菊地容疑者に続き3人目。事件から17年を経てようやく特別手配の19人全員が逮捕された。

（写真左・中）高橋容疑者が来店した漫画喫茶（急きょ本日休業）。
店員が「高橋容疑者に似た人物がいる」と警察に通報した。
（写真右）去年からの足取り。発見された西蒲田は潜伏していた川崎にあまりにも近い。

　　

長年の逃亡生活で高橋容疑者の風貌は指名手配写真と激変。
このような逃亡犯は生への執着があるのか、追い詰められても自死は選ばないのですね。

　　

高橋容疑者が逃亡していた17年間はあまりにも長い。
まだサリン事件が起きる前のこと、帰省中の実家で祖母、父、伯父と雑談をしていた。
mamataroはまだ20代であった。ふいに伯父が「まーちゃん（私のこと）、オウムっていうのは怖い集団だよ。拉致した人間を地下室の薬液の池で溶かしてこんなに小さくして（ジェスチュア）、船で東京湾に沈めてしまうんだって」と吹聴していたことを思い出す。
その時雑談していた3人はすでに鬼籍に入り、mamataro自身もこの17年間はちょっと思い出すだけでも本当にいろいろなことがあった…。
そのような長い年月、オウム事件の被害者の方、ご遺族の方が本当に地獄の日々を送られていたことを思うと何ともやりきれない気持になる。最後の特別手配者が捕まっても心の傷が消えることはない。

地下鉄サリン事件の実行犯の送迎役など、一連のオウム事件に深く関与した疑いがある高橋容疑者。せめて事実究明のために真実を包み隠さず供述してほしい。

「ミヤネ屋」より
高橋容疑者が発見された漫画喫茶の店員さんを取材。

当初は「（きょう）店員が通報した」という報道でしたが、
おととい、きのう（水・木曜日）と、警察に高橋容疑者に似た人物が同店に来店しているという通報があり、
きょう警察官が来店者リストを見せて欲しいと来店。
その時ちょうど来店していた高橋容疑者（らしき男）が、川崎のＡＴＭで撮られた写真に似ていると怪しんだ店員さんが、「似ている人がいま来店している」と警察官に情報提供したのだそうです。その（らしき男）こそ高橋容疑者でした。

　

店員さんのお話の途中で、「通報した」から「情報提供した」にテロップが切り替わっていました。