久保さんの「西鉄ライオンズ」卓話と予期せぬ球団生き証人の登場！

　今日の夜は楽しみにしていた「第192回いきっ子会」の日、久保歩さんが西鉄
ライオンズをテーマに卓話に登場してくれた。会が始まる頃には会場はほぼ満員、
西鉄ライオンズの全盛期を知る世代の方々も多い。その中に、嬉しい方が混ざっ
ていて驚く。前身の西鉄クリッパース創設時からスカウト、営業、広報など球団
そのものの設立運営に最初から携わられた中島国彦さんである。

　中島さんといえば、あの「青バット」大下弘を西鉄に引き入れ、多くの有望選
手の獲得に尽力された立役者。御年86歳、とにかくお元気で驚かされた。写真集
をまとめる際、中島さんがお元気なことが判っていれば、編集の早い段階で話を
聴かねばならなかった方である。私が時間をかけて行った写真の分析作業なども
もっと楽だったかもしれない。

　昭和42年に球団を離れるまで、運営全体に関わっていた方だけに、写真集も隅
から隅まで目を通してくれて「いくつか間違いのあるバイ」と言ってもらった。
言い訳ではないが、チェック漏れや勘違いがあるのは仕方ないことだと思ってい
たので、チェックしてもらえるのは有り難い。増刷の際に間違いがあれば反映せ
ねばならない。発表して初めて、皆の目に触れて指摘もしてもらえる。

　過去に出されたライオンズ関係の本も同様。勘違いや間違いは結構ある。完璧
にミスのない本を探す方が大変なくらいだが、一度出してしまえば間違いがいつ
の間にか正しいものと誤認されたままになる事もまた事実で、訂正する機会があ
れば正すのが当たり前である。近いうちにお時間をいただき、訂正すべき箇所の
確認をさせてもらう約束をさせてもらった。中島さんには、聴きたいことがたく
さんあるので、楽しみである。

　久保さんの卓話は、さすがは元アナウンサーにして、現役のアナウンス学校の
講師である。話の導入部、西鉄ライオンズを知らない方々が多い中、巧みに話を
誘導する。残念だったのは、卓話が会の後半に設定されていて、終演時間が決ま
っていたために久保さんの話の時間が30分強と少なかったこと。３時間話せるほ
どのネタを考えて順番も決めて来てくれたのに、少ない時間で申し訳なかった。
（私は会の主催者ではないのでどうしようもなかった）

　22日、某新聞社の取材を受けた。数日中に記事にしてくれるそうだ。28日は
RKBラジオの朝の番組「中西一清スタミナラジオ」に電話出演。いずれもフォト
ブックの新作のPRである。弟が仕事を手伝ってくれて、福岡市内の主要書店の
大半にフォトブックが並ぶようになった。私がちまちま動いていた時には、丸善
や紀伊国屋書店、金文堂など数店舗しか販売窓口がなかったのだから、多くの方
の目に触れる機会がやっとできた訳で弟にも感謝。

　フォトブックのこれまでに寄せられた感想文を、どうすべきか考えていたが、
別ブログで順次公開することにした。もちろん名前など個人情報は伏せてであ
るが、800通を超える感想文をずっと読んでいくと「フォトブックを発行して
本当に良かった」と実感する。口コミで今もじわりと広がる支持者の環を実感
する毎日である。

福岡市内線の思い出ブログ

今日の写真は、博多祇園山笠の追い山ならし櫛田入り昭和36年の光景。
レトロ写真アーカイブより。

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